息子を手放す日

今日は次男が日本を出国する日で、空港まで見送りに行ってきました。

でもね、、、出発時刻の1時間半前には次男とさよならしてきました。まだ1時間は一緒にすごせる選択もあったのですが。

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

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母と彼女

ちょっと本題から外れますが、羽田空港国際線ターミナル、めっちゃガラガラでした。

帰国する東京オリンピックのドイツ、イギリス、イタリア、スペイン選手団には会いましたが、それ以外、一般客には1家族、おそらく駐在員のみ。

本当だったら夏休み真っ盛りの今。
空港は旅行客でごった返しているはずの時期ですよね。

さすがコロナ禍真っ只中。県を跨ぐのさえギャーギャー言われるご時世ですから、国を跨ぐなんてほとんど駐在員か留学生くらいでしょう。海外出張も自粛の世の中ですから。

ほとんどのレストランも閉まっていました。かろうじて数件開いているところで食べているのは空港スタッフのみ。

改めて、経済への打撃はかなり深刻だろうな、、と肌で感じる一日でした。

さて本題。

今日は次男の彼女も空港にお見送りに来てくれていました。

カウントダウンが始まった出国2週間くらい前から、時間を惜しむようにほぼ毎日会っていた2人。

毎回、彼女は泣いていたそうです。離れたくない!って。

その気持ち、わかるな〜っと思っていました。

私も同じ気持ちだったから。

おかーさんも息子と離れるのは寂しいんですよ。

でも、、。

今日空港で3人でお茶をしていた時。

やっぱり彼女は、私がいるからか、どこか緊張しているようで。

本当は次男とハグしたり。

甘えたり。

行かないでよ〜って泣いてみたり。

色々としたいんだろうなって、思ったんです。

次男も本当は彼女ともっと話をしたいだろうに、気を使って私に話を振ってきたり。

あー、板挟みなのかなー、なんて思ったりねぇ。

もしかしたら、世の男性達ってこうやってお母さんと嫁の板挟みにあっているのかな〜、なんてちょっと思っちゃいました。

で、私は自分の腕時計をちらっと見て。

次男が「ママ、もう行かなきゃいけない時間なの?」と問いかける。

ぜーんぜん、予定はなかったけれど。

「うん、ママもうそろそろ行かないと。じゃ、ママ帰るね」

「じゃあ(お店の)出口まで送るよ」と次男。

「ありがとう」と私。

私は「じゃあ、○○ちゃん、最後までお見送り頼むね!今日は来てくれてありがとう」

と席に残る彼女に言ってお店の外で息子とハグをし、早々にあっけなく別れてきました。

もう、お母さんじゃなくて彼女、なんだろうな。
当たり前か!なんて思いながら電車のホームに向かいました。

色々な意味で、息子を手放す日でした。

帰りの電車では、どういうわけか何も感じないように、ただただスマホを眺め。

家に帰宅してからは、撮り溜めしていたドラマをひたすら見ていました。

寂しさを感じないように。

お母さんの役割

我が次男のように海外に行かなくとも、例えば県外の大学に通うようになって親元から離れるお子様を持つ親御さん。

お子さんが就職で、離れて暮らすことになった方もいることと思います。

3時間おきにおっぱいをあげていたあの時。

幼稚園の送り迎えに明け暮れていた時。
アメリカ駐在中の小6の時には、心臓カテーテル手術を行い、息子の死を意識することもありました。


ありがたいことに、本当に奇跡のご縁で今があります。本当に命の尊さを学ばせてもらう体験でした。

もう親として、実質的には関われないけれど。次男は最低でも7年は海外です。夏休みには寮が閉鎖されるので帰ってくるようですが。

これからは見守り、なんだろうな。

いつでも帰って来れる故郷(ふるさと)でいる場所を守ること。

これからの私の役割はそこかな。

今日スーパーに行って、

「あ、もう次男のためにグミを買わなくていいんだ」(次男はグミオタク)

「大好きなコーンフレークももう買わないんだな」

「アロエ入りのヨーグルトも」

「大好物のサラミも、いらないんだ」

と思った時。

毎日どんだけ次男の喜ぶ顔を思い浮かべながら、買い物をしていたのか。

どんだけ毎日、次男のことを考えて生きてきたのか、今日のスーパーで思い知らされました。

もう買う必要は無くなったんだ。

それはちょっと寂しかったけれど、これからもっと仕事に集中できるってこと。
自分のために、もっとエネルギーを使えるってこと。

今日からまた、私の生き方を変える転換期になりました。

次男に、ママからの卒業おめでとう、と夏空に向かって伝えなくちゃね。(今飛行機で空を飛んでいるから)

私も次男から卒業しなきゃね。

今日お伝えしたかったのは、全国のお母さんに、お母さんはすごいよー!ってこと。
それを自分にも言いたかったってことです。

今日はちょっと凹んで、しっかりご質問に答えられない気がしたので、こんな呟きブログになっちゃいました。

明日はまた頂いたご質問にお答えしますねー。

いつも本当にありがとうございます。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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