執着を手放すってこんな感覚でした

執着と聞くと、「私をフった元彼のことがまだ好きで、ずっと忘れられず、なんとか復縁できないか、と考えてしまう状態」のイメージを思い浮かべることが多いんじゃないかと思うのです。

私、結構振られまくりの人生だったので、何度もこの心境に陥りました。

実際なかなか別れた彼が忘れられず、彼にまた偶然遭遇しないかな、、、と彼の会社のビルの周りをうろうろしたこともあるくらい、かなりヤバイ人間だった時期もありました。(こわー)

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

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執着=不自由さ

執着している時って、ほぼ100%、全然幸せ感がないんですよね。

彼と一緒にいたいのに、会いたいのに、寂しいのにどうにもできない状態。

だから自分が何もできない感覚で、苦しくてたまらない状態。

なんで私じゃダメだったんだろう、、という無価値感を感じたり。

こんな私なんか、どうせ好きになってもらえないんだ!!という自己攻撃もしちゃったりね。

当時、私は心に大きな重りがはまっているような感覚で、心が苦しかったです。

前に進めていない感覚が強く、足に重たい鎖がついているようで、本当に自由がない感覚でした。

自分を幸せにしてあげようと思えた瞬間、手放せた

私、人生の中で「執着を手放せた!」と自覚できたことが1回だけあります。

それは、夫が他の女性と会っている現実を知った事件(事件って表現が変?)の際、起こりました。

知ってしまった直後は、もう夫を責め立て、何度も

「私に悪いって思わなかった訳!?」

「会っている最中、私のことは思い出さなかったの?」

「罪悪感は全く感じていなかったの!?」

とワァワァ泣きながら夫を責め立てる日々が続いたり。

「私が女として価値がないからだ。あっちの女の方が綺麗だし、仕事できるし」← なんと執念でその女性のブログや当時流行っていたのSNSミクシーでアカウントを探し出したので、何をしている人か、どんな外見なのかわかっちゃったのです。

私は夫の事は今でも好きだ、でもだからこそ許せない!!

そんな感情に翻弄させられ、夕飯を作っている最中、いきなり涙が溢れ出て一人キッチンで泣き喚く日もありました。

また夫は私に隠れてその人と会うんじゃないか、、。そんな気持ちに苦しくなる日もありました。

眠れず食べられずで体重もガーッと10KG落ち、心も体もクタクタな状態になりました。

そんなこんなで7ヶ月が過ぎた頃、ふっと「この状態から私をもう解放してあげよう」という思いが天から降って来ました。

自分の持っている貯金を計算し、このお金でどれくらいの期間、親子3人で生活できるのかシュミレーションしました。
当時長男が中学受験を終えたばかりだったので、この学校の授業料のみを夫に払ってもらえれば、なんとかなる、、と思いました。

そして夫に告げました。

もうあなたを責めてばかりの自分を見るのは嫌なこと。

好きという気持ちと、許せない!という気持ちのアップダウンにもう疲れたこと。

また彼女に会うんじゃないか、という恐怖を感じるのに疲れたこと。

あなたを縛ろうとコントロールする自分にも嫌気がさしたこと

だから別れましょう。

そんな言葉を伝えました。

この瞬間、心がファァ〜っと軽くなったのを今でも覚えています。

夫と私は、当たり前だけれど別々の人間。

夫がどう行動するのか、私には縛る権利はないし、私も縛られる義務はない。

もう、夫を手放そう、、。

そう思ったのですが、意外にも、夫は「もう一度僕にチャンスをくれ!絶対に僕は変わるから!」と言い出し、離婚は却下になりました。

でも、あの瞬間、「手放し」が私の心の中でできていたので、それ以降は「また会うんじゃないか?」という疑いも持たなくなりましたし、夫をギャーギャー責めることもほとんどなくなりました。

ほとんど、と書いたのは、その後カウンセラーになるまでの2年間、1年に1、2度、お酒を飲んだ時にたまーに感情の蓋が開くのか、「あの時どんな気持ちで彼女に会っていたのよー!」と絡むことはありましたので、、。

責めなくなったのも、疑いを持たなくなったのも、冷めた、とか、夫に興味がなくなったわけではありません。

やっぱり大好きという気持ちに変わりはないのです。

変わりはないのですが、なんと言いますか、自分を大切にしてあげよう、幸せにしてあげよう、、という気持ちが強くなれたというか、そう思えると、夫も大切にしてあげよう、とか、もっと喜ばせてあげよう、とか、そういう「自分の足で立っている感覚」になれた気がします。

そういう意味では、執着している時って、彼の存在や彼との思い出にしがみついたり依存しているのかも、と今の私は感じます。

振られまくっていた時代に執着していた時って、本当に苦しかったなっと経験上感じます。

本当に泥に足をとらわれているようで、もがいてももがいても何もできないような、進めていないような、焦るばかりで不安ばかりで、本当に苦しかった。

執着を手放すってなかなかできないものですが、私は「自分を幸せにしてあげよう」という思いから、手放しをすることができました。本当に手放せた瞬間の解放感って半端ないです。

もしもあなたが今、執着で苦しんでいるとしたならば。
大丈夫、あなたにも絶対に手放しができますから。
あなた自身を、あなたの生き方のプロセスをどうかどうか信頼してみてくださいね。

面談のカウンセリングでは、音楽を使いながらの心理セラピーを使ってこの執着を潜在意識下で手放す取り組みをしていきます。執着を手放せずに前になかなか進めない方、是非ご利用くださいませ。

実際にクライアントさんが執着を手放したらどうなったか、実例でご紹介しています。

今日もブログを読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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