ゲーム三昧になる息子とどう接したらいい?

「勉強して欲しいのに、うちの子ったらゲームばかり。こんな状態で、将来大丈夫なのかしら?」

「ゲーム時間を1時間と決めているのに、なかなかやめられない息子。ゲームを買わなきゃよかった!」

親としては、勉強をしっかりとして成績を上げて欲しい。
将来、良い大学に入って、それなりの仕事について欲しい。

そんな思いを持つことは、親としては当たり前の気持ちかもしれません。

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

目次

子供の気持ちに寄り添う大切さ

私には成人した2人の息子がいます。やっぱり彼らもゲームが大好きでした。

彼らが中学生になって以降、我が家はゲーム時間のルールはありませんでした。
やりたい時にはやる、、そんなスタンスでした。

それはなぜかと言うと、当時息子2人は自分の意思でゲームを切り上げることができていたからです。

試験前にはゲームには一切触れず、勉強に集中していました。

でも中間や期末試験が終わった日の夜は、開放感からか、結構夜遅くまでゲーム(プレステでオンラインでクラスメイトと一緒に遊んでいたみたいです)をしていました。

今でこそゲーム時間のルールはありませんが、昔は結構親子バトルがありました。

ゲーム会社はさすがです。今のゲームは本当に画像も綺麗で、楽しめるようにできていますよね。
だから子供だけでなく、大人もハマりやすいのかもしれません。

スクリーンショット 2020-10-07 17.31.13

私自身はゲームは「時間の無駄使い」と感じていて、ゲームは全くしないので、なぜ息子たちがゲームが大好きなのか、最初は理解ができませんでした。

でも私たち家族は長いこと海外駐在していたので、ゲームは言葉が多少できなくても現地の子供と繋がることができる、素晴らしいアイテムだったのです。

だから欲しいと言われれば、いろいろなゲームソフトを買っていました。

親子バトルが一番激しかったのは、次男が小6の頃でした。

夜中2時3時まで平気でやるような状況。
流石にこの時は、夫が「何時だと思ってるんだ!!!」と怒鳴る声が聞こえていました。

流石にその時間までゲームは私もよくないと思いました。
でも、強制的に禁止することは、子供の心に怒りしか湧かないだろうな、、。

「お母さんは僕の気持ちをわかってくれない」

という気持ちを持ちながら成長すると、マイナスになることが出てくる、ということはカウンセリングをしていると感じることが多いので、これは避けたい、と思っていました。

なので、ゲーム中の次男の隣に座り、

「ほ〜。これはなかなか楽しそうだね。あなたがハマるのもわかるわぁ〜」

と伝えると

息子

「でしょー?これ、めっちゃ面白いんだよ!」

と、息子の返事。

ここでママは敵ではない、と印象付けました。

「ゲームすると、どんな気持ちになるの?」

息子

「なんか、いろいろ忘れられるんだ」

「何を?」

息子

「学校のストレスとか、やらなきゃいけないことへのプレッシャーとか。」

「そっかー。いろいろあるんだね、、」

感じたくない気持ちは?

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ゲームに限らず、ギャンブル、アルコール、薬物などに依存する時、人は「感じたくない感情」から逃げるためにそれらに依存します。

それは日常でのプレッシャーだったり、悲しみだったり、劣等感だったり、、。

なので、その子供の「感じたくはない感情」は何なのか?を知る必要はあるかもしれません。

小学校1、2年くらいだと、まだ「楽しいだけ」が理由であることも多いかもしれませんけれど。
でも、高学年になるに従い、「自分にはやらなきゃならないことがある」ことは頭ではわかっているものです。

宿題や、受験のための準備とか、、ですね。

でも、わかってはいるけれど、それに向かい合うだけの心のエネルギーが不足しているからゲームに逃避する場合もあるんじゃないかな、、、と息子を通して実感しています。

なので、「ゲームはやっちゃだめ!勉強しなさい!」と言われても、心に何かを抱えているとしたら、サクサク勉強なんかできないのではないかと思うのです。

自己肯定感の高い子は自分の生き方に興味を持つ

この次男も中学に上がる頃には、ゲーム時間が格段に減ってきました。

それはなぜか?

理由の1つに、アメリカから突然の日本帰国辞令が出て、中学受験編入試験を受けることになったからです。

つまり、この時にはもう自分でゲーム時間を自分でコントロールできる子供になってました。

自分に今必要なことは何か?
何をしたら、自分の人生はいいものになるのか?

12歳になると、結構自分のことを考えられるものです。
あなたもそうじゃなかったのではないですか?
12歳の時、それなりに色々と考えて行動していたのではないかと思うのです。

ここで大切なことは、自分の生き方に興味が持てるかどうか。

「どーせ私の人生なんて、つまんないもの」
「所詮物事、うまくいかないもの」

そんな風に思う小さい子ってあんまりいないと思うのです。

でも、失敗経験やダメ出しや否定された経験から、このような気持ちを持つようになります。

だからこそ大事なのは、親がどんな言葉を子供にかけてあげるか、です。

長男は
「僕は国際ビジネスを学びたいから、アメリカの大学に1年留学したい」と自分の将来を見据えて行動できるようになりました。

そして今現在、長男がやりたかった外資系金融関係の仕事についています。

小学生の頃、ゲームばかりしていた次男は、現在シンガポールの大学で学びながら、投資コンサルタントの仕事に就こうと夢実現に向けて頑張っています。

こんな大人になったのは、ただただ子供たちを否定することは一切せず、この言葉をかけてきたから。

「あなたはママの宝物」
「あなたはすごい!」

これだけです。

たったこの2つの言葉。
でも、親って、どうしても

「なんでやらないの!ダメじゃない!」
「これじゃ、ダメでしょ!」

って言いたくなっちゃう毎日になりがちです。
私は、実際昔そうだったのです。

でも、心理学を知ってから変わりました。
ダメ出しは、百害あって一利なし、ですよ。

あなたのお子様は、間違いなく宝物です。
未来の可能性を無限大に持っているのですから。

もしも個別にご相談ごとがあれば、是非お話伺わせてくださいね。
ここで書ききれなかったこと、お話しできればと思います。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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