彼を褒めると怒ったり機嫌が悪くなります。褒めない方がいい?

よく心理学サイトに、男性は褒められるのが嬉しいので、「すっごーーい!」「さっすが~!!」と褒めましょうとあります。

でも夫を褒めると、「口だけなんだろう?」「心にもないこと、いうな!」「何考えているんだ?」「うるさい!」などと、キレられたりします。

私のほめ方がおかしいのでしょうか?
2016-09-26_055530

時々このようなご相談をカウンセリングで伺います。

こんな時はどうしたらいいのでしょうか?

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

目次

子供の時は皆褒められたい

褒めると怒りが出てきてしまう方は、子供時代に親から褒められた経験がほとんどないことが多いです。

いつもダメ出しされたり、あなたが悪いんじゃないの?と否定されることが多かったり、、。

褒められたことがないと、褒められた時に感じる感情の処理ができなくなっちゃうのです

でも本来、子供は褒められたいんですよね。

私は15年半の海外駐在生活から戻ってきてから、幼稚園で子供たちに英語を教える仕事を2年程やっていました。

その時に、

「みえ子せんせーーい!見て~!すごいでしょ!?私こんなこともできるんだよー!」

と、バレーを習っている子は開脚を披露してくれると、別の子がすかさず

「僕は今度の日曜日、サッカーの試合なんだ!僕試合に出るんだよ!」

と知らせてくれることが何度もありました。

そのわきで、「みえ子先生見て!これ私が書いたの!」と漢字で書かれたその子の名前を見せてくれたり、、。

「きゃー、すごいじゃない!そんなことできちゃうんだ~!!すっごいねぇ~」
「お~、サッカーやってるんだ!かっこいいねぇ~!将来は海外で大活躍だった本田選手みたくなるのかな?」

と伝えると、本当に皆嬉しそうに笑うんですよ。

褒められなかった悲しみ

でもそのような経験が少ないと、褒められたかったのに褒められなかったという悲しみが心の中に感じてきた子供時代が存在し、その悲しみを感じないように心の中に押し込めちゃった経緯があることが多々見受けられます。

でもその悲しみは押し込めても、澱(おり)のように積もり積もって心の中には存在しています。
褒められるとその昔の悲しみも一緒に心の表面に浮上してしまうので、怒りでそれを感じないようにしてしまいます。

だからキレたりしちゃうのです。

なのでこのような男性には感謝から伝えていくことの方がベターな場合があります。

「●●してくれて本当に助かったよ。ありがとうね」
「あなたのおかげで今日も楽しかったよ!ありがとうね」

といった感じに。

ホメ言葉よりも「ありがとう」「あなたのおかげで、、」という言葉の方が受け取りやすい場合が多いですから。

この感謝を十分伝えてから、もう一度「褒める」という段階に進まれるといいと思いますよ。

男性の褒め方は以下を参考にしてくださいね。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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