さて先日「セックスのお話」というタイトルで恋愛心理学講座をさせて頂きました。本当に多くの方に申し込みをして頂き、そのうちの4割程の方達がライブでご参加くださいました。本当に勇気を持ってのご参加に大感謝です。
そこでご質問を募集したところ、講座内でお答えした分も含めて、なんと26件のご相談を頂きました!!
今回はあまりに多かったので、講座内でお答えできなかった分を随時ブログ記事でお答えしていきますね。
いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
罪悪感というブロックとは
カウンセラーを目指しているのですが、心理学を学ぶ、自分への癒しを行おうとすると、何かブロックされて頭に入って来なかったり、感情を感じなかったりします。フォーカス(注1)にあたっている時は特にブロックが強く、なかなか頭に入ってきません。ボラカン(注2)も学べているのか、わかりません。このような心理的ブロックを外すには、どうしたらいいのでしょうか?
注1フォーカス:フォーカスパーソンの略。弊社カウンセリングサービスの母体の団体、神戸メンタルサービスで行われているグループセラピーの一環である公開カウンセリングで、相談者として悩みを打ち明ける人のこと。
注2ボラカン:ボランティアカウンセリングの略。弊社でのカウンセラーになるには、ボランティアカウンセリングを必ず一定時間数こなし、なおかつ一定数リピーターをつけ、合格基準をクリアしなければならない規則になっています。
今日のご相談者さんはおっとっとさんに決定。今、おっとっとを食べならがブログを書いているのですよ〜。
おっとっとさん、ご相談をどうもありがとうございます。
さてさて。おっとっとさんにとって、癒しを進める目的ってなんなんでしょう?
おそらく、幸せになるため、もっと楽に生きていくため、ではないでしょうか?
ということは、「幸せになることへのブロック」が働いている可能性が高いわけです。
では「こんな私が幸せになってはいけない」となぜ思うのでしょうか?
多くのケースで、「こんな私は幸せになってはいけない」「こんな私が幸せになれるはずがない」と思っていることが多いのです。
なぜそう思ってしまうのか?
ずばり、罪悪感があるから、というケースがこれまた多い。
じゃあこの罪悪感をなんで持っているの?といえば、いろいろなケースがあります。
かわいそうなお母さんを差し置いて、自分だけ幸せになるのは申し訳ない、とか。
昔々、事情があって赤ちゃんを堕胎してしまったから、とか。
今までお付き合いをしてきた人たちを、別れを伝えることによって傷つけてきてしまった、ごめんなさい、と感じている、とか。
学費など親に負担を沢山かけてきてしまって、申し訳ない、とか。
もう、人の数だけ罪悪感も様々なんですよ。
でも、なぜ罪悪感を感じるかといえば、心に愛があるから、なんですよね。
かわいそうなお母さんを差し置いて、自分だけ幸せになるのは申し訳ない。
そう感じるのは、お母さんに幸せになってもらいたい、というお母さんへの愛があなたの心にあるから、なんですよ。
そうか、私には愛があるんだな!!
罪悪感と繋がるのではなく、あなたの中の愛と繋がることが、罪悪感のブロックを外す一つのきっかけになると思います。
振りまくってきた過去のパートナーを傷つけてきた罪悪感の場合は、「出会ってくれて、そして素敵な時間をありがとう」と感謝をし、「どうか今、そしてこれからも彼ら(彼女ら)が幸せでありますように」と祈ることで、罪悪感から愛に変えることができます。
こうやって罪悪感ブロックを手放し、愛につながっていきます。
でもブロックは1回やって「はい、外れました」ではありません。何度も何度も、「罪悪感を手放そう。愛に繋がろう」とすることが大事です。
でも、全部が全部、罪悪感は愛に繋がればいいわけでもありません。例えばお金のブロックのケースなどがそうです。
お金のブロックを外すには?
例えば、あなたがセラピストや占い師のような個人事業主だとしましょう。
なんだか思うように売上が上がらないな、、というケースの時。お金のブロックが働いていることが多いです。
お金を使うことに罪悪感がある場合が多いのです。
ジムに月1万円も使っちゃっている。こんなに使っちゃっていいんだろうか?
2万5千円もするワンピースを買ってしまった。あー、もったいなかったかな。
そんな自分へのお金を使うときに、生じる罪悪感。
これがあると、お客さまからお金を頂くのに、「あー、私ごときにこんな高い金額を払わせてしまった、、。ごめんなさい」という罪悪感を感じてしまうのですよね。
そうすると、価格をもっと低く設定してしまったり。
無意識にお客さまに来させないように、行動してしまうことがあるのです。
こういうケースの罪悪感ブロック(要はお金のブロック)には、気持ちよくお金を使うようにすると良いです。
1日10万のセミナーに行って、そこで同じ志の仲間と出会ったり。
10万円ならば10万ならではの内容だろうから、そこでしっかりと学んできたり。
対価に目を向けるようにすると、価値のある10万円になり、罪悪感を手放せていけます。
「あー、このセミナーのために10万円払ってよかったな〜!!」と思えるようになるのですね。
自分が気持ちよくお金を使えるようになると、お客さまも気持ちよくお金を払っているんだな、と思えるようになるので、売上が伸びるようになりますよ。
このように同じ罪悪感でも、種類によってブロック外しのアプローチは様々です。
無価値感というブロック
おっとっとさんのケースの場合、無価値感のブロックからもみていくことができます。
無価値感ブロックは、恋愛でも多くみられるブロックです。
「私は愛される価値がない」
「私は男として、または女としての価値がない」
といったブロックです。
おっとっとさんの話に戻ると、「自分が幸せになれるほど、自分に価値なんかない」というブロックがあるかもしれない、ということです。
無価値感を感じる場合、多くのケースで見られるのは、やはり親から(特に母親)否定された、虐待された、馬鹿にされたことで、自信をなくし、自分には生きている価値がない、、というブロック(思い込み)ができることがあるのです。
おっとっとさんはここまで読み進めて、思い当たる節はありますでしょうか?
このブロックも結構根強い頑固な汚れであるケースが多いので、時間をかけてブロックを外していくことが必要になります。
何度も何度も「あなたはこんな素敵なことをしてきたじゃない!」「あなたのここが素晴らしいところだよ!」「あなたは間違っていないよ!」という声をかけてもらうこと。
何度も何度も何度も何度も!!
なのでここで話を一番最初に戻しますが。
何より大切なのは、「自分にどんなブロックがあるのか」を認識することです。
これは自分一人ではなかなかわからないので、カウンセラーなど心のことをよくわかっている人と一緒に、心の深掘りをしていくことが大事です。
どんな罪悪感を抱えているのか。どんな無価値感を抱えているのか。
私の直感では、おっとっとさんは、一番最初の罪悪感、「愛につながった方が良いケース」のパターンだと思います。多分ね。
細かなアプローチは、誰にどんな罪悪感を抱えているのか、によって様々なので、説明が無限になっちゃうので省かせてもらいますね。
もしよかったら、直接お話伺わせて下さいな。そうすればどの罪悪感パターンか、わかりますから。
おっとっとさん、ご相談本当にどうもありがとうございました。