今が辛い時こそ「最高の未来」を信頼する

次男が後6日でシンガポールに旅立ちます。社会人になるからもうしばらくは会えないだろうなぁ。

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

こんな未来をずっと夢見てた

昨日はずっと次男が行きたがっていた山梨県の御殿場アウトレットに行ってきました。アバクロやTOMMY HILFIGER、バナナリパブリックやアディダス、夫はキャラウエイやテーラーメイドなどゴルフ関係のお店でショッピング。

２人に「ママ、試着するから色の組み合わせとか見て意見くれる？」と試着室の前で２人のファッションショーに付き合わされることに。

「紺色とパープルだったら、紺色の方が合わせやすいんじゃないかな。」

「もうワンサイズ上の方がいいかも。なんかピチピチ感（きつそうな感じ）半端ないよ！」

そんなこんなで、私以上に買い物を楽しんでいる２人。

その隙間を縫って私も少ないけれど、ちょこちょこ試着してお買い物を楽しんでいました。

すると次男がこんなセリフを言ってきました。

次男「ママもちゃんと買い物してくれてよかったよ。」

私「は？どういうこと？ちゃんと買ってるよ。」

次男「ママいつもこういう時って遠慮するじゃん。自分は遠慮するくせに僕たちには好きなの買いなさいっていうでしょ？だから今日は買い物楽しんでくれてよかった。」

このセリフを聞いて、「あぁ、子供ってちゃんと親のこと見てるんだなぁ」と実感しました。

子供が小さい時は特に、子供の服は優先的に買うけれど（成長して着られなくなるから）お母さんである私のものは後回し。

夕飯でも子供が食べたいものを作って、私は残っているものを適当にかき集めて食べる、なんてことを結構やっていたんです。（出張で夫はいないことが多かった）

まさかそんなことをしっかり息子たちは見ていたなんて全く気づきませんでした。

そして夜は夜で家の近所で美味しい焼き鳥屋さんに夫と次男とで行き、次男の社会人になってからの大きな夢について話を聞かせてもらいました。

生ビールを皆んなで飲み、美味しい焼き鳥を食べながら。

夫と次男が仕事について熱く語り合っているのを側で聴きながら、ぼんやりと昔を思い出していました。

「あぁ、私って今すっごく幸せだなぁ。ずっとこの日のために私、長いこと頑張ってきたんだなぁ」って。

子供が大人になったから一緒にお酒飲めて。夫と息子が仕事で同格に語り合う。最高じゃん！！

海外で暮らすって、本当に大変だった

私は結婚しても1年はなかなかCAの仕事を辞めたくなくて、ずるずる夫は香港、私は日本と別居婚を続けていましたが、母親に「子供はどうするの？」という言葉の攻撃に根負けし、仕事を退職して香港へ。

そこから15年半にわたる海外生活が始まったのですが、香港に渡ってすぐの頃は友達がいなくて、本当に孤独でした。

今まで小学生からずっと「組織」にいたから勝手にクラスメイトや部活仲間、仕事では同期や先輩、同僚など自然と知り合いができる環境でしたが、仕事を辞めて新天地に引っ越すとなかなか知り合う機会ってないことにまず衝撃でした。

程なく妊娠し、出産。今度は慣れない育児が始まり、さらにドイツに転勤に。

ドイツもデュッセルドルフやフランクフルトなど日本人が多く住む地域だったらまだよかったのかもしれませんが、私が住んでいた地域はアジア人がほとんどいない地域ばかりで私はめちゃくちゃ浮いた存在だったのですね。

近所の公園に息子を連れて行っても、ドイツ語はまだそれほど話せなかった私はママ友などできるはずもなく、いつも長男と私の２人孤独に遊んでいました。

そして長男は現地の幼稚園に入ることになったのですが、やっぱりドイツ語がなかなか話せず、仲間外れにされてつらそうでした。

その状態を見ている私も辛かったのですが、ドイツ語の習得のためにドイツ語学校に私が通っていたので、どうしても長男には幼稚園に行ってもらう必要があったのです。

そうこうしているうちに次男が現地で生まれ、夫はさらに仕事が忙しくなり、10日間の長期出張もよく入る日常でした。

本当にあのドイツ時代が一番辛くて、よく近所の森の大木に寄りかかって1人泣いたりしていました。その時だけ大きな木が私の気持ちを受け取ってくれているかのように感じ、気持ちが少しだけ落ち着くことができたのです。

今こうして文字に改めて書き起こしてみるとわかったのですが、大木に寄りかかって1人アジア人が泣いている様を見たドイツの方はどう思っていたんだろう？かなりヤバい人って思われていたかもなぁ、、。

ずっと長いこと日本人学校のない地域に住んでいたのでインターナショナルスクールに長男が通うことになり、次男が4歳になったタイミングで今度はイギリスに転勤になりました。

海外生活が始まって11年経ってやっと英語圏に住むことになった私たち夫婦は、「息子たちをバイリンガルに育てよう」と決めました。

夫婦ともに日本でずっと育ってきたので、英語に苦労した経験を持っていたからです。

子供が小さいうちはママ友の交流がそのまま子供の交流に直結します。長男も次男もクラスにはアジア人が彼らしかいなかったので、とにかくイギリス人の友達を作ろうと私は色々なお母さんに

「どうかうちの息子と遊んで欲しい。家に来てもらってもいいですか？」とお願いしてまわりました。

私の必死さが通じたのかはたまた優しいママさん達だったからか、みんな快く承諾してくれ息子と仲良くしてくれる友達が1人、また1人と増えていきました。

みんなが何を話しているのかあまり英語が聞き取れなかったけれど、クラスのママ同士のコーヒーモーニングには胃が痛い思いをしながらも参加し（ストレスで胃が痛くなったのです）、親が集まるサマーパーティ、クリスマスパーティにも必ず参加していました。

もうねぇ、パーティって全然楽しくなかったの！毎回「ヒアリングテスト」を受けているかのように耳に全神経を集中させて挑むから、もう帰宅したらへとへとになっていました。

会話を楽しむ、というより会話を理解する、で終わっちゃってましたから。純ジャパの私（日本で普通に中学からThis is a pen.から英語に触れた人種w）は海外で生きるの、本当に大変でしたー。

でもいつか息子たちが笑える未来を手に入れる日が来てくれたら！
生きる力の強い子になってくれたら！

その目的が明確だったのです。ずっとブレることなく。

辛い時こそ未来に光を

私ね、このイギリスから日本に戻って3年後にまたアメリカに転勤になったのですが。

そのアメリカで次男にまさかの心臓の病が見つかったのですよ。

もうあの時は赴任して3ヶ月経った頃だったから、本当にアメリカ医療のシステムの知識もなく、ただただ不安でしかなかったです。

でも、

でもいつか息子たちが笑える未来を手に入れる日が来てくれたら！
生きる力の強い子になってくれたら！

ここにずっと光を当ててきたから、きっと乗り越えられたんだと思います。

目標、目的、夢、という未来の「私が望むもの」ってありますよね。
どれも似たように感じるかもしれないです。

でも同じなようで違うの、わかりますか？

目標は「どうしたら達成できるかがわかっているもの、道標」なんじゃないかと思います。

甲子園に行くのが目的、だとしたら。
そこに向かうために、どんな練習メニューを組むか、が目標ですよね。

ランニング毎日４KM走る！とか。
素振り100回やる！とか。（すみません、私は甲子園球児ではないので、そんなんじゃ甘いですよ！かもですね。基準がわからずあくまで例えです）

で、なぜ甲子園に行く目的があるの？って問いを立てると。

アメリカのメジャーで活躍したい！っている夢があるかもだよね。

私たちは生きていると、色々な問題にぶつかることがあります。本当に嫌だよね、私は嫌だった！

でもね、今に問題を感じるとしたら

必ず、こうなりたい！という（夢）があるはず！！

そのためにまずは目指したいと思っている事（目的）があるはず。

そのためにやらなきゃいけないな、ってわかっていること（目標）があるはずなんです。

だから人は問題を感じるのですよ。このどれかがうまくいかないから。

結婚したいのに、この彼とうまくいかない。

それは大好きな人と安心できる老後を作りたいという夢があり。

そのためには私が我慢しないでそのままな姿勢で幸せを感じられる関係性を手に入れる目的がある。

このどちらかがうまく行っていないから、問題だと感じる。

そのために今できること、行動すべきことは？が目標なんだろうね。

夢は目的を達成するための、ガソリンみたいな感じかな。
夢はいずれ、また目的に変わっていくからね。

だから今が辛いあなたに言いたいこと。

まずは未来の光を信じてほしい。

でも信じられない！！って思うかも。だって私がそうだったから。

だからね、まずは諦めないで！

今回のブログの内容が心に入ってくれたら本当に嬉しいけれど。
大変な時って、実は何も入ってこないのよ。

私がそうだったからすっごくわかるの！！

だからまずは「幸せをあきらめない！」だけ頑張ってほしい！

そうしたらどこかのタイミングで次のステップのお話できたらな、って思います。

そんな色々苦労あっての今の幸せをゲットしたからこそ、このワークショップやろうと思ったんです。

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