お母さんに認めて欲しいと思ってた~親への怒りを手放すと、人生うまく流れるんですよ~

カウンセリングをしていると、気づかされます。

子供の頃、ほとんどの人は「お母さんに褒められたい」って思っていたということを。
「自分の頑張ったことを認めて欲しい」って思っていたことを。
「自分の気持ちをわかって欲しい」って思っていたことを。

子供が公園のブランコで
「見て見て、ママぁ~。こんなに大きくこげるんだよ!すごい?」
とママに褒めてもらいたがっている場面に遭遇したことはありませんか?

お母さんに褒められたい一心で、お手伝いを頑張ったり。

カウンセリングで、このような声をきいたことがあります。

「私はずっと学校に行きたくなかった。
でもお母さんは私が行きたくないのに、無理やり学校に行かせた。
私の気持ちを踏みにじられた気がした。
お母さんは、私の気持ちを理解しようとはしなかった。
それが許せない。」

こうとらえると、そりゃあ、お母さんに対して
「ふざけんな!
あんたの所有物じゃないんだ!」
って怒りたくもなる。
うん、そう思う気持ちは良くわかります。

実際、カウンセリングをしていると、怒っている方は本当に多くいらっしゃいますから。

ではそのお母さんは、なぜ無理やり学校に行かせようとしたのでしょうか。

世間体?
子供が道を外れちゃうと、どう対応したらいいのやら、親もわからないから?

  

私が4日前の金曜日にこの「お母さん側の立場」に立たされました。

以前の記事「宇宙からのメッセージを受け取る」
にも書かせて頂いたのですが、次男坊が、2年通うとで軽自動車が1台買えちゃう
位、ちょいとお高いテニススクールに行き始めたのですが。

ハイパフォーマンス・テニスアカデミーと名前を打っているだけあって、
来ている子、来ている子、皆
あなたは錦織圭君かい?
と思う様な、凄腕の子供達ばかり。

レッスン4日目にして、学校に行ってる次男から携帯にメールが入りました。
次男「ちょっと帰ったら言いたいことがある」
私 「テニスのこと?」
次男「後で話す」

スクールバスのバス停から次男をピックアップし、車に乗せると、
いきなり泣き出しました。

(このブログを書いた当時は、私たちはアメリカのマイアミに駐在中でした。
なので次男は現地校に通い、スクールバスで通学していました。
このテニススクールは、マイアミに南米からテニス留学に来ている子供が通う子供もいるテニススクールでした)

「僕、テニス行きたくない!
今日は休みたいよーーーっ!」

「みんなすごい子ばかりで、僕だけいつも勝てない。
みんな僕のこと、へたくそなヤツって絶対思ってる!」

「みんな僕と組むと、皆の顔から笑顔が消えるんだ」
「だれも僕に話しかけてくれないんだ」

あまりに激しく泣くので、私もどうしたものか、迷いました。

カウンセリング中での言葉が頭の中でよみがえります。

「お母さんは、私が行きたくないのに、無理やり学校に行かせた。
私の気持ちを踏みにじられた気がした。」

その時、息子が言いました。

「テニスに行かない僕でも、ママは認めてくれているんじゃないの?
僕は無理していかないと、ママは認めてくれないの?」

あー、この目線なのか。
子供はここにこだわるのか・・。

私はこの「認める、認めない」
の部分ではなく、
「困難な状況でもへこたれない、生きる強さを考えた時、
この状況から「かわいそうだから」と逃げる方法を教えることが
大切なのか、立ち向かわせることを教えることが大切なのか」

をいの一番に考えていました。

多分、親は、思うのでしょう。

生きる力の強い子であってほしい。
人生で遭遇する、困難な状況を乗り越えられる強さを持って欲しい。

結局私は、
「5分でもいいよ。顔を出してきなさい。
どうしても無理だと思ったら、コーチに一言言って、ママに迎えに来いって
電話してくれていいから。
5分でいい。がんばっておいで。
ママ、駐車場で待機しているから」

彼はとぼとぼとテニススクールの玄関に向かって歩いて行きました。

どんなにか足取りが重かったことでしょう。
どんなにか逃げ出したかったことでしょう。

ママはどんなあなたでも認めているよ。
でも、君に強い人であって欲しいんだ。
ママは子供より先に死んじゃうから。
ずっと君を守ってはあげられない。

息子の後ろ姿を見て、涙がこみ上げてきました。

もし、あなたがお母さんに認めてくれなかった!っと怒りの感情があったとしたら。

あなたの知らない所で、お母さんは葛藤していたのかもしれません。
この日の私のように。

たとえ3分でダメだったとしても、3分いけたことを認めてあげよう。
褒めてあげよう。
そう自分に言い聞かせ、駐車場に車を止めました。

しばらく待っていましたが、次男からの連絡が携帯にありません。
「ありゃ?私の携帯、音量がゼロなのかな?」
と確認しましたが、音量は最大になっていました。
20分後、30分後。

携帯から着信音は聞こえませんでした。

そしてレッスンの2時間半が終わりました。
するといきなり携帯の着信音が!

「ママ、今どこ?」
「駐車場だよ、今そっちに車まわすから」

次男が車に乗り込んで言いました。
「ママ、さっきは泣いて困らせてごめんね。
今日、最高だった。
僕、今日、練習試合、勝てたんだ。2度も!
初めて、勝てたんだ!
今日はペアを組む時、一緒にやろう!って僕の名前を呼んでくれた人がいたんだ」

今回の私の選択は
「吉」
と出ました。

でも今回はたまたまで、
もしかしたら「もうここは嫌だ!」
という結果になったかもしれない。

どんな結果になるかなんて、その時はわからないんです。

お母さんがわかってくれなかった。
認めてくれなかった。

その怒りをずっとずっと抱えたままだと、きっとあなたが辛い。

その怒りを手放す第一歩が
「理解」になります。

私も今回、自分が葛藤して良くわかりました。
もしかしたら、あなたのお母さんも、葛藤があって悩んだのかもしれません。

怒りを理解、そして許しに変えて行くことができたら。
人生の流れが変わってきますよ。

自分の思う通りに、流れて行くようになります。

それは相手が加害者、相手が間違っている。
私はかわいそうな被害者、私は正しい。
怒りからそんな概念を自分に持たせてしまいます。

そんな思いで自分の外の世界を見てしまう。
自分がかわいそうな被害者でいるために、かわいそうな現実を引き寄せてしまう。

だから最終的には怒りを手放していきましょう・・・。
そんなご提案をさせてもらうことが多いのです。

親への許しは、こちらの記事もお勧めです

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

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