先日の恋愛心理学講座「過去の恋愛の清算は済んでいますか?」にご参加の皆様、本当にありがとうございました!!
2時間弱の講座のうち20分間を使ってご質問にお答えしたのですが、お答えできなかった分をこのブログにてお答えしていこうと思います。
いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
沼田先生こんばんは。私は数ヶ月前に夫から「家を出ていけ」と言われ、夫は不倫相手を選びました。只今離婚協議中です。夫とはまだ連絡を取らないといけない状態なのです。
そういう場合は夫とどう向き合っていけば良いのでしょうか?私は早く終わらせて清算して次に進みたいのですが。
夫からの返信は数ヶ月後に来たりします。元には戻りたくはないですが、連絡が来たりすると涙が出てきたり良い思い出ばかり思い出してしまいます。
今日はもう春が来たかのような、とても暖かい日になりました。(このブログをあげた夕方には急に気温が急降下!体調管理が大変な時期ですね)
というわけで、今日のご相談者さんは春子さんにしますね。
春子さん、ご相談をどうもありがとうございます。
今、本当にお辛い状態ですね。読んでいて、本当に心が痛みます。
夫とどう向き合っていけば良いのでしょうか?
とありますが、私は
春子さんがご自身とどう向き合うか?
という問いなんじゃないか、と感じました。
是非一緒に考えていきましょう!
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不倫された側の気持ち
春子さんはどのような経緯で、夫の不倫を知ったのでしょうか。
その事実を知った時のショックは、本当にものすごく大きかったことでしょう。
裏切られた感も半端ないでしょうし、自分以外の人に愛情を向けている事実は、本当に悲しさや悔しさもとても感じるものです。
春子さんの場合は、さらに「不倫相手を選んだ」という2重のショックが重なり、心に受けたダメージは相当なものだと思います。
その悲しみ、ショックは誰かに受け止めてもらえていますか?
一人で抱えるには、あまりにもお辛いことと思いますから。
この悲しみを抱えながら夫と連絡を取ることは、かなりきついと思うのです。
彼からの返信が数ヶ月後という、ゆっくりとしたやりとりとなると、協議は長期化するかもしれませんね。
だからこそ、春子さんの心のケアはとても大切になってくると思うのです。
自分を責めないことが大切
結婚生活が破綻すると、どうしても上手に相手を愛せなかった自分を責めてしまうことがあります。
「イライラして夫にあたってしまったことがあった。どうしてもっと冷静に伝えることができなかったんだろう!もう、私のばかばか!!」
みたいに。
でも、当時はそうせざるを得ない心境だったのですよね。
春子さんなりの、色々な理由がきっとあるんじゃないでしょうか。
だから、「あの時はあれはあれで仕方なかったんだ」と春子さん自身を許すことが大事です。
プロセスを信頼する
よく私は「マイプラン」と「スーパープラン」の話をクライアントさんにすることが多いのですが、きっと春子さんは夫との離婚なんて望んではいなかったはず。
春子さんのマイプランは、夫ずっと添い遂げることだったんじゃないかと思います。
でも、離婚するプランをどういう訳か、神様は計画していたみたいなんです。
春子さんの幸せのために、この離婚という出来事を神様が計画したとしたら。
辛い状況の時は、この出来事が幸せにつながっているなんて全く思えないのは重々承知しています。ごめんなさいね、春子さん。結構私、辛いことを言っているかもしれません。
でも、このような見方ができると未来の幸せを掴み取ることができるようになるんです。
それは、心のアンテナが「幸せ」にフォーカスされ、逃さないからなのです。
私も去年の10月に肋骨7箇所と鎖骨を骨折し、肺に穴が開いてしまい、挙句右手が麻痺してしまった大怪我をしました。当時はトイレに座るだけでも肋骨の骨折箇所に激痛が走り、なんで自分がこんな目に、、と思いましたが、
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この出来事のスーパープランは一体なんだろう?
と考えてみました。
現在もまだリハビリ継続中で完全に回復したわけではありませんが、おかげさまで多くのことを知ることができました。
例えば人とのつながり。
最近対面の面談が2週間ほど前から復活しましたが、面談ルームで同僚のカウンセラーに会うと、「おかえり〜!」と声をかけてもらえたり。
今月からフィールサイクルというジムに復帰したのですが、そこでも何人もの会員さんから「待ってたよー!おかえり〜!」、と声をかけてもらうことがありました。
怪我する以前にはあまり気に留めていませんでしたが、こうして私は何人もの人に支えてもらっていたんだな、、と気づくことができました。
入院中、「私は試練なんかに負けない!」という内容のブログを書きましたが、「勇気をもらえました!」「私も頑張ろう!と背中を押してもらえた気がしました!」と、コメントを何件か頂きました。
このブログです。
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あぁ、私の頑張っている姿で誰かの勇気になってよかった、と本当に嬉しく思いました。
そして私の方こそ、いただいたメッセージで幸せな気持ちを感じることができたんです。
そして、本当に絶望の淵にいる人の気持ちが怪我をする前よりも、より痛いほどわかるようになりました。私の右手からあっという間に力が奪われ、右手がぴくりとも動かなくなった時の絶望感は半端なかったですから。
もしかしたら私の右腕(特に肩のところ)は完全には戻らないかもしれないけれど、仕事の幅はグッと以前よりも広がったように思います。
春子さんも、本当に今は真っ暗闇の中にいるようなお気持ちだとお察しします。
でも、できたらどうか「この出来事の先に、もしも幸せがあるとしたら。どんな幸せがあるんだろう?神様はどんなスーパープランを計画しているんだろう?」と思ってみてほしいな。
私、この先に春子さんの幸せは必ずあると信じていますから。
ご相談、本当にどうもありがとうございました。