私の父は「ざ、昭和!」のような父で、私が3、4才のころ、頬を叩かれて、前歯がかけてしまったこともありました。
そんな父は私が高校生の時、私の日記をこっそりと読み、当時お付き合いしていた彼を日記の中で「Kくん」と書いていたのですが、家の電話番号の連絡帳の最後のページに「か行のクラスメイトの男の子の住所と電話番号」がずらりと書かれているのをひょんなことで、見つけたこともあります。
私の日記が読まれている!
自分の素直な気持ちを書き綴っていたので、大切なものが汚されてしまったように感じ、怒りで一杯になりました。
そして、私は日記にこう書きました。
「こそこそ盗み見するんじゃねーよっ!」
あの頃は激しい性格だったのかもしれませんね〜。いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
許しが大切な理由
父は私の高校時代、当時付き合っていた男の子とデートの時、なんと私の後をつけていたということもありました。
もうどんだけ、、、という気持ちにもなり、ここでも私は怒り心頭でした。それは「私のこと、そんなに信用できないの?」という悲しさ、だったんだろうな〜。
父の気持ち心から理解できたきっかけは、高校生のころは「私を縛るために私のことを詮索していた」と思って怒っていたのですが、今の夫と結婚前にオーストラリアに旅行に行く時、反対すると思いきや、「気をつけていっておいで」とおくり出してくれたのです。
高校のころは父が大嫌いでしたが、今こうして2人の子供を育てる立場になり、親は子供を安全に安全に、、。と危険から少しでも回避させたい、という思いがあるのだなぁ、、と身にしみて感じています。
父はただただ心配だった。同じ男性として、「男性が抱く間違った攻撃性」を知っていたからかもしれません。そこから私を守りたかったのだろうな、、と思います。
私は自分がされて嫌だったので、息子たちの携帯などプライバシーに関わることは見たりはしませんが、それは男の子だからどこかで心配な部分が女の子よりも少ないせいもあるかも。
息子の帰宅が終電でも、襲われるのでは?という心配は私の中ではほぼゼロですし。
でも、小、中学生の頃はやはり、あれこれ心配をしたことがありました。
「どこいくの?」
「誰と出かけるの?」
「帰宅は何時ごろ?」
鬱陶しいお母さんだったかもしれません。でも、これは息子の安全を確保しておきたかったから。そしてそれは私の愛情から来ること。
これは父を許していなかったら、息子に嫌がられるのでは?嫌われるのでは?と、恐れを感じて、息子に真っ直ぐに愛情を向けることに躊躇したかもしれないのです。
人の行動は必ず裏表があります。ネガティブばかりに目がいくと、ポジティブな面まで私たちは表現できなくなるのです。
ヒステリー気味だったお母さんを許せないと、自分の感情の豊かさを表現しずらく感じるかもしれません。
嘘をつくお父さんを許せないと、あなたは生真面目すぎる人間になって融通の効かない頑固者と見られて、人間関係に問題が生じるかもしれないのです。
人を許す、と言うのはあなたの生き方の幅を広げてくれます。
そしてあなたがもっともっと生きやすくなるということ。
でも、許したくない!そんな時は
あんな親、絶対に許せない!
2度と会いたくもない!
そんなこともあろうかと思います。
そんな時は無理して許さなくてもいいのです。
大丈夫、許さないあなたを責めなくていいのですよ。っというか、責めたら元も子もない。罪悪感は持つ必要のない感情だから。
そんな時はただ、祈ってください。
「お母さんのこと、許せないけれど、どうかお母さんが今日も幸せでいますように。」
祈ることさえ、「やりたくない!!」と思うのなら、いつか祈れる日が来るといいな、、でOKです。
それくらい、きっとあなたは傷ついたのだろうから。
そのあなたの気持ちをまず尊重しましょうねー。
そうそう、今週末に「許し」をテーマにした講座がありますよ!私も参加するのですが、なかなかできなことは一人で取り組まず、参加した仲間と取り組んだ方が、「許し」を進められると思います。
あなたと同じように「お母さんが許せん!!」と思っている人と同じグループになって、「あ〜、わかります〜!!」とあなたに共感してくれるかもしれませんよ〜。
第3章とありますが、第1章から参加していなくても大丈夫!1講座完結型です。興味のある講座を選んで参加しても大丈夫です。
講師は私の尊敬するみずがきカウンセラーです。(画像クリックで、講座内容詳細記事に飛びます)
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