先週、青森県に夫と旅行に4日間行ってきました。
そのせっかくの旅行でしたが、私、旅行中に夫に怒りをぶつけてしまいました。
いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
怒りたい時は、怒っていい
ことの発端は、奥入瀬渓流に私が行きたい!と言ったことでした。
私たちはパワースポット巡りが大好きで、神社に行ったり、場のエネルギーが強い所を探しては行くようにしています。
青森県は思いの外、広い県で行きたいところが点在していました。
夫は大間のマグロが食べたかったので、その日は大間に移動しなければなりませんでした。
大間は下北半島の先端、本州最北の町。宿から3時間車を走らせることになりました。
前日に泊まっている宿から40分ほどで奥入瀬渓流に行けることがわかり、翌朝大間に移動する前にそこに行きたいと私が提案して、当日助手席でナビをすることに。
ところが初めて渓流に行くこともあり、また前日に急に決めたので、どこの場所に求める景観があるのか皆目わからず、うろうろすることに。
「みえぽんが見たいポイントはどこにあるの?」
「こっちであってるの?」
と言われ、私も正直よくわからなくて焦っていました。
下準備をもっとしておけばよかった!
あぁ、この後3時間離れた大間にランチ時間までにいかねばならないし!
その後、恐山に行く予定だから、日が暮れる前に恐山まで移動しなきゃ!どうしよう、時間がない!!
あぁ、ちゃんと下調べをしておくべきだった!!
と、自分を責めていた時に夫に
「どこにあるの?」
「こっちであってるの?」
の言葉にとっても責められているように感じてしまい、つい言ってしまったのです。
「私だって初めて来た所なんだから、そんなこと言われたって、わからないよ!!」
「そんなに文句があるなら、もういいよ!行くのやめよ!」
その後は、助手席で私はダンマリを決め込んでしまいました。
その時に、もう一人の自分が自分を客観視していました。
せっかくの旅行なんだから、雰囲気ぶち壊すなよ!
すぐに気持ちを切り替えなよ!
本当に私の行きたかったところではありませんでしたが、いくつか景観の良いところを訪れることはできました。
その場所で「みえぽーん、こっち向いて〜」と写真を撮るために夫は私に声をかけてくれましたが、プンスカまだ怒っていた私は、無視して夫から離れたところに立っていました。
この時に私がしていたのは、とにかく自分の気持ちを沈めようとしていたのです。
自分との対話。
「彼はあなたを責めてなんかいないよ。」
「みえぽんだって旅行前まで仕事で、時間なかったじゃない。下調べできなかったのは仕方ないよ。」
「せっかく来たんだから、旅行楽しもうよ!」
大事なのは、怒りを長引かせないこと
男性は女性の怒りが苦手です。
特に、機嫌を直す手段がわからないのが辛いようです。
男性脳は解決脳ですから。解決方法がわからない状態が一番辛いのですね。
そのことは私も重々承知していたので、気持ちを切り替えようとしていました。
ちょうどその時に、夫が「トイレによるね」と言い、売店のある広場に駐車しました。
そこで「奥入瀬こけソフト」なるアイスが売っていました。
ソフトクリームに抹茶がたっぷりとかけてあり、苔(こけ)をイメージして作られたアイスでした。
「みえぽん、このアイス食べてみない?」とトイレを済ませた夫が声をかけてきました。
これで機嫌直してよ、と思っているのかな?と感じた私は、この提案に乗ることにしました。
そして案の定、食べ終えた私に夫は、「みえぽん、機嫌直った?」と聞いてきたのですね。
「うん、アイス美味しかったよ。ありがとうね」
ニコッと笑ってそう答えると、もう重たい空気はすっかりなくなりました。
怒りの下にある気持ちを大切に
怒ってはいけない。
怒ったら嫌われる。
その考えはちょっと違うと思っています。
人間だから怒りを感じる時もあります。
時には怒りをぶつけてしまう時もあるでしょう。
大事なのは、怒らないようにすることではなく、
普段から彼を喜ばせたり、幸せな気持ちにしてあげること、なのだと実感しています。
夫も私が怒っても、長引かないことを知っています。
そこは私を信頼してくれていると、私もわかっています。
以前、ゴルフの時に夫に
「みえぽん、だからダメなんだよー」
と何度もダメ出しされてとても嫌な気持ちになり、私が
「こんなゴルフ、全然楽しくない!私を否定してさぞかしあなたは良い気分なんでしょうね!」
とブチ切れしたことがありました。
それ以降、2度とゴルフでダメ出しをしなくなった夫。
人間は怒る時、必ず理由があります。
大抵は怒りの下には、悲しみがあります。
責められた、傷つけられた、否定された
夫にもそのことを普段から話しているので、「これをすると私が傷ついて怒るんだな」と、毎度学習をしてくれているようです。
なので怒りを抑え込むことよりも、怒っても良いので、
その気持ちを早めに切り替えること。
怒りは彼になんとかしてもらうのではなく、自分で対処すること。
が大事なのです。
怒りって時には破壊的なエネルギーを持っていますが、時には怒ってしまうのが人間。
怒りのルールを守れば、押さえ込んで良い人を演じるよりも、出してあげたほうがパートナーシップでは良いことも多いのですね。
先ほどのゴルフでのブチ切れ中継のブログです!仲直りの方法も書かれていますよ!