今まで付き合ってきた彼氏達。
最初はマメに連絡もくれる。だけど、決まって彼の方から距離を開けだす。
前回の彼には「君が何を考えているのか、よくわからなかった。」と言われた。
正直、私もそんな時には「本当に私、この彼が好きなのかどうか、よくわからない」という心境だったのは事実。
私、この先結婚できるのかな?
パートナーシップがいつも続かない私。将来が不安だな。
いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
心が無意識に禁止していることとは?
私達の心は過去にダメージを受けると、同じ痛みを感じないように「その時の行動を避ける」ということをします。
例えば、
お母さんはヒステリックでいつもイライラしていた。
理不尽なことで怒られることが多く、言い返すと叩かれたりした。
だからだんだんと、言い返すことを諦め、お母さんの言うことをただ黙って聞くようになった、とか。
お父さんがとても威圧的だったり、暴力的だったりすると、男性と無意識に親しくならないように行動をしてしまったり。
本人は「考えて行動」しているわけではなく、「知らないうちにそう行動している」ことがほとんどなので、自覚することはなかなか出来ていないことが多いです。
本心を伝えられず、結果彼が距離をとる実情
あるクライアント様の例で解説しますね。(掲載許可を頂いてお伝えします)
30代前半のA子さんは、大手電機メーカーに勤める背の高い女性。
先月までお付き合いしていた彼から「君は本心を語ってくれなかったよね。いつも壁を感じていた」と言われ、彼からさよならをいわれてしまいました。
思い返せば、いつも似たようなことを言われて恋が終わってしまったと言います。
僕を信頼してくれていない気がした。
本心を話してくれない。
何を考えているのか、よくわからない。
僕の事、本当に好きだったのか?
そんなことをいつも別れるときに告げられていたと。
お話を伺っていく中、確かに私も「なんだか本質を語ってくれていないなー。これが歴代の彼氏たちが感じていた感情かなー?」と感じていました。
時系列で出来事についてはちゃんと話してくれているのですが、A子さんがどう感じたのか、そこが今ひとつしっくり感じられない、と言いますか。何だかつかみどころがない気が私はずっとしていました。
こういう感覚を私自身が感じると、「なんか、引っかかるなー」とついつい引っかかりを掘っていきたくなるのです。私のここ掘れわんわんセンサー、が働くのですね~(笑)
お話を伺っていくと、A子さんは小さいころ、とっても元気のいい女の子だったとわかりました。
楽しくなると、家の中を走り回ったり、ソファーの上でジャンプするのが大好きだったそう。
でも、3歳下に生まれた弟とソファーでトランポリン遊びをしていた時、弟が床に落っこちて頭にけがをしてしまい、それ以降、家ではしゃぐとお母さんにものすごく怒られるようになったのです。
楽しい、嬉しいといったはしゃぎたくなるような感情を表現すると、お母さんに怒られる。
その出来事で、
「自分の感情を自由に表現すると、怒られる」
「自分の感情を思いっきり出して、それが結果、弟のけがに繋がった」
そんな気持ちを持っていることに気が付かれて行きました。
だから「彼が大好き~!」という気持ちを感じ始めると、「この気持ちを思いっきり表現すると、また怒られる」「誰かが傷つく」と警報機が作動し、A子さんは彼に気持ちを表現しなくなっていたのです。
好きという感情を感じないようにしていたので、「私も彼のことが好きかどうか、よくわからない」という感覚をA子さんも感じていたので、余計に「好き」を表現できなくなっていたのです。
だから彼もA子さんに壁や距離を感じていたようなのです。
そして、男性は「自分は信頼されていない」という無力感を感じるので、別れを考えてしまう、、というパターンにハマっていたのですね。
なので、セラピーでは「本来の天真爛漫な感性豊かな子供のA子さんをもう一度復活させる」ことに取り組んで頂きました。
けがをさせてしまった弟君にゴメンナサイの気持ち、いっぱい感じていたね、、。
それだけ優しい女の子だったんだね。
その女の子が広い原っぱを駆け回っているとしたら。
どんな表情で走り回っている?その子に「A子~!あなたの好きなもの持ってきたよー!こっちにおいで~!」って両手を広げてしゃがんでみたら、どんな表情で駆け寄ってくる?
その子を思いっきり抱きしめてあげて!!
その日の面談カウンセリングを終えた後のA子さんは「自分の感情そのものが、両手からどばーっと流れ出てくる感じでした」と伝えてくれたのがとても印象的でした。
その後、しばらくしてから面談カウンセリングに来てくれたA子さんは「沼田さん、彼ができました。今度はちゃんと『好き』を伝えていきたいです。どうやったら彼を沢山喜ばせる事が出来ますか?」というカウンセリングに内容が変わっていきました。
天真爛漫さは女性性の軽やかなエネルギー
「感情」は本来、女性が感じることも得意分野で、表現もしやすいものです。
だから女性性エネルギーがひらけば開くほど、感情を感じられるようになっていきます。
どちらかと言えば、男性は感情を感じることも表現することも苦手です。
パートナーシップは必ず男女間でバランスをとります。
だからこそ、女性が感情を表現することができると、男性は安心感を感じます。
自分自身が感じられていない分を、相手のパートナーが感じてくれているからです。
このブログを読んでくれているあなたは是非是非、A子さんが小さな頃に無意識に禁止してしまった
私、うれしいのー!
私、めっちゃたのしいなー!
これ、すっごくおいしいねー!
といった無邪気さ、天真爛漫な表現はどんどんパートナーに見せちゃってくださいね。
あなたの無意識の「心のブロック」はなんでしょうか?
昔々のあなたに出会いに行くと、そのヒントは隠れていることが多いものです。
心のブロックをどんどん手放して、パートナーシップを上手に築いてくださいね^^
あなたの幸せなパートナーシップを応援していますね。