先日の心理学講座「魅力の受け取り方、自己嫌悪の扱い方」に沢山のご参加をありがとうございました。
そこでご質問をいくつか頂いて講座内でお答えできなかった分を、ブログでお答えしていきますね。
いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
今日車検から車が戻ってくる時に、車屋さんが乗ってきてくれたのですが、お会いするのは3度目です。
いつも男前の方だな、と思っていたのですが今日は何故か私を振った男性とかぶって見えてしまい、午後からそのことを思い出しムカムカが止まりませんでした。
何故今頃そんな気分になったのか、わかりません。最近ではネットで出会った人とまだお会いしたことありませんが、メールでやり取りをしている状態です。
もしかしたらそういうことはやめといたほうがよかったのかどうなのか?関係あるのでしょうか?
自分では今のメールのやり取りは、楽しんでいるつもりではありますが。
若い時はメールのやり取りではなく、リアルにストレートに会っていたので、昔の方がストレスになる心配がなかったかな、と思ってしまう自分がいたりします。読んで下さりありがとうございます。
なぜ今頃20年以上も前のフラれたことを思い出し、怒ってしまうのか、不思議な感じです。暇ではないのですが、どうしたことでしょう?
元彼を思い出し、怒りが出る理由
私は毎年夏に北海道に旅行するのが習慣になっているのですが、その北海道だけに住む「シマエナガ」という鳥がとっても大好きなんです^^
見ているだけで、あー、もうめっちゃ癒されるぅ〜^^
ということで、今回のご質問者さんはシマエナガさんに決定です!
シマエナガさん、ご質問をどうもありがとうございます!!
さて、20年以上も前にシマエナガさんを振った男性を思い出し、イライラさせられるのは、それなりに理由があると思います。
いくつか理由が考えられ、カウンセリングならば「今の状況」や「お父さんのこと、どう思っている?」といった親子関係などを伺いながら、正確な分析をお伝えできるのですが、ここではブログでの解説となりますので、一般論的な解説になることをご理解ください。
では早速参りましょう!!
男は敵だ!という思い込みがあるケース
いつも男前の方だな、と思っていたのですが今日は何故か私を振った男性とかぶって見えてしまい、午後からそのことを思い出しムカムカが止まりませんでした。
この文章に大きなヒントが隠れているのですが、この車屋さんの男性にシマエナガさんは好印象を抱いていたのですよね、以前までは。
しかし、何故か今回は昔、シマエナガさんを傷つけた男性とかぶって見えた。
こう言ったケースの時、潜在意識の中に「男は私を傷つける敵」という思い込みがある可能性が出てきます。
「この男性、素敵だわ〜」と思っていると、
「コラコラ、男はこんなにも酷いやつだったことを忘れるな!心を許してはいかん!!また傷つけられるぞ!」
と警告してくるわけです。
20年以上前にフラれた、とありますが、よっぽど酷いフラれ方をしたのでしょうか?
特に初恋の男性は、その後の恋愛パターンを左右するくらいに影響力が高いので、印象に残りやすいのも事実です。
またはそれ以前の問題として、シマエナガさんのお父さんの影響も考えられます。
シマエナガさんのお父さんは、どんな人だったのでしょうか?
シマエナガさんに優しく接してくれていましたか?
褒めてくれるお父さんでしたか?
いっぱい遊んでくれるお父さんでしたか?
怖いお父さんではありませんでしたか?
お父さんは世の中の男性の代表選手ですから、「お父さんが敵」と心の中で思っていると、世の中の男性、皆敵に思えてきてしまうものなのです。
婚活や結婚そのものに抵抗があるケース
自分では今のメールのやり取りは、楽しんでいるつもりではありますが。
若い時はメールのやり取りではなく、リアルにストレートに会っていたので、昔の方がストレスになる心配がなかった
「今のメールのやり取りは、楽しいです。」
じゃなく、「楽しんでいるつもり」と書かれています。カウンセラーは言葉尻を掴んで「分析」するので、嫌がられる存在なんですよね(滝汗)
でも、こういった言葉一つ一つに「潜在的に思っている気持ち」が隠れているものなのです。
なんだか心を見透かされるようで、嫌な気分になってしまったらごめんなさい。でも、それが仕事なもので、、、。(汗)
また、「昔の方がストレスになる心配がなかった」とも書かれています。っということはネットで出会った(多分マッチングアプリでしょうか?)男性とのメールのやり取りはストレスに感じているようです。
今のご時世、どうしても
マッチング→メールでのやり取り→デート→デートを重ねながらメール(またはLINEでのやりとり)→結婚まで関係性を育む
という流れで、結婚という目標に進むケースが多いですよね。
例えば「絶対に海外留学をしたい!!」と思っている人にとって、英語の勉強はストレスには感じないものです。むしろ英語が大好き!という方も多く、英語に少しでも多く触れていたい!と思うもの。
でも英語は嫌いだけれど、受験科目に入っているから仕方なく英語を勉強している人にとっては、英語に触れることってストレス以外の何者でもないわけです。
シマエナガさんは、本当に結婚したいと思っていますか?
男性という存在は、愛したい存在ですか?
結婚したら、毎朝白いレースのカーテンから優しい朝日が入ってくるリビングで、入れたてのコーヒーで大好きなダーリンと「今日も大好きだよ(ハート)」とささやきあうのが夢なんです〜!!
というような結婚のイメージってあります?
とりあえず結婚するのが、なんとなく人として当たり前の生き方かな、と思う、とか。
親に心配かけたくないから、とりあえず結婚かな、と思うとか。
正直結婚って、なんだか自由がなくなるようで、女ばっかに負担がかかってくるようでめんどくさいもの、なんですよね。
なーんて思ってはいませんか?
これはシマエナガさんのご両親がどんなパートナーシップを築き上げてきたのか、にも影響を受けるところです。
婚活や結婚にブロックがかかっていると、「男性は良い存在ではない」と思わせる事象(この場合は元彼を思い出して怒りを感じる)がどうしても目につきやすくなるのです。
元彼との別れがまだ癒されていないケース
20年以上も前の失恋の時、ちゃんと悲しい感情を感じ切りましたか?
誰かに傷ついた悲しみを話して、ちゃんと受け止めてもらいましたか?
その心の悲しみを心の中に封印して、仕事に邁進したり。
こんなことで悲しんではいかん!!と悲しむ自分を否定したりすると、その悲しみは未処理となり、心の中を漂います。
感情は感じ切らないと、手放すことができません。
何度も何度も、その悲しみを感じる出来事を引き寄せ、当時の悲しみや怒りを感じることになります。
異性のパートナーは味方だと思えたら
私はパートナーシップのカウンセリングの案件が圧倒的に多いのですが、男女ともに「異性のパートナーは私を傷つける存在」と心の中で思っていると、パートナーシップは必ずと言っていい確率で、残念ながらどこかのタイミングで壊れていくものです。
この思い込みは、多くの場合、異性の親から植え付けられることがほとんど。
でも、私たちは誰かを愛したい存在であり、私されたいと思う存在なのです。
心から傷つけてやりたい!なんて思ってはいないものです。
ただ、人生生きている中で「傷つけられた」と思う事象があったとなると、どうしても「男性は(女性は)私を傷つける存在」と思ってしまうのは当然のことだと思います。
ここをどうやって「異性は味方」と思えるか。対面のカウンセリングでは、そう思ってしまった経緯を細かく伺い、イメージセラピーなどで癒しを進めていきます。
本来、男性は「大切な人を守ってヒーローになりたい」という思いを抱え、女性は「優しさで男性を癒してあげたい」という思いを抱えていることが多いもの。
この思いをお互いに認め合い、信頼し合えることができたら最高のパートナーシップを作ることができます。
今回はシマエナガさんのご質問で、このことをお伝えできる機会を得ることができました。シマエナガさん、良いご質問を本当にどうもありがとうございました。