先日の神戸メンタルサービスの恋愛心理学講座「男性性、女性性を味方につけて恋愛を成功させる」にお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました!
そこでパートナーシップに関するQ&Aを行いましたが、時間が足りずお答えできなかった分をブログで順次お答えしていこうと思います。
同じようなことで悩んでいる方のご参考になりますように。
いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
可哀想な人を助けたい心理
パートナーが欲しいのですが、いいなと思う人には気のないふりをしてしまい、自分からいけません。
そして、モテなさそうな自信なさそうなかわいそうと思う人には、自信をつけてあげなくっちゃ!と褒めてしまうので好かれます。
私はただ自信をつけてあげたいだけで好きでは全くないのですが、センサーが向いてしまうようです。こういうことをやめるにはどうしたらいいでしょうか?
質問受付の意図がズレていたらすいません。
質問者さんを仮にAさんとしますね。
Aさん、質問受付の意図はズレていませんよ、大丈夫です。
Aさんのご質問と同じようなことで悩んでいる人、きっといっぱいいると思います。
なのでご質問を寄せて頂き、本当にありがたいですよ!
さて、まずはAさん、とっても愛のある方なのですね。
モテなさそうな自信なさそうなかわいそうと思う人には、自信をつけてあげなくっちゃ!と褒めてしまうので好かれます。
この行動自体は、悪い行動ではないと思うのです。
自信のない人に、自信をつけてあげる、、その行動そのものはとても愛のある行動ではありませんか?
でも、行動動機を変える必要があるかもしれません。
二つのパターンでご説明していきますね。
まず一つ目ですが、Aさんにとって、「かわいそうな人」のシンボルは誰でしょうか?
過去、そのかわいそうな人を助けてあげられなくて、罪悪感を抱えている時、人はその罪滅ぼしのために「かわいそうな人」を見つけては助けてあげる、、という行為を繰り返すことがあります。
例えばお母さんが、お父さんと折り合いが悪く、いつもお父さんから辛く当られていた。
Aさんはそんなお母さんを助けてあげたかったけれど、まだ子供でどうすることもできなかった、のようなパターン。
ここでは「お母さん」が「かわいそうな人」のシンボルになります。
もしもこのような罪悪感があった場合、罪悪感を愛に変えていく方法をとります。
罪悪感と愛はコインの表と裏、表裏一体なのです。
Aさんは「助けたい」と思う、優しさがあったからこそ、「助けられなかった」罪悪感を感じてしまうわけですから。
なので、この場合はAさんの愛を承認することが、「センサーが向いてしまう」ことを減少させるのに効果的だと私は思いますよ。
本当に助けたい人は、実は、、、!!
もう一つのパターンですが、一番助けたい人、自信をつけてあげたい人は、実はAさん自身なのではないでしょうか?
本当は自分に自信をつけたい。
自信がないからこそ、
パートナーが欲しいのですが、いいなと思う人には気のないふりをしてしまい、自分からいけません。
このような態度をとってしまうと思うのです。
自分に存在価値を感じられない分だけ、かわいそうな人に自信をつけてあげることで「自分の価値」を確認しようとしてしまったり。
自分に自信をつけたい、でもつけられない、、というジレンマを心の内側で感じている時、心の投影を使って、外の世界の自信のない、かわいそうな人に自信をつけてあげたい、という衝動にかられてしまうことがあります。(自信をつけてあげている過程では、この自分の感じている一時的にジレンマを感じなくてすみますから)
この場合、Aさんの魅力や才能を心理学ワークショップやカウンセリングなどで他者から指摘してもらって、どんどんそれらを「ありがとう!」と受け取っていくことで、「センサーが向いてしまう」ことを減少させるのに効果的だと私は思いますよ。
もちろん、自信をつけていければ、Aさんも「いいな」と思う人にも、気の無いふり、じゃなくて
「●●さん、人として好きだな〜っと前から思っていましたよ!」
なんて思わせぶりなセリフをサラッと言えるようになるんじゃないかな?
「男性として好きだな〜」と伝えることは勇気のハードルがちょい高めですが、「人として好き」は別に恋愛対象という意味じゃないですよ♡と逃げ道がある分だけ、伝える勇気のハードルがちょっと低くなるんじゃないかな。
でも「好き」と言われて、嫌な気持ちになる人はそうそういないと思います。
何よりここから●●さんはAさんのこと、意識するようになるかも、ですしね。(なる確率は結構高いと体験上、思います)
男性の気持ちを鷲掴みにする方法、よかったら色々とお教えしますよ♡
Aさん、素敵なご相談を本当にありがとうございました。