苦しい恋愛パターンから抜け出したい!

先日の「執着を手放す講座」にて、ご相談を受け付けさせて頂きましたが、講座内で1つだけお答えできなかったものがありましたので、このブログで回答させて頂きます。

今回のご相談、「私も同じ悩みを持っている!!」という方、結構多いのではないでしょうか?

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

目次

私のわかって欲しい気持ちをわからせたくなる衝動

依存から愛情を与えられる素敵な女性にどうしたらなることができますか?

「辛くて悩んでいる時、1番の味方になって欲しい。」
「私のわかってほしい気持ち」をパートナーにぶつけすぎてしまいます。

また、大切にされていないと思っても、なかなか自分から別れることが出来なくて辛い思いをしてしまいます。

今回のご相談者さんは、太陽さんにしましょうか。関東はやっと梅雨に入りましたが、太陽の照り付け力はもう夏のようですね。

太陽さん、ご相談をありがとうございます。

「私のわかってほしい気持ち」をパートナーにぶつけすぎてしまいます。

このような行動をとってしまう方、少なくない気がします。カウンセリングでも本当に多く伺うお話ですから。

こういった行動をとってしまう方の多くが、過去、

「わかってもらえなかった悲しみ」

を抱えていることがほとんどです。
そして、この悲しみを再現させる出来事が、今のパートナーシップの間で繰り返し繰り返し出てくる感じではありませんか?

感情は「感じることが辛いから、その感情をなかったことにする」と、その感情を感じさせる事象が追いかけてくるように身の回りで起こるようになります。

その一方で、わかってもらえなかった悲しみを受け止める心、寄り添える心が自分の中で育ってくると、パートナーにわからせようとすることがなくなってきます。

本来、自分の気持ちを100%第三者にわかってもらうことは、無理があります。

もちろん「そうだよねー、それは悲しいよねー。うんうん、わかるなぁ〜」と言ってもらえたら、何割かはわかってもらえた気持ちにはなりますけれどね。

まずはその「何割かでもわかってもらう体験」が大事です。

元々男性は「感情」というものに苦手意識を持ちやすく、なかなか理解ができない、という事実もあります。

特に「泣くこと」に関しては、子供時代、「男が泣くなんてありえない。もっと強くなりなさい」と親から接してこられた体験を持つ男性は少なくありません。

そのためには、「悲しい」という感情を感じないように抑圧してしまうことが求められた経緯があります。

だから自分の感情にもあまり意識が向きにくいですし、当然パートナーの感情にも意識が向きにくくなってしまうのです。

っというわけで、まずは共感上手な人に受け止めてもらい、少しでも「わかってもらえた体験」を積んでいくと良いと思いますよ。

苦しい恋愛なのに別れられない心理

大切にされていないと思っても、なかなか自分から別れることが出来なくて辛い思いをしてしまいます。

これも、「わかるわかるー!私もそうです!」という方、多いかもしれません。

これはきっと「一人になる不安感」「寂しさを感じる恐怖」を感じるからこそ、辛くても一人になるよりはマシだ!と思ってしまっているのではないでしょうか?

自分には幸せになれる自信がない。
私が幸せになれるはずがない。

そんな無価値感を感じてはいませんか?

「後3ヶ月たったら、めっちゃ素敵な男性と出会えてお付き合いできますよ!」

なんてことが決定事項だったら、とっととこんな大切にしてくれない男性と縁を切れると思うのです。

でもなぜ切れないかと言えば、そんな素敵なことが、私には起こるはずがない!と確信しちゃっているから、ではないでしょうか。

太陽さん、ここまで読み進めてみてどうでしょうか?
そんな確信、お持ちではないですか?

もう耳だこかもしれませんが、こう言った無価値感は親子関係で作られることがとても多いのです。

お母さんからの太陽さんへのダメ出しや否定は、どの程度のものでしたでしょうか?もし、仮にそれがあったとしたら、まずはそれは

お母さんの主観

だと知ってくださいね。たった一人の女性の意見だということで、それは正しいかどうかは甚だ疑問なのです。

まずは思考レベルで、知ること、です。

ただ思考を司る「顕在意識」は心の3%しかないと言われ、残りの97%の潜在意識が司る感情が納得しないと、この無価値感はなかなか払拭できないのも事実。

無価値感(特にお母さんによって作られた無価値感)を癒す具体的な方法は以下のブログで説明されていますので、是非取り組んでみてくださいね。

愛情を与えられる女性になるには?

依存から愛情を与えられる素敵な女性にどうしたらなることができますか?

最初のご質問を最後にお伝えしますね。

このブログでお伝えしてきたこと、つまり「自分の感情は自分で受け止められる心を持つ」ことと、「無価値感を手放す」こと。

加えて、自己承認ができることと自分を愛することができることも大事になってきます。

その上で、あなたの中の「内なる王子」を育てることが、愛情を与えられる力をつけることに直結します。以下の記事に内なる王子と姫の話をお伝えしているので、是非ご覧ください!

シャンパンタワーで考えてみると理解しやすいと思うのですが、上のグラスがいっぱいになって初めて下のグラスにシャンパンが注がれてコップが満たされていきますよね。

愛情を与えられる人になるには、まず自分が愛情で満たされていないと与えられません。

しかもその愛情は、自家発電のように自分の心からこんこんと湧き上がってくるものです。
そんな自分になるためにできること。

自分に我慢をさせない。
自分に寄り添ってあげる。

自分を応援してあげる。
自分に感謝をしてあげる。

よくやっているね、と自分を褒めてあげる。
大好きだよ!と自分を自分でハグしてあげる

これらが挙げられます。
今からできることから、是非取り組んでみてください。

太陽さん、これからも応援していますよー!
ご相談をどうもありがとうございました。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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