2023年も3日が過ぎましたね。明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
大怪我をしてちょうど3ヶ月、退院してちょうど2ヶ月が経ちましたが、パソコンのキーボードがだいぶ楽に打てるようになってきました。
入院中は右手が麻痺してしまっていて、左手の人差し指一本で打っていたなんて、なんだか遠い昔のように感じます。
あの頃は1つのブログ記事を書くのに、丸2日かかって書いていました。
人間の体の回復力には、本当に頼もしささえ感じます。
それは心も同じですよ。
私たちには、落ち込んでも立ち直る心の強さがありますから。
いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
一生懸命生きる人のオーラ
昨夜、家族で「焼肉きんぐ」という焼肉食べ放題のお店に行ってきました。
我が家は私以外全員男性なので、お肉食べ放題はめっちゃお得感満載です。
私がお腹いっぱいでギブアップした後も、20歳の次男は「まだ食える」と言いながら、追加でタン塩やらカルビやらハラミをバンバンオーダーしていきます。
そんな中、ラストオーダー10分前に女性の店員さんがテーブルにやってきました。
「ラストオーダー10分前ですが、まだオーダーしたのにきていないお品物はございますか?」
すると夫が「え?ラスト10分はもう追加でオーダーできないってことですか?」
「いえ、後10分間は追加でご注文できますよ。これまでのご注文分は全て来ていますか?」
「はい、大丈夫です」
「わかりました。ごゆっくりお楽しみくださいませ。失礼致します」
とやりとりして、店員さんは去っていきました。
店内は満員で、とてもガヤガヤとしていたので、店員さん、一生懸命大きな声で中腰で私たちに目線を合わせての対応でした。
すると、我が次男が
「今の人、高校生だよね、きっと。僕より年下の子が頑張っているんだねー。なんだか一生懸命な子で応援したくなっちゃうわー。」
「そうだねー、一生懸命接客してくれているの、伝わってきたよね」と私。
「あんな子が、ほんとお店で評価されるといいのになー。」と次男。
お会計をしようと席を立つ時、食べたお皿やタレを入れるお皿、これまでに運ばれてきたお皿やコップなどをテーブルの端の通路側に一塊に積んで、少しでも店員さんが片付けやすいようにしている次男。
「あの子が少しでも片付けやすいようにしてあげたくて。あんなふうに一生懸命頑張っている人を見ると、とにかく応援したくなるんだよね」
一生懸命こちらに向き合ってくれる人や、一生懸命頑張る人には、私たちは好感を感じやすいようです。
今日は関東ではお正月の風物詩になっている、大学対抗箱根駅伝の復路が行われていますが、寒い中でも沿道で応援する人が絶えないのも、きっと一生懸命走るランナーに何か感じるところがあるからでしょうか。
ちなみに私は大手町のゴールテープを切る選手たちをみて、テレビの前でボロボロ泣いてしまいました。体力の限界を超えて、襷を繋いでくれたチームメンバーの思いを背負って走る選手の姿には、もう感動しちゃいますー。
犠牲をしてるかしていないか、が分かれ道
一生懸命頑張る人の中に、
「こんなに頑張って、苦しい」
「頑張る生き方で、報われた試しがない」
と、生きづらさを感じてしんどい気持ち満載の方がカウンセリングに来られる方の中には多い気がします。
このような人たちは、往々にして優しい方が多いですね。
誰かに迷惑をかけたくない。
自分さえ我慢すればいい。
そんな「自分が全部を背負ってしまう気持ち」を抱え、犠牲的に生きてしまう。
ところがこのような方には、周りから見て「辛さを感じるくらい、限界まで頑張っている」と認識されていないことも多々あります。
応援される一生懸命な人と、応援されない(ように本人が感じる)一生懸命な人の差はどこにあるのでしょうか?
私が体験上思うのは、
人は無意識に、誰かの恨みや怒り、悲しみを避ける傾向にあります。受け止めたくない、感じたくはない感情だから。
だからあなたの感情に気が付かないように、あなたの周りの人はあなたの感情から無意識に距離をとってしまうのかもしれませんね。
あなたは一生懸命何かに頑張る時。
やりたいからやっているのか。
嫌われないように、怒られないようにやっているのか。
行動動機によって、頑張っている最中にあなた自身が感じる感情も全く変わってきます。
「よーし、夢を叶えるために頑張るぞ〜!」
「誰かが喜んでくれたらいいな」
そんな気持ちを感じながら、頑張っている状態なのか。
「なんで私ばっかりこんなに大変なの!」
「なんで私の頑張り、認めてくれないの!」
そんな気持ちを感じながら、なのか。
犠牲はとても辛い感情を伴い、幸せな気持ちをなかなか感じられません。
今のあなたが犠牲をしているのかさえわからず、でもなんだか辛い気持ちを、モヤモヤする気持ちを感じている時には。
「なぜ私はこんなに頑張っているのだろう?」
そんな問いを自分に聞いてみてほしいです。
そして。
「私は本当は何をしたくて、どうなりたいと思っているのだろう?」
そんな「どうなりたいのか?」という、とっても大事なあなたの気持ちをその都度確認することはとても大事です。
私たちはついつい、時間にながされてしまい、自分自身の本当の声を無視しがちですから。
今年は是非、「自分ファースト」という自分を大事にするキャンペーンを掲げてみませんか。
私は去年の10月に、「死んでもおかしくない大怪我」をしたことで、この自分ファーストをものすごく意識するようになりました。
去年よりももっともっとあなたに寄り添い、そして答えを導き出せるカウンセリングを今年は目指していこうと思っています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
予約センターは明後日5日(木)12時からオープンします。お会いできますこと、楽しみにしておりますね。