【Q&A】私を嫌っている人とどう接すれば良い?

昨日は心理学講座、「自分をもっと知って幸せマインドを育てる」に沢山のご相談、ご質問をいただきありがとうございました。

昨日は頑張って結構な数お答えできたかなーと思うのですが、時間の都合上お答えできなかった分をブログでお答えしていきますね。

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

今日も楽しい講座をありがとうございます。

私は自分のことを嫌い(あるいは苦手)と感じている人がいる場に行くのが、ものすごく苦手です。その人が明らかに私を嫌いという態度を出してくれていたり、大勢の人がいる中でその方と私がいるというシチュエーションならいいのですが、数名しかいない場に行き、しかもその人がめちゃめちゃ私に気を遣っているというのが明らかに分かるともう耐えられません。

来月まさにそのような女子会があり、私も誘ってもらったのですが、正直気が重いです。(私はその方を特に嫌いではなく、その方以外のメンバーとの関係は良好ですので本来であれば行きたいです)沼田さんはこのような場合、どうしたら良いと思われますか?アドバイスをお願い致します。

今月はあちこちで統一地方選挙がありましたね。

私の住む神奈川県でも、前半戦、後半戦と2回市議会議員選挙がありましたが、ずっとその選挙期間中はウグイス嬢をやっていました。

というわけで、今回のご相談者さんはウグイスさんにしましょうか。

ウグイスさん、ご相談をありがとうございます。

目次

無価値感と罪悪感

自分を苦手だ、または嫌いだ、と思っている人と時間を共有するのって、結構しんどいですよねー。

来月の女子会に参加するのがなんだか手放しに喜べず、まして気が重くなるお気持ち、本当にわかります。

ただ、ウグイスさんは

その人が明らかに私を嫌いという態度を出してくれていたり、大勢の人がいる中でその方と私がいるというシチュエーションならいいのですが、数名しかいない場に行き、しかもその人がめちゃめちゃ私に気を遣っているというのが明らかに分かるともう耐えられません。

そう、嫌いという態度、例えば「無視」してくれる方が気を遣われるよりまだマシなのですね?

ここがポイントです。

「無視される」→ 完全否定される感覚  →  無価値感

「気を遣われる」 → 気を遣わせてごめんなさいという感覚  → 罪悪感

ウグイスさんは、無価値感よりも罪悪感を刺激されることに痛みがあるようですね。

人間関係問題は過去の投影からくる

私たちは今は大丈夫だと認識していても、過去に人との関係で傷ついたことがあったとすれば、それを今、誰かに投影してしまっている可能性があります。

ウグイスさんが苦手な人、近づきたくない人にもう一度目を向けて見てください。過去に出会った誰かを思い出すこと、ありませんか?

具体的にいうと、このような人。

ウグイスさんにとても気を遣わせてしまった人

ウグイスさんが傷つけちゃったな、と思い当たる人

ウグイスさんに色々と配慮してくれていたのに、その配慮を上手に受け取ってあげられなかった人

過去にこのような人と接点を持った時に、ウグイスさんはなんだか居心地の悪い感覚を感じられて、その居心地の悪い感覚をこの今の苦手ちゃん(ウグイスさんに気を遣う人です)といると、同じように感じてしまうのではないかと推察できるのですが、いかがでしょうか?

居心地の悪い感覚は、「なんだかごめんなさい」と言った罪悪感です。

私たちは今出会っている人に対して、無意識に過去の誰かを投影していることがとても多いです。

無意識なので、いちいち「この人にはお父さんを投影しているな」
「この人には、小学校の時いじめてきたクラスメイトを投影しているな」

なんて感じてはいないのですが、特に苦手意識を持ちやすい相手には、過去の「嫌なやつ」を重ね合わせていることが少なくありません。

出さない手紙を書いてみよう

このケースの癒しを進めていくのに、シンプルで効果的な方法を紹介しますね。

私たちは言葉にならない前のモヤモヤとした感情(情動と言います)を、言語化することで意識化することができ、気づきが生まれ、癒しが起こります。

なのでウグイスさんにまず提案したいのは、以下の3ステップ。

ステップ1:上記みどり色の枠内に書いた、過去に出会って罪悪感を感じてしまった人に、今のウグイスさん目線で手紙を書く。

ステップ2:その当時、罪悪感を抱いたウグイスさんに手紙を書く

ステップ3:今の苦手ちゃんに対して感じる、ウグイスさんの素直な気持ちを手紙に書いてみる

過去に思い当たる人がいなければ、ステップ3だけでも大丈夫です。

この3ステップで、意外と心が整理され、その人に対する態度が変化していくでしょう。手紙を書いている間に感情が動く場合もありますし、淡々と書き進められる場合もあります。

どちらにせよ、きっと何らかの変化(心が少しすっきりした、等)を感じられると思いますが、どうでしょうか。

言語化するとなんらかの気づきが生まれ、ウグイスさんの苦手ちゃんへの捉え方がちょっとづつ変わってくると思います。

是非来月の女子会に参加する前に取り組んでみてくださいね。

楽しい女子会になりますように。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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