夫が私を裏切るのでは?と妄想が止まらずしんどいです

夫が「今日はご飯いらないよ」というと、女と出かけているのでは?と不安になっていてもたってもいられなくなる。

朝会社に出勤する夫を見送った後、「本当は有給をとって女と出かけているのでは?」と妄想が止まらなくなる。

こういう妄想が始まると、心が不安で押しつぶされそうになりませんか?

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

目次

妄想をしてしまう理由

妄想する時は、多くの場合「悪い出来事、最悪の出来事」を想像してしまうので、とにかく不安で仕方なくなりその不安感にのまれてしまう事に疲れてしまうものです。

だから本人もこんな妄想やめたいのに、なぜか勝手に心が妄想しようとしてしまう。もう自分の心なのにまるで何かに乗っ取られたかのようにも感じられて、なんとかできない状況にイライラしてしまったりそんな自分にウンザリしてしまったりで、自分を嫌いになってしまうこともあるかも知れません。

でもそんな自分をどうか責めないであげてくださいね。

妄想してしまうとするならば、必ずその理由があるわけですから。まずはそこから探っていきましょう。

理由① 不安な状況に身を置きたいから

「は?何を言ってるの沼田さん。私は不安から脱出したいの。安心感で満たされたいわけ。何言っちゃってるの?」

なんて思っちゃうかな。

でも、実際にずっと子供時代に「不安感を感じる環境」にいた場合、その不安感を感じることが当たり前の住み慣れた世界なので、その住み慣れた世界にいようと私達はしちゃうのです。

例えば緑いっぱいの田舎で育った人が、大都会東京に上京して就職したとしましょう。そんなあなたが東京から日帰りで行ける高尾山を訪れたとしたら、「あ〜、なんか落ち着くなぁ」と感じるのではないでしょうか。

人は長いこと住み慣れた環境は、やはりどこか落ち着きますし心のどこかで求めているものなのです。

だからもしも不安を感じる環境で育ってきた人、例えば

両親はいつも喧嘩が絶えず、家の中に怒鳴り声が響いいていた
いつも母親はイライラしていて、ヒステリックだった
父親が酒乱だった
いつも両親の帰りが遅く、一人でお留守番が多かった

のように家の中に安心感がなかった状況だと、ついつい何かしら不安感を探そうとしてしまうのです。

夫がどんなに「僕は君を愛しているし、悲しませることはしないよ」と言っても信じようとはしないでしょうし。

例え夫が浮気をしていなかったとしても、

子供が不登校になったらどうしよう
お金が足りなくなったらどうしよう
病気になって働けなくなったらどうしよう

と常に「悪いことが起こること」が前提になって世界を見ていることになりかねないのです。

理由② 自分は幸せになれないと確信めいた思いがあるから

この思い込みを持っている方も実は少なくありません。

この思い込みは「幸せを経験したことがない」と感じている方にも見られますし、「自分は幸せになっちゃいけない」という罪悪感を抱えている方にも見られます。

もっと深掘りすると、実は「自分は幸せになっちゃいけない」と罪悪感があるから、「幸せを経験したことがない」という捉え方しかできない生き方を選択しているケースがとても多いです。

この罪悪感は子供の頃感じることが多く、特に親子関係で感じてしまってからずっとその罪悪感を抱えてしまっているケースが多いように感じます。

ただこういった方のお話を伺っていくと、ほぼ100%の確率で全くご本人は悪くはないのにその罪悪感を感じてしまっているので、その誤解を解いていくことが大切になってくると気付けます。

大変そうなお母さんを助けてあげられなかった罪悪感や、自分の存在そのものが悪いものだと思い込んでしまっての罪悪感など色々なケースがあります。

理由③ 自分は愛される価値がないと誤解をしているから

これも親子関係で特にお母さんから否定をされて育ってきた経緯があったり。

または実際に過去のまたは現在のパートナーから裏切られたり心が傷つけられたりした経験があると、「私は愛される人間じゃないんだ」と思い込んでしまうことがあります。

特に裏切られた体験があると、「もうあんな酷い思いはしたくはない」と思うものですから、ついつい最悪な状況を想定して、自分の心が傷つかないように防衛する本能のようなものが働くからこそ妄想してしまうことがあるのですね。

妄想から抜けるには

妄想から抜けるには、まずはあなたが幸せになる強い覚悟が必要になります。

なぜならば心はあなたのもの。ちょっと厳しいことを言いますが、あなたにしか思考や感情の責任は取れないのだということを今一度知ってくださいね。

その上で取り組んで欲しいことがあります。

できること① 不安な世界で生きてきた自分にまずは寄り添う

不安な世界に生きていたあの日あの時、あなたはいつもどんな感情を感じていましたか?

寂しさですか?
もっともっと甘えたかった!!という願望ですか?

もっともっと私を見てほしい、関心を持って欲しい!という願うような気持ちですか?
それとも諦めのような気持ち?

その時の気持ちを感じていた当時のあなたに、もう一度寄り添ってあげて欲しいのです。

人は過去の心の痛みが癒え切れていないと、その心の傷を感じる出来事を繰り返すことがあるのです。

心の傷を癒すとは、怖れからあなたを解放すること。そのためにはその時のマイナス感情を感じ切って受け止めて手放していくことがプロセスとしては大事なことなのです。

あなた自身で受け止め切れなければ、誰かに受け止めてもらうこともとても大事です。あなたが信頼できる人に受け止めてもらうことも良いですし、私達カウンセラーを頼って頂いても大丈夫です。

できること② 私は幸せになってもいい、と許可を出す

私達は生まれてきたばかりの時、心の中は愛しかないと言われています。

なーんにも悪くない、ただ生まれてきた大切な命そのものです。でも後付けで色々な人と関わった上で、「自分はダメな人間だ」「自分なんか愛される価値なんかない」と色々な思考で心が汚されていきます。

今日まで生きてきた過程で、あなたなりに色々な問題にぶつかって迷って悩んで傷ついて、それでも頑張って今日まで生きてきたのではないでしょうか。

そんなあなたなのですから。報われなきゃダメなんですよ。幸せになるべく人なのですよ。

だからまずはあなた自身からあなたに言ってあげてほしい。

「もう幸せになっていいんだよ」と。

そう声がけを自分にしてあげたときにどんな感情を感じるか、その反応を大切にして下さい。これが今のあなたが自分をどう思っているかを知る手掛かりになりますから。

ここに少しでも

私には無理
できるわけないじゃん

そんな抵抗の言葉が出てきたとしたら。
幸せになる足枷が必ず存在します。そこを一緒に見つけませんか。大丈夫、必ずや一緒に見つけましょう。見つかりますから。

なぜ私がこの話をするかといえば、私が「もう自分を辛い状況から解放してあげよう」と思えたのは、自分を幸せにしてあげたい、と思えたから経験からです。

それはイコール、夫を手放そうと一番したくないことをしようと思えた体験。
そしてそう思えたことで、私の人生がガラッと変わったからです。

なるべくブログで「こうしたらパートナーシップうまくいくよ!」「こうしたら幸せになれるよ!」と伝えてはいるのですがやはりこちらからの一方通行なので、よかったらあなたの反応を伺いながら一番の方法を一緒に考えていきたいな、と思っています。

是非お困りのことがありましたらご相談お待ちしていますね。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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