オトコって自分勝手に感じちゃうんです!どうしたらいいですか?

私たちは一緒になって8年。
私はフルタイムで仕事をしているし、4歳になる子供がいる。
仕事終えて速攻で保育園に迎えに行って、
急いで洗濯機回しながら、夕飯の支度にとりかかる。
もう毎日戦場のよう。
息つく暇もない。

当然、夫が帰ってくればあれやれ!これやれ!と指示してしまう。
正直、あまりに忙しいので余裕もなく、私自身怒り口調だったと思う。

そうしたら先日、夫に言われた。
「もう一緒にやっていく自信がない。別れないか」って。
はぁ~?意味わからないんですけどって言うのが正直な感想。
でも、、今離婚なんか考えられないし、「別れないか」と言われて初めて、

彼が好きなんだ、私ったら、、、

と自分で自分の気持ちに気が付いて愕然、、。
私、どうしたらいいですか?

2016-04-06_103847

XXXX

何なの!この男!
なんで父親なのに、この発想?
ふざけんじゃないわよ!

っと、電車内でスマホでこの記事を読んでいる女性たちが、
周りの男性たちをにらんでいる様子が目に浮かびます、、。

カウンセリングで、こういったお話を伺うことは、
本当に多いです。

最初のカウンセリングでは
「もう本当に男って勝手よねぇ~」
「もう、今ここに槍があったら投げつけてやりたいわよねぇ。
あ、別にシャレを言ってるわけじゃないのよ~」

なんて、女子会トークが展開されることもあります。

えぇ、えぇ、面談料金払って頂いて、ファミレスでだべってることを再現するつもりはありませんよ。(笑)

「オトコってなんて自分勝手なの!?」
「なんでオンナばっかりが、我慢なのよ~!」
「がおーっ!」

という怒りの気持ちを解放しないと、その下の感情の層にある
「悲しみ」に気が付かない
から、、。

大抵、この「頑張り屋さんママ」をしている人達は
「自分は犠牲をしている」という気持ちが強いと思うのです。

でも、この頑張りを誰もねぎらってもくれないし(特に夫に)
助けてほしいのに、助けてくれていないように感じるので、
「悲しい気持ち」を感じていたのですよね?

でも悲しい気持ちは、なかなかどうして、感じたくない感情だから
「怒り」でがっつりコーティングをして、怒りのボールを(しかもかなりでっかい奴を)
夫に力強く投げつけてしまうのですよね。
小学生のころよくやったドッジボールのように。

XXX

一方、夫である男性たちは、
「大切にしてくれない(1番にしてくれないと感じる人も多い)」
「頑張りを認めてくれない」
「すぐ女性は怒る」
「ダメ出しをされた」

ということに不満を抱き、これが大きな悲しみになっていることが多いです。

私がお話を伺っている限りでは、
この悲しみが、大きな怒りとなってにっちもさっちもいかなくなった時

浮気をしたり、離婚を口にする

という現象が起こるように感じます。

女性が「男って自分勝手!」と思っていることが多いのですが、
男性に伺うと「オンナっていつもイライラしていて、取りつく島がない」
と思っていたり、「不満しか口にしない」と思っていることが多い気がします。

男性と女性はどうしても見ている世界は同じなハズなようで、
実は感じ方は全く違います。
でもどうしても「自分目線」で人は世の中を見てしまうので(当たり前の話ですが)
相手も同じように思うはず、と感じちゃうのですよね。

上手くいっているパートナーシップでは、
この「悲しみを感じているレベル」でのコミュニケーションがとれている
事が多いな~と感じます。

「〇〇して欲しいの。そうしてくれるとものすごく助かる」
「今、こんな状態で大変なの。助けてほしい」
「そういう言い方をされると、嫌な気持ちになるんだ」

ブログなんかでは、こういった知識は沢山提供しているのですが、
なかなか実行に移せないことも多いかもしれません。

なぜならば、まずはあなたの怒りを解放する必要があるから。

何より大切なのは、お友達やご両親などからまずは
あなたが頑張ってきた承認をしてもらうこと。
こんなに悲しいのよ~っという気持ちに寄り添ってもらうこと。

この段階を経てから、ではパートナーともう一度向き合っていきましょう、
と次の段階に入っていくことが多いです。

心に余裕が生まれないと、相手目線はどんな世界を見ている?
という発想に行きつく前に、

「自分勝手すぎて、ついていけない!がおーっ!」
「なんで私ばっかり頑張らなきゃならないの!ぎゃおーっ!」

からはなかなか抜け出せませんから。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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