先日、「自分が主役で生きる人生〜アカウンタビリティマインドを育てる〜」というテーマで心理学講座を行いました。
その講座内でご質問を頂き、講座内でお答えできなかった分をブログでお答えしていこうと思います。いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
お母さんの言葉の力
母親に幼い頃からずっととてもネガティブなことを言われ続けて、特に新しいことに挑戦しようと頑張っている時に、「そんなんできるの?」「どうせやったって無理」等言われまくり、無価値感や無力感を洗脳やマインドコントロールされているかのように感じている自分の感情と意識を変える為にはどうしたら良いですか?
今日のおやつはアップルパイでしたので、今回のご相談者さんはアップルさんに決定!
アップルさん、ご相談をどうもありがとうございます。
お母さんにダメ出しされて、本当に心が折れること沢山あったことだろうと思います。
そして、今なおその声は心の中で再生されているのではないでしょうか?
私たちは「どのような言葉を親からかけられてきたか」によって、性格や思考パターンが作られていきます。
3歳までにこの思考パターンの土台は作られ、その後の親だけではなく友達や先生からどのような声をかけられたかによって、12歳までにはほぼ完成形に出来が上がると言われています。
ただやはり、お母さんの影響力はダントツで、アップルさんもおっしゃっていますが、まさに洗脳レベルの力があります。
意識を変えるには?
ご質問の「感情と意識を変えるにはどうしたら良いのか?」についてですが、いくつかあるうちの3つをお伝えしますね。
できたことノートを書く
夜寝る前に、「今日できたこと」を5個できれば10個書いていきましょう。どんな些細なことでも良いのです。というか、些細なことほど書いてください。
遅刻しないで会社に行けた
今日は料理に数種類のお野菜を入れてみた
部屋を掃除した
トイレ掃除もできた
スーパーでレジの方に「いらっしゃいませ」と言われ、「こんにちは」と返事できた
通勤電車の席の争奪戦の時、疲れている人のためにあえて負けてあげた
こんな感じで、本当に些細なことで良いのです。
書き終わった後、どんな気持ちになるでしょうか?
「私、今日も頑張ったじゃん。偉いぞ、私!」
そんな言葉を是非、自分自身にかけてあげてくださいね。
周りの人に私の良いところを聞いてみる
なかなかアプローチが難しいと感じるかもですが、最初に聞く人の良いところをお伝えすると、聞きやすいかもしれません。
「◯◯さんの良いところって、笑顔が素敵で、いつも爽やかな印象ですよね。受け答えも丁寧ですし。挨拶も率先してみんなに声かけしていますよね。ところで、私の良いところってどこでしょうか?今、良いところを聞く宿題が出ているので、教えていただけると嬉しいのですが、、。」
という具合に。「宿題が出ている」というと、結構人は親切なので、教えてくれるものですよ〜。
こうして、自分の才能を沢山知って「そうなんだ、私の中にはこんな才能があるんだ」と受け取っていきましょう。
お母さんは絶対ではないと知る
これは思考の力を使うのですが、お母さんは絶対ではないと知ることも大切です。
私たちが幼少期は、当然お母さんも若いはず。私の母は私を21歳の時に産んだので、6歳の頃(小学1年の頃)なんてまだ27歳だったわけです。
私が27歳の頃なんて、今から振り返ってもまだまだ人生経験が浅く、夫と喧嘩してビービー泣いていたような、本当に未熟者だったなぁ、、と思います。
アップルさんのお母さんも、きっと同じで、まだまだ人として未熟な時の言葉だったはず。その言葉には信憑性がないわけです。
ついつい、「私には無理なんじゃないか」「どうせやってもできっこない」というお母さんの言葉が心の中に出現したら、その度に、
「この考え方を手放します」
と宣言していくことが大切。
何度も何度も。意識を変えるには、「何度も」が大事。長い間繰り返してきたパターンを変えていくのは、どうしても時間がかかります。
諦めずに「繰り返す」ことを意識してくださいね。
アップルさんならできます!大丈夫!
今回のご相談、本当にどうもありがとうございました。