前回に引き続き、先日のカウンセリング講座「パートナーシップがうまくいかないご相談、あなたはどうカウンセリングする?」にて、ご質問を頂きましたので、ブログ内でお答えしますね。
今回がこの講座からのQ&A最終回です。
今回は2本立てのご質問にお答えします。
いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
怒りの解放の仕方とは?
とてもわかりやすいパートナーシップの講座をありがとうございます。ボランティアカウンセリングのクライアントさんが親に強い怒りを持っている時に、どのようにしてクライアントさんの怒りを解放してあげたら良いのかがまだよくわかっていません。
怒りや悲しみをどのように聞いてあげればその怒りが解放できるのかそこが漠然としていてよくわかりません。私もずっと怒りを抑圧してきたからかもしれません。
どのような言葉でクライアントさんと関わっていくと涙が出るような解放ができるのでしょうか。教えていただけるとありがたいです。どうぞよろしくお願い致します。
最近、飲むと香ばしい黒豆が入っているお茶にハマっています。ということで今回のご相談者さんは黒豆さんに決定です。黒豆さん、ご相談をありがとうございます。
ボランティアカウンセリングというのは、弊社カウンセリングサービスのプロカウンセラーになるためのカリキュラムの一つなのですが、ボランティアでクライアントさんのご相談を承っている方なんですね。
そのような方がご自身のカウンセリングスキルをさらにアップさせたいとご相談してくださっている訳です。弊社のボランティアカウンセラーの方達はやる気があって素敵です。
では早速お答えしていきましょう。
怒りの下にある悲しみを話してもらう
親に強い怒りを持っている時
親子関係の怒りは、他の人との間に感じる怒りよりも根深いものが多いものです。
子供にとって親という存在は特別な存在ですし、何よりも「愛してほしい」「気持ちを受け止めてほしい」という期待がとても大きいのですね。
多くの場合、それが叶わなくて心に傷ができた分だけ親に失望し、怒りがどんどんと大きくなっていきます。
「愛して欲しかったのに、愛してもらえなかった」
「気持ちを受け止めて欲しかったのに、受け止めてくれなかった」
「私を優先して欲しかったのに、優先してくれなかった」
「私を尊重して欲しかったのに、尊重してくれなかった」
そんな悲しみがクライアントさんの心の中にあるんじゃないかな。
どのような言葉でクライアントさんと関わっていくと涙が出るような解放ができるのでしょうか。
まずはどんな悲しみがクライアントさんの中にあるのか、その部分を「言える範囲でかまいませんから聞かせて頂けませんか?」とクライアントさんに伺ってみましょう。
そして「それは悲しかったですね」「それはお辛かったでしょうね」と悲しいお気持ちを受け止めて、そして寄り添ってあげてほしいのです。
親に受け止めてもらえなかった悲しみや、わかってもらえなかった悲しみがあるからこそ、黒豆さんにわかってもらえた嬉しさはクライアントさんにとって格別なものとなります。
無意識のうちにクライアントさんはカウンセラーに、親を投影しているものですから。
この心の傷(悲しさや悔しさ、しんどい気持ちなど)をわかってもらえた分だけ、心の傷は少しづつ癒えていきます。癒えていくと、怒りも解放されていくのです。
あなた自身が怒りを解放したかったとしたら
あなた自身が怒りを手放したり、解放したいとしたら、上記のことをご自身でやってみると良いですよ。
まずあなたの怒りの感情の下にある、あなたの悲しみは何なのか。
ゆっくりとあなたの心の中を見ていきましょう。
そして悲しい感情がどんな悲しみなのか。
その感情にあなたがそっと「そうだったんだね。それは悲しいよね。」と自分自身に寄り添ってあげてください。
この悲しみが癒えた分だけ、あなたの怒りも少しづつ少なくなっていきますからね。
怒りは本当に心に大きな負荷がかかる感情です。
少しでも早く怒りの解放が進むと良いですね。

兄弟の関係性について
ご質問をいただきました。
兄弟関係で兄が比較的親に依存的、弟が自立的になることはありますか?またどのような心理からそうなりますか?
今回のご相談者さんは柏さんに決定!まもなく端午の節句。この季節には柏もちが欠かせませんからね〜!
兄弟関係で多くのケースでは長男長女が自立的、弟妹が依存的というパターンになることが多いのです。「お兄ちゃんなんだから、弟の面倒を見てあげてね」と親から言われることが多いからです。
しかしながらその逆のケースもないわけではありません。
例えば第一子は母親にとって初めての子育てとなります。その分不安も大きくなり慎重になることも多いもの。
そうなると我が子が怪我をしないように、失敗しないように、悲しまないように、とにかくなんでもしてあげようとし、先回りしてなんでも親がやってしまう。
そうすると第一子は自分で判断して行動する機会が失われていきます。そしてなんでも親にやってもらうことが当たり前になっていきます。
一方弟である第二子は、親にとっては育児は慣れたものとなり、第一子よりは余裕を持って育児に取り組むこととなります。
どこまで手をかけたら良いのか、どこから手を抜いても育児上問題がないのか、加減がわかるようになります。
第一子の時は泣いたらすぐに抱っこしていたのが、「まぁ泣いても少々放っておいても問題ないな」とわかると、見守りつつもまずは夕飯作りが優先、と思えば少々泣いていても放置してしまうことも出てくるわけです。
そんな状況の延長線上で何年も育児をしていると、だんだんと弟の方がしっかりとした自立的な男性へと成長していくこととなります。
また、こんな例もあります。
地域によっては、「長男」は一家の宝、と扱われ、手取り足取りなんでも親がやってあげ、それが「長男を大切にすること」と誰もが信じているケースがあります。
そして長男以外の子供は「宝ではない」扱いを受け(それも酷い話ですが)、色々と家のことを手伝わされたりそこまで手をかけてもらえないことで、必然的に自立的な人格へと成長していくことになります。
反対にそうなることで長男が自立する機会を失ってしまうことになり、依存的になってしまうこともあります。
いずれにしても「親がその子にどう関わるか」が、子供の性格に大きく影響を与えます。
そして兄弟姉妹、母親は平等に接しているつもりでも平等になっていないケースもやっぱりあるわけです。
柏さんはどのように育てられた方なのでしょうか?
親に依存的だから、自立的だから良いとか悪いはないのですが、そのことで何か柏さんに問題に感じることがあるのかどうか、が大切なポイントとなってきます。
親に依存的だと、
経済的に依存しているのか(働かない、いつも親にお金を無心して親がつらそうだなど)
なんでも親に相談して、自分では決められないマザコン男になっているのか(妻の立場だとこれが嫌悪感になることが多い)
という問題が生じたり。
反対に親に対して自立的というのは、あまり悪い意味は一見なさそうですが、例えば毒親で縁を切りたくて自立的という「歪んだ自立」もありうるわけで、
どちらにしても、過度の依存や自立が問題なのですね。
依存的なのは男性性が育っていないことが問題であり、自立的なのは女性性が育っていないことが問題となりやすいです。
つまり依存的ということは
自分で決断する力
自分で稼ぐ力
自分で行動する力
自分で誰かを守る力
が弱いことが多く、
自立的ということは、
誰かに頼る力
誰かに甘える力
誰かを許す力
誰かに寄り添う力
が弱いことが多いのです。
ここを育てていくことは、大人になってからも十分可能です。
その点は安心してくださいね。
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