嫉妬されるのが怖い

この受験シーズンの頃になると、
ママ友の間では、微妙な空気が流れるんですよね。

自分の子は第一志望校に入ることができた。
でも、お友達の〇〇ちゃんは、残念ながら第一志望校には
合格をもらえなかったようだ。

どうしよう、もしかしたら嫌味言われちゃうかな。
「なによ、うちの子の方が模試では偏差値高かったのに・・・」
なんて、妬まれたりしないかな・・。

XXX

今度の春から、私にはもったいないくらいの花形の部署に
人事異動が発表になった。

でも、同僚や先輩からの視線が、なんか痛い。
嬉しいことは嬉しいんだけれど、目立つと攻撃される気がして
なんだか心がざわざわする。

あ~、なんだか複雑だぁ・・。

XXX2017-02-27_153712

「嫉妬されるのが怖い」というお話は、カウンセリングでも
かなり多いお話なのです。

特に日本人は、島国だからか、単一民族だからか、
みんな同じ、みんな一緒、ということに安心感を感じやすい気がします。

その上、多くの人は「自己嫌悪」や「自分を小さく評価する」
という目線を持ちやすく、「自分のダメ探し」を無意識にしてしまい、
良いところを持っている人、自分より優れているものを持っている人
を見ると、「ダメな自分」をより意識化されるので、
妬む気持ち(攻撃したくなる気持ち)を持っているのですよね。

攻撃して、弱らせて、自分と同じ位置に引きずりおろしたい・・
のような気持ち。

「第一志望校は入れてすごいね!」
「栄転できてよかったね!」

と素直に言えたらいいのですが、
「それじゃあ、余計自分のみじめさを思い知らされる。
そんなの感じたくない!見たくない!」
という気持ちから、嫉妬の攻撃は生まれます。

なので、嫉妬される側は
「すごいね!」
と思われているわけなんですねぇ~。

なっかなかこの気持ちを見つけられないのですが・・。

攻撃されて、怖い!嫌だ!

の気持ちが前面に出てきちゃいますもんね。

なので、自分を守るために小さく見せようと
「いやいや、大した学校なんかじゃなありません。」
「いや、実力じゃなくてまぐれなんですよ!」
なんていうと、余計嫉妬の感情を煽るのわかりますでしょうか?

うちの子は一生懸命頑張ったのに、”大した学校にさえ入れなかった”
と言われているようにも聞こえますし、
まぐれって、血を吐くように努力したわが子の立場は、どうしてくれる?
努力は足りないってことかよっ!!

と余計に、攻撃性を煽りますよね。
本人はそんなつもりは全くないのでしょうけれど。

なので、自身の価値を見てくれているんだ!という自覚はとても大切。

「おかげさまで、本当にありがたいです」
と、価値をありがたく受けとることが大事。

「1000万稼いで、いいなぁ~,うらやましいなぁ~」
とあなたが知り合いに言ったら
「いやいや、私の友達は1億稼いでいるんだよ。
それに比べたら私なんか虫けらみたいなもんだよ。」

なんて言われたら、
「1000万稼いでいない私は、虫けら以下かよ!」(#`皿´) 
と、後ろからケリ入れたくなりませんか?

「いや~、おかげさまでねぇ。何とかここまで頑張ったよ~。」
と返された方が、少なくともイラッと来る度数はかなり減りますよね?

自分のすばらしさは、当たり前になりすぎていますから、本人は気が付かないもの。
嫉妬はそれを教えてくれる、またとないチャンス。

そして、嫉妬をぶつけてくる方も、またその才能魅力を持っている場合が
多いのですよね。

「自分にもそれを手に入れる力があるのに、手に入らないから
悔しさを感じる」のですから。

同僚に負けないくらい、自分も頑張っているのに認めてもらえない。
なんでだよ!

うちの子だって、夏休みも冬休みも返上して、頑張って志望校目指したのに!
良いセンいってるな!もしかしたら行けるかも!っと思っていたのに!

そんな気持ちから、嫉妬は生まれるのですから。

なので、その嫉妬してきた方の才能や魅力を上から目線ではなく、
相手に伝えられたら最高だと思います。

あなたがその方の才能を信頼し、
承認する。

これは本当に繊細な領域のお話ですので、
慎重さも問われます。

嫉妬されるのは、あなたに魅力や才能がある証拠。
「よし、これをうけとろう!」
と思える心の強さ、これも育てていけると嫉妬に負けませんし、
才能、魅力をもっともっと伸ばしていけますよ。
===

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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