自己嫌悪から関係性を壊してしまう問題

彼からの連絡の間隔がだんだん開いていく。 

なかなか会ってくれなくなる。

そんな状況になると、私たちは「自分のアレが原因か?」と一人反省会をやり、自己嫌悪にハマり、それが元で関係性をどんどん壊す行動をとりがちになります。

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。           

目次

自己嫌悪のループにはまる

私たち、このような経験はありませんか?              

パートナーとなんだかうまくいっていないな、、と感じ始めた時。

「いつの頃からうまくいかなくなってしまったのだろう?」
「いつ、どうして2人の間のボタンをかけ違えてしまったのだろう?」

「あ、もしかしてあの時のケンカがまずかったか?」
「それともあの時、メールの返事がおそい!っとキレてしまったことが原因か?」

などと過去に気持ちを向けて、

「あの日のあの事が原因か?」
    ↓
「あ~、何であんな事私しちゃったんだろう!?」
    ↓
「あ~。ばかばか!あそこでキレなきゃよかった!私って何で我慢できなかったんだろう!」
    ↓
「でもさぁ、彼もメールくれないの、ひどくない!?私がどんな気持ちで待っていたのか、わかっていて当然じゃない?それをわかってくれない彼も悪いよね!」
    ↓
「でも彼に嫌われちゃうのは嫌だし。もし別れようって事になったらどうしよう?やっぱりその時キレなきゃよかった。あ~。やっぱり私って最低だぁ。」

と、自己嫌悪のループにはまってどんどん気持ちが落ちていくばかり。
このような経験、あなたはしたことありませんか?

自分を攻撃してる度合いだけ、相手も攻撃してしまう

もしも皆さんの中に、


「この彼(または彼女)、なんだかパートナーとして自分とは合わないかも?」
「もしかしたら、自分の求めている人とズレているのでは?」


という気持ちを感じた経験があると理解しやすいかもしれませんが、

人の心が離れて行ってしまう時は、

あの日あの時の言動で「別れようかな」と思ったというよりは、
すでにその少し前から、「どこかこの人ではやっていけない気がする」と心の中に積もりに積もっていった可能性が高く、

あの時、あなたがキレたことは、最後のひと押しになったということ。

もちろん、過去の自分の行動を振り返り、反省して、直したほうが良い点は改善していくことは自己の成長に繋がります。

ですが、
「私って最低な女だ!」
自己嫌悪にはまってしまう為に過去を回想することはあまり得策ではないように思います。

心理学でよく言われる言葉に
「過去と相手は変えられない。変えられるのは未来と自分自身。」
というものがあります。

過去の出来事を使って自己嫌悪にはまってしまう、すなわち自己攻撃をしてしまう時、同じ分だけ「相手も攻撃」してしまいます。

というのも自己嫌悪というのは、自分がダメな物、という心の傷が引き起こされます。
そしてこの傷をかき乱す相手に攻撃性が生まれてしまうからなのです。

自己攻撃と他者攻撃の力学

私の話なので、もう少し自己攻撃と他者攻撃の関係性について解説しますね。

私は初めてお付き合いをした男性に、振られて恋愛関係が終わったという経験をしました。

この出来事以降、いつも心のどこかで

「私はきっと男性に愛されない」
「いつか私は必ず振られる。」
「それは自分が全然魅力的じゃないから!」

と無意識に思い込んでいました。

その後お付き合いをした男性が

「電話を頻繁に掛けてくれなかった」
「せっかくの週末のお休みに(私はシフト勤務で1か月に1度か2度しか
週末はお休みではなかったんです)デートの日程を計画してくれなかった。」

なんてことをすると、

「私は愛されない女」
「私は魅力的じゃない」

自己嫌悪している部分が刺激され、その気持ちを感じたくないので、相手を攻撃して心のバランスを取ろうとしてしまいました。

(文章にすると系統立てて考えているように見えますが、この一連の心の動きは本人が考えてしているものではなく、無意識に心が動いているので、本人にはこの認識はありません)

「何で電話してくれないのよ!」
「何でせっかくのお休みなのに、会ってくれないのよ!」

と当時付き合っていた彼を攻撃しまくっていました。

結果、毎度撃沈!!
5人連続振られ続ける経験しました。

こんな攻撃的な態度を取っていたら、きっと当時の彼らは「俺は愛されていないんだなぁ」と感じていたことでしょう。

とてもじゃないけれど、

「みえこは自己嫌悪感を刺激され、それを感じたくないから僕を攻撃しているのだ。」

と私の自己嫌悪の心理パターンの事を理解することはできなかったはずです。
ただただ「すぐ攻撃してくる、メンドクサイ女」と認識していたことでしょう。

自分を愛してあげるには

もしもこの「自己嫌悪」をちょっとづつでいいのです、手放していけたらいいですね。
そしてそのかわりに、「自分を愛してみよう」としてみませんか。

あなたの心が愛でいっぱいになったら、その愛を与えてみたくなります。
もっと言うならば、あなたの内側から「愛」のオーラが沢山あふれてくる。

そんな雰囲気を自然と醸し出してくる。
そんな言葉のほうがピッタリくる気がします。

自分の気持ちを変えると行動が変わってきます。
行動が変わると周りの人の反応が変わってきます。
そして、あなたの未来も変わってきます

あなたの素敵なパートナーシップの為に。
そして、あなたの大切なパートナーをこれ以上攻撃して傷つけないために。

自分を愛してみませんか。
私は愛されるにふさわしいんだと、思ってみることに挑戦してみてはいかがでしょうか。

「あ~、無理無理!絶対に愛されない!愛されるわけないじゃん!今までだってうまくいったためしがないんだから!」
という気持ちになったら。(昔の私がよく感じていました)

「こんな暖かい太陽の光を神様は与えてくれた。私、神様に愛されているんだなぁ。愛されるにふさわしんだなぁ。」

「こんなおいしいご飯にありつけた。神様に愛されるにふさわしいんだなぁ。」

と日常で「ありがたいなぁ」と思える事を探し、そして「神様に愛されている」と実感していただきたいのです。

実際、歩けることも、目の前の世界が見えることも、ご飯を食べることが出来る事も「当たり前」ではなく、「ありがたいこと」です。

私、去年の10月に肋骨と鎖骨を骨折して、橈骨神経麻痺、腋下神経麻痺まで発症して、右手の握力がほぼゼロになってしまいました。

あの当時は、お箸も使えず字もかけず頭も顔も洗えず、とても生活に苦労していました。

でも、回復した今ではりんごの皮がむける!
本当に右手が動くってありがたいことだ、と再実感する日々です。

そんな事に想いを巡らせているとき、きっとあなたは優しい表情をしていると思いますよ。
そんな時に心に「愛」がチャージされているときです。

そんな時間を一つでも多く持ってみてください。自己攻撃するあなたからきっとあなたは変われるはず。

あなたが変わればあなたの行動が変わり、周りの反応が変わり、未来が変わります。
未来が変わること、それはつまりあなたの人生が変わること。
あなたの運命が変わっていくことです。

あなたの幸せになるステップ、私は応援していますよ!!

いつでもあなたのお話、伺うことをお待ちしていますね。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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