外見は女性だけれど、中身はオッサン!
バブルのころは「オヤジギャル」も沢山生息していました。
もしもあなたがそんな方で、恋愛がうまくいかな~い!!という方に読んで欲しい。
隔週金曜のアメブロ、恋愛テクニック。
「やってられねぇよ!」
「あ~、もうほんと、マジでムカつく!」
そんな言葉が
「もう、やっていられないわ!」
「あ~、本当にイライラしちゃうわ!」
よりも自分らしいし、何よりラク。
仕事帰りにも、焼き鳥屋でビールジョッキをゴクゴク半分までイッキに飲んで
「ぷは~っ!(≧∇≦) やっぱ仕事の後は、ビールに限るねぇ~。おやじ、焼き鳥盛り合わせ頼むわ!」
などとオッサン化している自分が、本当に自分らしい気がする。
つるむ女友達も、類友というか、ホントオッサン化した女子が多く、
話す内容も
「ったくどいつもこいつも世の中のオトコどもは、なんだか頼りないんだよ!」
「それにさぁ、そんな男たちにぶりっこして気を引く女って、ホント、やめてって感じだよね。
甘える女って同じ女として、ホント、正直気持ち悪いし、意味わかんない。」
といった男性の批判か、女らしい女性への批判。
体はオンナだけれど、性格はオッサン。
そんな方はいませんか?
まぁ、上記はかなり極端に表現しましたが、実は結構多いのではないかな?と思うのですよ、性格がオス化した女性って。
実は私もそうなのですけれどね。(*^^)
なぜこうオス化してしまうかと言えば、原因はさまざまですが、例えば、
家の跡取りである男の子を親は望んでいたけれど、女の子である私が生まれてがっかりされた子供時代だった。
お母さんは家事育児でものすごく大変で、「女は損だ!」という口癖をずっと小さいころから聞かされてきた。
実際社会に出ても、男性優位な世界で「女は損だ!」と思っていた。
などが考えられます。
でも世の中競争社会ですし、実はオス化すればするほど闘争心は鍛えられますから、仕事の上ではやりやすくなることも多く、メリットも沢山あります。
でも、、でも何ですよね。
パートナーシップでは女性がオス化すればするほど、「オトコは頼りない」と感じてしまう傾向にあります。
それはなぜか?
オス化するということは、すなわち自立傾向が強まるということ。
自立化した女性には、バランスの法則から依存的な男性が寄ってきます。
または同じくらい自立した男性とは「対立、競争」が生まれるので、これまたパートナーシップがうまくいかなくなる。
いずれにしても、「中身はオッサンだよ~ん」のまんまですと、
恋愛が長続きしない
そもそも恋愛が始まらない(オトコは頼りなく見えてしまう)
結婚してもケンカが絶えない
といった問題が浮上してきます。
オトコなんか別にいらんわ!
仕事もあるから食いっぱぐれることもないし、、。
と、思えたら問題はないのですが、、。
「でもずっと一人はやっぱり寂しい」
「オトコはいらんけれど、子供は欲しいからなぁ、、」
「ずっと鎧を着て戦うのも、なんか違う気がする」
などという思いがこころの中にムクムクとわいてきたとしたら、、
もう一度女性に戻るチャンスがやってきたのかもしれませんね。
ここからがやっと今日のキモの話なのですが、、
(キモイ話じゃなく、キモの話。しかし前置き長すぎだな、、)
ここで一つ抵抗が出てくるかもしれません。
弱い女性になっちゃうと、オトコに負けてしまうんじゃないか
とか、
オトコに媚びる自分になるなんて、自分が自分に嫌いになりそう、
という気持ちがムクムクわいてきませんか。
オス化してしまう原因で、結構的を得たもので、
「大人の女性になることが恥ずかしい!
自分の中の女性性を真正面からとらえることが恥ずかしい!」
というものがあります。
つまり、、
男性に抱きしめられたい、ベッドの上で愛されたい、と思う自分を「はしたない!」と受け入れがたく感じたり。
そして自分の中の女性性を感じてしまうと、自分がどんどん弱くなっていく感覚になることが多いです。
と同時に、男性が立場的に上、女性である私が下のように感じ、気に入られるために男性に媚びる、情けない自分を意識してしまうような感覚にもなるかもしれません。
実は女性性をどうとらえるか、はお母さんとの関係がどうであったか?がとても関係してきます。
女性性のエネルギーは、お母さんから流れてくるものですから。
お母さんがお父さんに大切にされていたか、邪険に扱われていたか
お母さんが女性であることを楽しんでいたか、損してばかりだと嘆いていたか
あなたが恋をすることを歓迎していたか、恋なんて汚らわしい!と否定的だったか
お母さんはあなたに優しかったか、ヒステリックに接していたか
お母さんをどうとらえているかによって、あなた自身が「大人の女性」にどんなイメージをもつか、影響を受けてきます。
私のお話になりますが、私は父から「色気なんか出すんじゃない!」と中学生辺りから言われるようになり、
クラスの男子から電話がかかってくると「娘はいません!」と私の目の前で受話器をがちゃん!と置くような父でした。
(黒電話なので受話器が重く、本当にがちゃん!と音がするんですよ。)
父に小言を言われるのがウンザリだったので、ファッションもGパン系が多く、スカートは極力はかないようにしていました。
そうなんです。無意識に女性らしくなることを禁止してきたのですね。
また父は「女だからって男に負けるな!」という教えでもあったので、とにかく男性との競争意識も半端なくありました。
だからこそ、恋愛は上手くいかず、フラれてばかりでしたし、結婚生活も夫と競争していたせいで、だんだんと上手くいかなくなりました。
そこで心理学にたどり着いて「女性性」という言葉を知りました。
そこから「みえぽん(私のことです)改造計画」に取り掛かり、「沼田さんって本当に女性らしい方ですよね」と言われる今となりました。
昔の私を知る友人は「みえこ、あなた随分変わったねぇ~」と驚かれます。
具体的にあれこれと取り組みましたが、一番私に影響を与えたことは、
男性に頼り甘えて、彼らに感謝や称賛の声を伝えることでとても愛される体験をしたこと。
その体験を通して、男性からエネルギー(豊かさ)をもらい、女性からもエネルギー(やる気や癒し)を与える事ができるとわかり、女性性は素晴らしいものだと実感したことです。
(最初は「そんなことしたら、私の負けじゃん!」などと思っていましたが。)
そして、パートナーに愛されたい、抱きしめられたい!と思うことも大人の女性なら本当に当たり前のこと。
セクシュアルなエネルギーは、恋愛の後押しもしてくれますし、何よりホルモンの力にとても影響を与え、女性をさらに魅力的にしてくれますから。
私の中身はいまだにオッサンも存在しますが、同時に女性も存在しているということ。
「オッサンのエネルギー」もちゃんと残しているから、仕事がはかどるんだと思います。
だからオッサンの部分を全否定しなくていいのですよ。男性性と女性性は共存できるのですから。