世の中の困難を乗り越えるために

生きていると色々なことが起こりますよね。

今回、突然アメリカから日本に戻ることになり、
一番心配したのことは、次男の事でした。

彼は2年前アメリカの現地校に通いだした当初は、
いつも学校の事務所から電話がかかってきていました。

息子さんが腹痛を起こして、今ナースステーションにいます。
お母さん、迎えに来れますか?
って。

小学生の息子には、日本⇒アメリカの引っ越しは、
相当なストレスだったのでしょう。

最初の1か月はずっと携帯が手放せませんでした。
しょっちゅう学校から電話がかかってきていましたから。

そんな彼もアメリカの学校に溶け込み、
前日には次の日に取り組む教科書のわからない単語に
日本語の注釈をつけ、
やがて、英語がすべて理解できるようになり、
テニススクールでも大泣きした現実がありましたが、
それも乗り越え、

やっと生活が安定していた時に・・・

「日本に戻る」

という会社人事が出ました。

私は日本での仕事がやりやすくなるので、良かったお話ですが、
次男のショックは計り知れないものだったと思います。

だからこそ、ずっと3か月の間、伝えることが出来ず、
夫と毎日悩む日々でした。

けれど、ずっと内緒にすることももちろん不可能で、
打ち明ける時がきました。

「ずっとアメリカに住むことはできないってわかっていた。
だから仕方ないね」

ただ一言、そう次男は言いました。

えーー??
大泣きするだろう?
えーー??
反発するだろう?

中1の彼はもっと子供だと思っていたけれど、
ものわかりがよかった。

でもね、
伝えて1カ月たち、
明日が最後の登校日。

その間ずっと、
「ママ、ハグしていい?」
と言ってくる。

すね毛も生えて、私よりも背も高いのに。

「いいよーーー、ハグどんどんして~」
とハグする毎日。

マザコンになる?
そんな不安も一瞬かすめるけれど、それは無いかな。

学校では
「話しかけないで」
って、私を拒絶するからね~。
友達には「大きい自分」でいたいのでしょう。

帰る場所、
受け止めてもらえる場所がある人は
困難を乗り越えられる。

多くの人をカウンセリングして、実感しています。

あなたの安全地帯はどこでしょう。
そして、あなたが安全地帯でいられたら、助かる人は誰なんだろう。

皆で困難に向かっていける、そんな場所を作れたらいいなって思います。

 PS
沢山のクライアントさまや、ブログ読者の方から、

お引越しがんばってください
ムリしないでくださいね。カウンセリングまっていますからね。

そんなやさしいお言葉を頂いております。

本当にありがとうございます。
皆様の存在が、私の安全地帯かな。 

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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