あなたのパートナーシップが上手くいくためには何が必要か、、。
色々とブログでお伝えしていますが、今回の切り口は安心感。
安心感をもたらす癒しの力は、女性性のエネルギーの一つです。
こんにちは!カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
今日の記事は隔週金曜日に執筆しているアメブロ「恋愛テクニック」からです。
「彼が何を考えているのか、全然わからない」
「彼がなかなか本心を話してくれない」
私がパートナーシップのカウンセリングでよく伺う声です。
女性同士なら、よくわかり合えるのに、、。ね?
男性は自分の感情に向き合うことを苦手とする方は、本当に多いです。
心理学のセミナーも、受講生さんのほとんどは女性。
男性はどちいらかと言えば、
コーチング
自己啓発セミナー
起業家セミナー
に流れるくらいですから。
それくらい男性は、「世の中でどう成功していくか?」にはものすごく興味があるのですよね。
なのに、「女性心理とは?」にはそれほど興味がないのです。
それはあなたに興味がないのではなく、感情というものに興味がわかないのです。
いや、正確には「自分の感情に興味のないふりをしている」という表現に近いかな。
強い自分でいたいので、「みじめ、悲しい、寂しい」と言った感情から目を背けたいのですね。
でも、色々な男性クライアント様とお話を伺う立場としてわかったことは、「男性は女性に安心感を求めているんだな」ということ。
これは子供時代にお母さんに求めていた感情なのですよね。
● あなたの中の不安感
でも、多くの女性は「不安感」を感じやすいもの。
LINEがずっと未読だともう好きじゃないの?っと不安に思ったり。
婚活アプリで知り合った仲だと、「まだ他のアプリで結婚相手を探しているのでは?」と不安になったり。
今は上手くいってるけれど、そのうち飽きられるんじゃないか?っと不安になったり。
疑心暗鬼になると、人は怖々した行動に出がちです。
連絡を控えて、相手の出方をうかがったり。
不安感をわかって欲しいから、あえて機嫌悪く振る舞ってみたり。
更には、不安感を払しょくしてもらいたいがために、「もう別れよっか?」と相手を試すような言葉を投げかけてしまったり、、。
あなたは「彼が離れて行っちゃうのでは?」という不安感からこの行動に出ていますが、実は男性も、あなたのその行動に何か違和感を感じています。
でも先ほどお伝えしたように、男性は女性のように「寂しい、悲しい」等感情を上手に感じられない。
だから、
「なんだか彼女から距離とられてる?」
とはっきり認識できず、
なんか「もやっ」とするなー。
この「もやっ」は感じたくないなー。
この「もやっ」から距離をとろうかなー
と、無意識の領域でストップしてしまい、感情さらにその上の言語化レベルまで(つまり思考レベルまで)意識化できないことが多いのです。
だから、「なんでLINE読んでくれないのよ?」ときいても
「なんとなく」や、「よくわからない」という答えになってるんだかどうなのか?的な返事しか返ってこないのですね。
そして、この「もやっ」を感じさせられる「あなたとの関係性」から距離をとろうと無意識にしてしまうのです。
なぜなら「もやっ」は安心感とは真逆の感覚ですから。
距離をとられると、まずますあなたは不安になっちゃうというループに陥っちゃいますよね。
それは本当に辛い!!
● まずあなたが安心感と繋がりましょう
あなたが安心感で心が満たされていると、心は共鳴しますから彼の心も安心感で満たされます。
男性は女性に安心感を求めますから、安心感を提供してくれる女性をそうそう手放しません。
心の中には、怒りやら怖れやらいろいろな感情がいっぱい存在しています。
でも、それらをどんどん排除していくと最後に残るのは「愛」なんです。
その愛に触れたとき、人は安心感を感じるのですね。
そう、泣いている赤ちゃんがママにだっこされたとき、ママの愛を感じて赤ちゃんは安心感を感じるように。
===
ここであるクライアント様のお話をお伝えしますね。
(掲載許可を頂いてお伝えします)
Aさんは付き合って7か月の彼がいました。
でも、毎日不安感ばかりが襲ってきます。
先ほどのブログの始めに出てきた、
LINEがずっと未読だともう好きじゃないの?っと不安に思ったり。
婚活アプリで知り合った仲だと、「まだ他のアプリで結婚相手を探しているのでは?」と不安になったり。
今は上手くいってるけれど、そのうち飽きられるんじゃないか?っと不安になったり。
と言った不安感です。
彼女の過去をうかがっていくと、初めて大学の時に付き合った彼に二股掛けられてフラれてしまった経験をされていました。
私はまた二股掛けられるのではないか?
もうあんな思いはしたくない。怖い!
大きな恐怖が私の心に広がってきました。
あぁ、、これだけ大きな恐怖なら、毎日不安感を感じて当たり前だなぁ、、。
そんな気持ちを私は感じました。
私 「今までこの不安感とずっと一人で戦ってきたのですね。孤独だっただろうし、しんどかったでしょう?」
A子さん 「そうなんです、ほんと、もう押しつぶされそうで辛かったです」
そこで今まで生きてきた中で、一番安心感を与えてくれた人は誰ですか?と伺うと、小さい頃同居していたおばあちゃんだと答えてくれました。
小さい時、いつも悲しいことがあると、A子さんを膝にのせて「そうなの、そうなの、、」と背中をさすって話を聞いてくれたそうです。
セラピーで、そのおばあちゃんの手を引いて、二股掛けられていたころの自分に会いに行ってもらいました。
私 「そのおばあちゃんのわきに、大学生のA子さんを座らせてあげましょう。おばあちゃんはどんな表情で大学生のA子さんを見つめてくれていますか?」
A子さん「優しい、ちょっと笑顔でうんうんとうなずいて見てくれています」
私 「じゃあA子さんの背中をさすってもらいましょう。その二人の様子を見て、あなたは何を感じますか?」
A子さん 「あぁ、よかった、、。なんだかあったかい、ほっとした感じです」
私 「じゃあ、その二人の背中にA子さんの手を置いてあげてくださいね。そしてその3人の中には安心感のエネルギーが循環していきます。
その温かさをじっくりと感じてくださいね、。その温かさで不安感が解けていきますよ、、、」
そしてその「安心感のエネルギー」を彼に渡してもらうセッションをしました。
私「安心感のエネルギーの箱を渡してあげた時、彼の表情はどんな感じですか?」
A子さん 「あぁ、、なんだかとても優しい顔になっていきます。」
そう言いながら、ぽろぽろと涙を流すA子さん。
私 「あなたは彼を愛したくて仕方がなかったのですね。愛されたかったというより、愛したかったのね。
本当に大きな愛を、あなたは持っているのね、、。」
そう伝えると、本当に温かい涙を沢山流されていました。
A子さんが自分の心の底の愛に触れられた瞬間です。
その日から、A子さんは「どうやって彼を安心させてあげようか」
「どうやって愛してあげようか」という考え方に少しづつ変えていけるようになっていきました。
このパターンに入ると、パートナーシップは格段に上手くいくようになるのです。
あなたの人生の中で、「安心感のシンボル」は誰でしょうか?
是非、その人と繋がってみてくださいね。
あなたのパートナーシップが、どんどん幸せになりますように。