この瞬間こそ、「カウンセラーやっててよかった~」とガッツポーズを
とりたくなる時なんですね~。
沼田先生
もう、1日でも早くお伝えしたくてうずうずしています。
半年前の自分からは想像もできないことが、次々と起こっています。
今まで付き合ってきた3人の彼氏は、みんな私にDVだったり、モラハラだったりどういうわけだか付き合うと、本性が現れるのか、私のことを下に見る男の人ばっかりでしたが、とうとう、「普通の男の人」とお付き合いすることになり、今1か月が過ぎたところです。
半年間のカウンセリングでしたが、(しかも4回受けただけ)こんなに出会う人が変わったのには、正直びっくりです。
今までの彼氏と違って、いつも私をまず最優先してくれて、「なんでも話してね。」と受け入れる姿勢でいてくれます。
なるべく早めに次の予約を入れるつもりですが、週末は彼と会うことになっちゃうので、平日の夜枠でとれるところでまた面談に行きますね。
次の面談でお聞きしたいのは、
どうやって甘えたらいいのかわからないので、甘え方と、
今まですぐ尽くしちゃうことが多かったので、甘えと尽くすことの違いです。
後、ずっと愛される(また私が下に見られる関係にならない方法)ためにどうしたらいいか、教えてください。
よろしくお願いします。
それから、さっきのコメント(※沼田注 何通かにわけて、コメント送ってくれていたので、この表現です。このコメントのことです。)
ブログで使ってもいいですよ。
(※沼田 ありがとうございます!早速!)
っということで、コメントを採用させて頂きながら、ダメンズを選ぶ女性向けに解説をしていきます。
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Mさん、コメントありがとうございます。
メッセージ掲載許可と、カウンセリングの流れの掲載許可を頂きましたので、ありがたくも載せさせていただきました。
Mさんはとっても魅力的な女性だったのですが、最初お会いしたときは、顔のほとんどをマスクで覆っていらっしゃいました。
とてもチャーミングな笑顔の方なのに、それを隠していたのですよ。
どれほど今の自分が嫌いなのか、そうして自信がないのか、そこから見て取れました。
服装もGパンと白いブラウスでした。
もしかしたら、セクシュアリティを否定してる?
または、自分なんか女性的に魅力なんかないって思ってる?
そんな予測を立てながらの、1回目の面談でした。
お話を伺うと、ティーンエイジャーの時代に生徒会をやっていたのですが、ある時からなぜか皆に嫌われている気がして、誰も信用できなくなる、という体験をしていました。
生徒会をやるって、自分に自信がないとなかなかできないことだと思うのですが、その経験が、逆に自信を失わせる・・という皮肉な体験になってしまっていたのです。
また、ご両親が離婚されていて、お父さんと離れて暮らしていました。
離婚の原因は、お父さんに愛人がいたこと。
それは、お母さんがとても口うるさい人で、家族の中で女王様のようなポジションでした。
お父さんにはきっと、「この家に僕の居場所がない」という気持ちがあったからこその、この不倫という行動だったのではないか?
といった、お父さんへの理解ということも進めていきました。
1回目の面談では、
「学生時代の自信を失った経験」を癒すセラピーをしながら、Mさんの魅力を探していく、という手順をふみました。
実際に、生徒会に立候補するという段階で、勇気ある、また当初は自信を持っていた子供だったはずなんですよね。
またお母さんの前では、かなり「優等生でいなければ」という意識を小さいころから持っていたので、どうしても「人からどう見られているか?」という目線を常に持っているMさんでした。
というところから、「子供時代からできていたことを見つけていく」ということに取り組んで、自分への自信を取り戻していくことに重点をおいた1回目の面談でした。
そして、2回目の面談に現れたMさんは、なんとマスクをとって私の前に立っていました!
彼女はとても素直で、出された課題にちゃんと取り組む一生懸命な方でした。
まぁ、面談は「福沢諭吉先生」が2枚も飛んでいくわけですから、クライアントさんも「元をとらねば!」という意識が強くなるのでしょう。
コミットメント力が半端ないのですよね。だから面談は変化がとても速いことが多いのです。
2回目の面談では、お父さんへの本当の気持ちに気が付いて行ってくれました。
本当はお父さんが大好き。もっともっと甘えたかった。
そんな気持ちがあふれてきて、お父さんに近づくセッションをしました。
そこで最後に出てきた言葉が
「パパに会いたい」
でした。
その気持ちは昔々に封印した気持ち。
だってこの気持ちがばれてしまったら、お母さんに申し訳ない。
お母さんが悲しむ。
だからこんな気持ちは持っちゃいけない。
本当にきれいな涙と共に、蘇ってきた
子供時代のMさんの純粋無垢な気持ちが、やっと日の目を見たのですね。
パートナーシップの問題に取り組むとき、異性の親の影響力は
かなりあることが多いのです。
それは、このMさんの場合では、お父さんへの封印した気持ちはお付き合いするパートナーへの過度なニーズ(欲求)になることが多く、変に依存心が出てきたり。
また、お父さんへのイメージ(この場合は男性は浮気をするものだ。
大切な人を守ってはくれないんだ。といった思い込み)が、そのまま男性全体への思い込みとなることがあり、
結果そんな男性ばかりを選んでしまう、ということがあります。
逆に言うと、浮気をする人、大切な人を守らないのが男なのだ!
という意識で、そういた人にしか「男!」と認定できない心境になるんです。
ということで、この日の宿題は
「お父さんにメールする」
そしてできたら「会ってみる」というものでした。
彼女にとって、かなりハードルが高く感じる宿題でしたが・・。
3回目の面談にやってきてくれたMさんからの言葉に,私は驚くことになります。
次回に続きます。