ダメンズとしか付き合ったことのない私に、なぜ優しい彼氏ができたのか?(1)

この瞬間こそ、「カウンセラーやっててよかった~」とガッツポーズを
とりたくなる時なんですね~。

2017-05-31_064928

沼田先生

もう、1日でも早くお伝えしたくてうずうずしています。
半年前の自分からは想像もできないことが、次々と起こっています。

今まで付き合ってきた3人の彼氏は、みんな私にDVだったり、モラハラだったりどういうわけだか付き合うと、本性が現れるのか、私のことを下に見る男の人ばっかりでしたが、とうとう、「普通の男の人」とお付き合いすることになり、今1か月が過ぎたところです。

半年間のカウンセリングでしたが、(しかも4回受けただけ)こんなに出会う人が変わったのには、正直びっくりです。

今までの彼氏と違って、いつも私をまず最優先してくれて、「なんでも話してね。」と受け入れる姿勢でいてくれます。

なるべく早めに次の予約を入れるつもりですが、週末は彼と会うことになっちゃうので、平日の夜枠でとれるところでまた面談に行きますね。

次の面談でお聞きしたいのは、

どうやって甘えたらいいのかわからないので、甘え方と、
今まですぐ尽くしちゃうことが多かったので、甘えと尽くすことの違いです。

後、ずっと愛される(また私が下に見られる関係にならない方法)ためにどうしたらいいか、教えてください。

よろしくお願いします。

それから、さっきのコメント(※沼田注 何通かにわけて、コメント送ってくれていたので、この表現です。このコメントのことです。)

ブログで使ってもいいですよ。
(※沼田 ありがとうございます!早速!)

っということで、コメントを採用させて頂きながら、ダメンズを選ぶ女性向けに解説をしていきます。

=========

Mさん、コメントありがとうございます。
メッセージ掲載許可と、カウンセリングの流れの掲載許可を頂きましたので、ありがたくも載せさせていただきました。

Mさんはとっても魅力的な女性だったのですが、最初お会いしたときは、顔のほとんどをマスクで覆っていらっしゃいました。
とてもチャーミングな笑顔の方なのに、それを隠していたのですよ。

どれほど今の自分が嫌いなのか、そうして自信がないのか、そこから見て取れました。

服装もGパンと白いブラウスでした。
もしかしたら、セクシュアリティを否定してる?
または、自分なんか女性的に魅力なんかないって思ってる?

そんな予測を立てながらの、1回目の面談でした。

お話を伺うと、ティーンエイジャーの時代に生徒会をやっていたのですが、ある時からなぜか皆に嫌われている気がして、誰も信用できなくなる、という体験をしていました。

生徒会をやるって、自分に自信がないとなかなかできないことだと思うのですが、その経験が、逆に自信を失わせる・・という皮肉な体験になってしまっていたのです。

また、ご両親が離婚されていて、お父さんと離れて暮らしていました。
離婚の原因は、お父さんに愛人がいたこと。
それは、お母さんがとても口うるさい人で、家族の中で女王様のようなポジションでした。

お父さんにはきっと、「この家に僕の居場所がない」という気持ちがあったからこその、この不倫という行動だったのではないか?
といった、お父さんへの理解ということも進めていきました。

1回目の面談では、
「学生時代の自信を失った経験」を癒すセラピーをしながら、Mさんの魅力を探していく、という手順をふみました。

実際に、生徒会に立候補するという段階で、勇気ある、また当初は自信を持っていた子供だったはずなんですよね。

またお母さんの前では、かなり「優等生でいなければ」という意識を小さいころから持っていたので、どうしても「人からどう見られているか?」という目線を常に持っているMさんでした。

というところから、「子供時代からできていたことを見つけていく」ということに取り組んで、自分への自信を取り戻していくことに重点をおいた1回目の面談でした。

そして、2回目の面談に現れたMさんは、なんとマスクをとって私の前に立っていました!

彼女はとても素直で、出された課題にちゃんと取り組む一生懸命な方でした。
まぁ、面談は「福沢諭吉先生」が2枚も飛んでいくわけですから、クライアントさんも「元をとらねば!」という意識が強くなるのでしょう。

コミットメント力が半端ないのですよね。だから面談は変化がとても速いことが多いのです。

2回目の面談では、お父さんへの本当の気持ちに気が付いて行ってくれました。

本当はお父さんが大好き。もっともっと甘えたかった。

そんな気持ちがあふれてきて、お父さんに近づくセッションをしました。
そこで最後に出てきた言葉が

「パパに会いたい」

でした。

その気持ちは昔々に封印した気持ち。
だってこの気持ちがばれてしまったら、お母さんに申し訳ない。
お母さんが悲しむ。
だからこんな気持ちは持っちゃいけない。

本当にきれいな涙と共に、蘇ってきた
子供時代のMさんの純粋無垢な気持ちが、やっと日の目を見たのですね。

パートナーシップの問題に取り組むとき、異性の親の影響力は
かなりあることが多いのです。

それは、このMさんの場合では、お父さんへの封印した気持ちはお付き合いするパートナーへの過度なニーズ(欲求)になることが多く、変に依存心が出てきたり。

また、お父さんへのイメージ(この場合は男性は浮気をするものだ。
大切な人を守ってはくれないんだ。といった思い込み)が、そのまま男性全体への思い込みとなることがあり、

結果そんな男性ばかりを選んでしまう、ということがあります。

逆に言うと、浮気をする人、大切な人を守らないのが男なのだ!
という意識で、そういた人にしか「男!」と認定できない心境になるんです。

ということで、この日の宿題は

「お父さんにメールする」

そしてできたら「会ってみる」というものでした。

彼女にとって、かなりハードルが高く感じる宿題でしたが・・。

3回目の面談にやってきてくれたMさんからの言葉に,私は驚くことになります。

次回に続きます。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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