ダメンズとしか付き合ったことのない私に、なぜ優しい彼氏ができたのか?(2)

さて、昨日の続きです。
頂いたお客様の声をもとに、カウンセリングの実際をお伝えしています。

2か月あいた3回目の面談の時に、彼女の口から出た言葉は

「もう彼と別れました」というものでした。お話を伺うと、自分から別れようと思えたのだそうです。

この面談に来る2か月間の間に、お父さんにメールをし、会ったそうです。
実は2人きりで会うことは、お父さんが家を出てからはじめてだそうで、ものすごく緊張したのだとか。

ただ、話して初めて知ることも沢山あったそうです。
その中でも衝撃だったのは、ずっとお父さんはお金の援助をしていてくれたこと。
そして、お母さんから聞かされていたお父さんのイメージとは、ずいぶん違っていたとか。

もっと極悪人かと思っていた。
もっと冷酷な人なのかと思っていた。

でも、とても優しい人で、ずっとMさんや家族のことを気にかけてくれていた人だった。

あんなに嫌悪感を感じていたのに、その気持ちがスーっと不思議となくなっていき、反対にとても親密感というか、とても近い存在に感じたそう。

その会った日から、時々メールをお父さんにしているそうです。
会うまでは1度もメールなんてしたことはなかったのに。

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そしてその時のセラピーでは、小さなMさんがパパと公園に手をつないでお出かけをする・・・というイメージワークをして、小さなMさんが、パパからの愛を沢山受け取ることをしてもらいました。

そうして4回目の面談。
Mさんの雰囲気はずいぶんと変わっていました。

スカートをはいて、一気にセクシュアリティが上がった感じ。
とても女性的な雰囲気となっていました。

最初の大きなマスクで、顔を覆っていた女性はもう見る影もなし、です。

その面談では、お母さんのお話が中心でした。
お母さんはとても「女性としての生き方」に厳しい方でした。
でもそれは、お母さんのお母さん、つまりMさんのおばあちゃんも同じように厳しく、時代背景もあって、

「女性がしっかりと子供を育てなければ」

と男性には頼らず、母親の影響力は子供に大きいから、としっかりとした女性として育って欲しいという願いからの厳しさだったようです。

その4回目の面談では、「お母さんやおばあちゃんなど、先祖の女性たちからの女性性を受け取る」というセラピーをしました。

面談カウンセリングでは、こういった、「外の世界」の力をかりる事が多いのも特徴的です。

昔々から代々受け継がれてきた、命。
そしてご先祖様たちの、大きな優しさや愛。
ただ、その優しいエネルギーを受け取っていく、というイメージをしてもらい、面談が終わりました。

その後、しばらくしてからでした。
「今までお付き合いしたタイプとは、全然違う彼ができた」
という報告を頂いたのは・・・。

本当に本当にうれしかったです。
この「あぁ、本当に良かった」と思える瞬間のために、私はカウンセラーをしているのかもしれません。

異性の親を理解すること、許そうとしてみること。
怒りや思い込みを手放してみること。

人が変わることは、そうすぐにはできないかもしれません。
私たちは「私は変わりたくない!あなたがもっと変わってよ!」と思いがちです。

でも、もしも自分が変わることで、幸せな気持ちを感じられるとしたら。
やってみようかな・・・と思えたら、変わる選択をしてみることも無駄ではないのではないでしょうか?

今回はMさんの声とカウンセリングの流れの開示の承諾を頂き、
本当に感謝しております。
Mさん、ありがとうございました。

皆さまからのご予約、お待ちしております。

 

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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