辛い時こそ自分を諦めちゃいけない

ただいま入院してもうすぐ4週間が経とうとしています。やっと3日前鎖骨骨折の手術が終わりました。

ここまでの道のり、異常なほど長かったなぁ。普通の人は骨折して3、4日後には手術できるものだからなぁ。

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

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陰極めれば陽と成す

私は整形外科の患者なのですが、整形外科の病棟は満床で、当初から内科病棟に私は紛れ込んで入院しています。

だからか、入院患者のほとんどが寝たきりの老人ばかり。ほとんど会話も成立しない患者さんも多いので、私は数少ない話ができる患者ということで、結構看護師さんとおしゃべりする機会もあるからか、多くの看護師さんから認知されている私です。

看護師さんのご家族の話とか、なぜ看護師さんになろうと思ったのか、とか結構プライベートなお話を話してくれます。

ただでさえ大怪我で救急搬送され、その上気胸になり胸に穴を開けて管を入れることになり、そのせいで手術が1週間延期になり、さらに右手麻痺発症で原因究明のための検査でさらに2週間手術がのびました。

結局、はっきりとした原因はわからず、多分これだろう、、?的なレベルでした。

この状況に多くの看護師さんから同情され、手術日が晴れて決まった時には多くの看護師さんから「やっと決まってよかったですねー!!」と声をかけていただきました。

手術の朝にベッドに看護師さんが置いてくれたカップ

いろいろな患者さんを見てきたそうですが、結構私のパターンは「かわいそう」な患者さんのようです。

まるで後出しジャンケンのように、次から次へと災難が降りかかる。

こんな状況で、じっとベッドにいる日常って、流石に結構精神的にしんどいですよ。テレビって本当につまらない番組ばかりだと再実感したし、どこにも行くことができないし、コロナ禍で面会はできない状況だし、時間がありすぎて、もう寝るか自分と向き合うしかない感じ。

「なんで今までそこそこ幸せだったのに、こんなことが起こっちゃったんだろう」って思っちゃいますよ。でもそんな時こそ、越えるべき山の前に来たということを自覚しなくちゃ。

当初のただの肋骨&鎖骨骨折だけだったら、とっくに退院してもう仕事復帰もしていたはず。

でも、麻痺まで発症しちゃったら、これは今年中はどうよ?的な深刻なレベルです。今年で済めばいいけどねー。それくらい山が大きいとわかるんだよね。その山の麓(ふもと)まで来ちゃったから。

本当、なんでくっつけたように、後から麻痺になっちゃうかねー?っていまだに不思議すぎる。ってか、なんで後からくっつける?って神様に聞きたい!

高い山も遠目で見てると「高さ」って実感できないんですよね。でも麓に来ちゃうと、つい山を見上げてしまう。そして麓まで来た人しか、山は越えられないんですよ。

毎日ね、ひたすらグーパーの練習をしているの。グーパーさえできないんですよ、今の私の右手。酷いよね。ベッドで一人グーパーグーパー、リハビリをしてる。側から見ると暗いやつだなぁ〜。

地味ですよー、本当に。気持ちもマジで落ちてくる。私、何やってるんだろうって。やばいやばい、たまには気分転換しないと。(って本当に入院してると外の風さえ当たれない。)

リハビリってさ、こんな気持ちで心が折れそうになるんだよね。

思うように動かせない苛立ち
果たして治るのか?という恐怖心
仲間から置いていかれる疎外感
痛みに対する不安

でも。

高い山に登る方法はただ一つ。

一歩一歩踏み出すしかない。一歩一歩はそれこそ歩幅だから、小さな距離。地味で高い山からしたら、全く無意味にすら感じる一歩です。

まるで毎日、一人ベッドでグーパーしてることと同じ。歯ブラシも持てないし、字を書くなんて神業にしか今の私には思えません。

いつかりんごの皮、剥ける日はくるのだろうか?途方もない目標です。普通の人は当たり前にできることなのに。

こんな器具つけていますー

こんな当たり前ができない日が来るなんて、本当になんで?って思いますがな。でもね、これを乗り越えることができた時、きっと見える世界が変わっているんだろうなって、なんとなくそれがわかっているから、きっと今がんばれているんだろうなって思います。

絶望は再生のサインだから。

あなたは私と違って、自由に手は動くかもしれないけれど、でももしかしたら私と同じように、何かの高い山を目の前にして、どうしたらいいのかびっくりするやら怖いやら不安に押し潰されそうになっているのかもしれません。

私たちに力があるから麓に来れたとしたら

山が遠くにあれば、その大きさに気がつかないけれど、その山を越えることもできないんですよ。

どういうわけかわからないけれど、山に登らないといけない境遇に置かれちゃったんだよね?

私もあなたも。

リハビリで心が折れる要因を先ほど書いたけれど。

これ、何もリハビリだけの話じゃないよね。

どうしたらいいのかわからない苛立ち
果たして幸せになれるのか?という恐怖心
自分だけが、周りから置いていかれるような疎外感

生きていると、問題にぶつかると似たような気持ちになりますよね。

私もあなたも神様が作った最高傑作のはずだから。

きっと乗り越える力もあるはず。必要なものは全て持っているはず。そう私は信じているよ。

だから今、山をあなたも目の前にしているとしたら。

私もおんなじ。

だから一緒に頑張っていきましょうよ。

明日も明後日も地道にリハビリ続けていくから。いつか右手が動くように。右腕が上にあげられるように。

あなたも大丈夫、必ず乗り越えられるから。安心してくださいね。あなたにもちゃんと力はありますから。私も頑張るね。

世界のどこかで頑張るあなたを感じるから、私も頑張れます。

ありがとう!

※ただいま入院中でカウンセリングはお休みしております。また復帰の目処が立ちましたら、ブログ上でお伝えしますね。



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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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