子供の自立を妨げるものは、
親離れできないからではなく、
子離れできない親が多いから、、、。
親子の関係で、まず離れようとするのは、ほとんどが
子供の方から、と書かれたネット記事を読んで、
なるほどねぇ・・とため息が出ちゃいました。
そういって長男はバック一つで2週間ほどタイやカンボジア
をめぐる旅に出かけていきました。
タイからの長距離バスでカンボジア入りをし、
現地では1泊300円ほどの宿に泊まるらしく、
「大丈夫か~!?」
と親としては心配ですが、
子供はそうやって親の手を離れて、精神的に自立していくのだなぁ・・と
改めて実感しました。
XXX
「就職先は家から通える範囲にしなさい。
県外に出るなんてお母さん、許しませんよ!」
「お付き合いする人ができたら、家に連れてきなさい。
あなたに合う人かどうか、お母さん見てあげるから。」
「あなたのためにこんなにしてあげているのに。
なんでわからないの?」
親の方は、結構無意識に子供を縛っていることがあります。
本当に無意識に、そして悪気なく、むしろ良かれと思って。
カウンセリングをしていると、
親が過干渉だった。
だから自分の人生を生きている気がしない。
自分のしたいことが何なのか、全くわからない。
そんなお話を伺うことがあります。
私も親をしていると
これは心配なのか、干渉なのか、
子供にとっていいことなのか、よくないことなのか、
わからなくなることもあります。
今回、カンボジアやチェンマイを一人旅をする。
もしもお財布すられたら・・・
もしもパスポートをとられたら・・・
もしも何か犯罪に巻き込まれたら・・・
そう思うと、
「危ないから、行くのやめなさい」
と、実は何度も言いたくなりました。
でも本人は
「自分の力を試してみたいんだ」
「いろんな国の人が部屋に泊まるような旅ってやってみたいんだよ」
と、真顔で言うので、
「うーん、彼の人生だしなぁ・・」
と行かせることにしました。
ラインが入るたびに
「あぁ、無事なんだ」
と帰国するまではヒヤヒヤしそうです。
子離れは、私にとってはなかなかハードル高いです。
干渉でもなく、無関心でもなく、
ただ見守る。
よくカウンセリングでは「お砂場遊び」のお話をすることがあります。
お砂場はいろんな子供がいて、
バケツやらシャベルでお山を作ったり、どろだんごを作ったり、
楽しいことが一杯の場。
でも喧嘩も起こるし、取り合いもある。
お砂場に行きたいけれど、ちょっと不安。
不安で振り返ると、いつもママの笑顔があって、
自分を優しく見守ってくれている。
「よし!何かあったらママも所に戻ればいい。
ママがきっと優しく抱きしめてくれる」
そんな安心感があるから、こどもはずんずんお砂場に向かっていけるんですよね。
カウンセリングも、そんな「見守りの目」として思って頂けると
嬉しく思います。
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