先日の心理学講座「罪悪感と無価値感〜幸せに生きるためにめっちゃ大切な心の仕組み〜」で、ご質問をいくつか頂いておりますので、ブログ上で解説していきますね。
いつもありがとうございます。カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
とても分かりやすく教えて頂きありがとうございます。今日の講義は特に心に苦くザワザワします。
①「父親に恋愛のことを相談する」とのことでしたが、考えるとしんどくなりました。
父親との関係は良いのですが、子供の頃家族によく「将来、あんたと付き合う男なんていないよ。もしいたとしてもよっぽどの物好きで、一人の男性の人生を台無しにしちゃうやろな」とからかわれていたことがきっかけだと思うのですが、大事なこと、恋愛や仕事、進路や友達など家族に大事なことほど話してきませんでした。
父親に恋愛の相談をすることを考えても、それならば一生孤独で酷い恋愛を繰り返した方がマシだと思っています。
②恋愛では不倫の関係か、相手からのいい雰囲気からの突然の未読スルーなどで逃げられることが多いです。
①と②は何か関係がありますでしょうか。ややこしい内容ですみません。よろしくお願いいたします。
罪悪感と無価値感、怒りのもつれ
今日のご質問者の方は、ひよこさんです。
私ね、頂いたご質問を読んで、とてもとても切ない気持ちを私は感じ、ひよこさんをとにかくハグしたくなっちゃたの。
将来、あんたと付き合う男なんていないよ。もしいたとしてもよっぽどの物好きで、一人の男性の人生を台無しにしちゃうやろな
この言葉にどんなに傷ついたんだろう。どんなに悲しかったんだろう。
だって親子の関係って
と、
ですよ!!
どれだけ親の存在が子供にとって大きく、自分は非力だと子供は感じていることか!
だから親の言葉は絶対。
親の言葉には想像以上に力があります。
子供の頃家族によく「将来、あんたと付き合う男なんていないよ。もしいたとしてもよっぽどの物好きで、一人の男性の人生を台無しにしちゃうやろな」とからかわれていた
この事実は、ひよこさんの心にとても影響を与え続けてきたのではないでしょうか?
そしてとてもとても悲しかったのではないですか?
私だったらとてもとても悲しい気持ちになります。
私って、そんな酷い存在なの?って。しかも心の拠り所にしたい家族からの言葉だとしたら、もう世界が信用できない気持ちになります。
血の繋がった、一番心許せる様な存在からさえ「それほど酷い存在だ」思われていると感じたら、どうして他人を信用できるでしょうか?
もう、誰も私を愛してなんかくれるはずがない。そんな気持ちを抱いても不思議ではありません。
悲しみは上に怒りという感情で蓋をして、感じないように人はします。
だから、、、
それならば一生孤独で酷い恋愛を繰り返した方がマシだと思っています。
という気持ちになるのかもな、、。
あなたたちのせいで、私は一生孤独なのよ!酷い恋愛を繰り返すのよ!
それは家族の(これは親の、という意味かな)あなたの心ない言葉のせいなんだから!!
と、両親に「罪悪感」を感じさせたいのかもなぁ、、と私は感じたのですが、ひよこさん、どうでしょうか?
だって私だったら、「あんたのせいで、私は傷ついた!」って怒りたくなるから。
だから私に謝罪しろ!悪かったって謝れ!!
そんな感情で心はいっぱいに私だったらなりそうだよ。
そして同時に、「私と関わる男性の人生をダメにしちゃう、私ってそんな酷い存在なんだ、、、」という呪いにかかって、無価値な自分をじわじわと感じ、私と関わる人を不幸にする罪悪感でたまらない気持ちになると思います。
罪悪感と無価値感と怒り。
もう3大祭り状態で、自分の心がぐちゃぐちゃになってしまうかな、私だったら。
それくらいひよこさんの心がかき乱されるのは、当たり前かもしれません。
今回の講座でひよこさんの心をザワザワさせてしまい、ごめんなさい。
でも、きっとひよこさんの気付きは、これからのあなたの生き方を変えていけるきっかけになると信じています。
うまくいかない恋愛を繰り返すとしたら
①と②は何か関係がありますでしょうか。
はい、大きく関係があります。
うまくいかない恋愛を繰り返す場合。この二つが原因であることがほとんどです。
罪悪感
子供は親から否定的な言葉をかけられると、自分が悪いんだ、、と罪悪感を感じます。
繰り返しますが、
ちゃんから見たら、
のいうことは、もう正しい!絶対だ!って思っちゃいますから。
堂々とした立ちっぷり!自信に満ちていて、いう言葉全部が正しいって思っちゃいますよ。
「だから親の期待に応えられない自分は、幸せになっちゃダメですよね、、」
そんな罪悪感で、自分自身を幸せにしないことを現実の行動でしてしまうことは、少なくありません。
これを無意識でやってしまうから、自覚なくやってしまうから、
「なんでいつも未読スルーされるんだろう?」と、訳がわからなくなります。
自分自身のどの行動がそれを引き起こしているのか?
そもそもどうして、そのような男性ばかりに出会うのか?
さっぱりわからなくなります。
でも現実に
②恋愛では不倫の関係か、相手からのいい雰囲気からの突然の未読スルーなどで逃げられることが多いです。
という状況を無意識で作っている可能性はあると思います。
無価値感
心は現実と一致していないと、苦しくなるパターンがあります。
講座内でもお伝えしましたが、浮気案件が分かりやすいかな。
浮気しているに違いないと心が思っている状態で、夫のスマホを隈なく見て浮気の証拠が出てこない場合。
「あ、浮気していない!よき!」
ではなく、
「いーや!絶対に浮気してるはず!もっと探せねば!カバン?GPS?探偵?」
とさらにガサ入れは続くわけです。なぜなら心が納得しないから。
で、浮気証拠が出てくれば、心が「あ、やっぱりね〜」と一瞬安心するわけです。
そのあとは怒りと絶望と悲しみと、もうとんでもない気持ちでこれまた大変になるのですが。
無価値感を感じている方は、「無価値な私に相応しい現実」を求めます。
心と現実を一致させたい願望を我々人間は持っていますから。
だからこそ、
②恋愛では不倫の関係か、相手からのいい雰囲気からの突然の未読スルーなどで逃げられることが多いです。
という現実を自身で作り出している可能性はあると思います。でも嫌だよね、そんなの!!!
罪悪感も無価値感も子供時代の誤解が生み出す
ひよこさんの心の中にある罪悪感や無価値感は、子供時代に作られたもの。
それはひよこさんのご両親の、何気なく発せられた言葉によって作られたものです。
おそらく、その言葉に悪意はなく、まさかひよこさんの心に大きな影響を与えるなんてこれぽっちもご両親は思ってはいなかったのでしょう。
私たちが大人になってよく分かりますが、大人であっても未熟で、絶対正しいわけではないのです。
いらない上着を脱ぐように、その思い込みも「間違いだから手放そう」と心に決めることができたら、手放せる日は必ずきます。
「私はそのままで素晴らしい存在」とひよこさんが思えるようになると、出会う男性のタイプも変わってきますし、関係性を拗らせる行動をひよこさんが取らなて済むようになると思います。
そのためには、ひよこさんの魅力を伝えてくれた言葉を信頼すること。「またまた口だけでしょう?」と疑わないことが大切。
そしてご両親の愛情をもう一度見つけて、「あぁ、お父さんやお母さんはこうやって愛してくれていたんだな」ということを実感することです。
なかなか一人で取り組むことが難しい場合には、ぜひカウンセリングも使ってみてくださいね。
ひよこさんの癒しが進みますように。これからも応援していますね。
ご相談、本当にありがとうございました。