【Q&A】性的なトラウマがあり、男性に嫌悪感を持ってしまう

さて先日「セックスのお話」というタイトルで恋愛心理学講座をさせて頂きました。本当に多くの方に申し込みをして頂き、そのうちの4割程の方達がライブでご参加くださいました。本当に勇気を持ってのご参加に大感謝です。

そこでご質問を募集したところ、講座内でお答えした分も含めて、なんと26件のご相談を頂きました!!
今回はあまりに多かったので、講座内でお答えできなかった分を随時ブログ記事でお答えしていきますね。

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

目次

性的なトラウマ

貴重な講座をありがとうございます。小さい頃から何度か痴漢行為に会い、性的なことに対するタブー視が強く、また男性を嫌って、見下してきたような気がします。このような場合、どのように癒していけば良いのか、良い方法などありましたら、教えて頂けると嬉しいです。

今回のご相談者さんは、メガネさんに決定!(今視界に机の上のメガネが目についた)

メガネさん、ご質問をどうもありがとうございます。

痴漢などの性的な被害にあった場合、まるで自分の身体が汚れてしまったように感じることがあります。そうすると自分への嫌悪感も強くなり、その嫌悪感を男性にも投影して、男性に対しても嫌悪感を抱くようになります。

また同時に、怒りも男性に対して出てくることが多く、なかなか男性とパートナーシップを築くことが難しくなりがちです。

このような性的なトラウマを癒すことは、時間をかけ、焦らずに進めていくことが何より大事です。

癒しを進める

癒しを進めるプロセスは、性被害に対する心の傷の深さ、被害にあった年齢、状況によって様々で、一概に「これで癒せます」というものは個々で違うのでお伝えすることは難しいのですが、数ある中の一例として挙げてみます。

トリガーリストを作る

トリガーリストというのは、辛い記憶を思い出すきっかけになるものをリスト化すること。「この場所に来ると思い出す」「このワードを聞くと思い出す」「この音を聞くと思い出す」など、記憶のスイッチが入る地雷を突き止めておくと、これらを避けることで、心へのダメージを少しでも減らすことができます。

ただこの作業は、嫌な記憶を思い出す作業なので、一人で難しいようならば、是非カウンセラーなど心の専門家に頼ってみてください。

安心リストを作る

料理をすると心が落ち着く、この音楽を聞くと心が安らぐ、など、あなたが安心できることをリスト化して、積極的に生活に取り入れていくことは、癒しを進めるにあたって大事なことです。

その安心できる時間を積極的にメガネさんを過ごさせてあげることで、「私は何も汚れてはいない。私は私のまま存在していいのだ」と繰り返し繰り返し、思い返してみてください。

自分への嫌悪感を癒すことが、何よりも大事です。

信頼できる男性を見つける

これはなかなか実生活では難しいかもしれません。ですが心の専門家である男性のカウンセラーは受容力や共感力が高く、女性性のエネルギーが普通の男性よりも高い方が多いです。

このような安全が確保された環境下で、メガネさんのしんどさや悲しみを受け止めてもらうことで、「真実の男性性」を心に実感させてあげてみてはどうでしょうか。

感情レベルで、「安心できる男性もいるんだ」とわかることで、癒しは少しづつ進んでいくと思いますよ。

男性に対して嫌悪感を持っている一方で、きっとメガネさんは「男性と仲良くしたい」という想いがあるからこそ、こうしてご相談を寄せてくださったのだと思います。

メガネさんの癒しが進むことを、祈っていますね。
今回ご相談を寄せていただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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