昨夜、かなり大きな地震が熊本でありましたね。
まだまだ余震が続き、不安な心境の方も多いかと存じます。
一日も早く、心が平穏になる日常が取り戻せますように。
カウンセリングでこんなお話を伺うことがあります。
夫とけんかは殆どありません。
言い争うこともありませんし、意見がぶつかり合うこともありません。
そのかわり、ほとんど会話もないんです。
「今日はご飯いるの?」
とか、
「そのお塩とって」
など、必要最低限の業務連絡みたいなことだけ。
最初はモチロン仲良しな時代でした。
でも、お願いしてもちゃんと思った通りやってくれなかったり、
私の気持ちを理解してくれていない気がして、
だんだんと「どうせ言っても無駄」と思うようになり、
諦め感満載になっちゃいました。
夫婦というより、同居人、ですね。
この「諦め」も、実は怒りの一種ととらえることができます。
本当は私の気持ちをわかってほしかったのに。
もういいもんね~、ふんだっ!!(`ヘ´)
と怒っちゃっているのですね。
もちろん、
「なんで浮気したのよ~!ぎゃぁ~~~!!(怒)」ヽ(#`Д´)ノ
という、攻撃的な怒りもありますよね。
どちらにしても、怒りは破壊的なパワーを持っていますし、
怒りの感情は、時に自分でも抑えられなくて暴走してしまうこともあります。
だからこそ、長く続けるパートナーシップでは、
この「怒りの感情」とうまく付き合っていく必要が過分にあるんです。
なかなか仕事優先で、会えない彼がいたとしますね。
やっと今週末に会えそう!と思っていたのに、
「ごめん、やっぱり無理そう。」
と言われちゃったら・・・
「なんでいつもいつも私と会ってくれない訳?
もう嫌いってことなの?
どうなのよ、説明してよ!!」
「いや、別に嫌いとかじゃなくて、
繁忙期でいそがしくて、その・・・」
なんて言われても、全然スッキリなんかしません。
なぜなら、自分の欲しい答えも、欲しい感情も手に入ってこないから。
本当はどうにかこうにか、時間を作って会ってほしい。
この期待に応えてほしいのですよね。
「お願い、本当に楽しみにしていたの。
ほんのちょっとでもいいの。5分でも10分でも顔見ることができたら、
私きっとそれだけで幸せ。
また頑張れる力がもらえるから。
ダメかな。」
ときいたほうが、きっと期待に答えてくれる確率は10%は高くなるかも?
ですよね。
怒りの下にある、本当に伝えたい気持ちはいったい何?
↑ この目線をいつも持つことができたら、少なくとも破壊的パワーは
抑えられそうです。
今月のみずがきカウンセラーの心理学サロンはこの怒りの感情を取り扱います。
第3回【心理学サロン】「『怒り』は助けを求める心の叫び」
日時:2016年4月28日(木) 13:30~15:30
場所:渋谷区文化総合センター大和田 学習室2
※ 前回と場所が異なりますので、注意してくださいね。
受講料:3240円