思春期の子供が反抗的な態度をとったら

「またゲーム?ちゃんと宿題はやったの?」
「あ~、うるさいなぁ。ちょっと休憩してるだけじゃん。
また後でちゃんとやるよ。」
「先に宿題終わらしてからやればいいでしょう
結局あとで眠くなってやらなくなるでしょう??」
「あ~、お母さんと話しているとイラつくんだよね
いちいちごちゃごちゃうるさいんだよ」

「ただいま~」
「おかえり。今日は学校どうだったの」
「別に。」
「別にテストどうだったのよ」
「普通だよ、普通」
「何よ、普通って?だいたいあなたは・・・」
「あ~、もうウザいんだよ」

こんな対応、もしもあったとしたら。

「我が子はまっとうに育っているわぁ~」と思ってくださいね。
きっとあなたは良いお母さんだったのでしょう。

「えなんでですか
子育て失敗・・なんて言葉、一瞬よぎるのですが」

そうですよね、親の言いつけをちゃんと守る、それがよい子。
親のいうことは正しいのだから。
長く生きてきた分、子供の頃こうしていたら将来はこうなる・・。
そんな目が持てるのだから。

私たち親はそんな気持ちになりがちです。

     

魔の2歳児ということば、聞いたことあるかもしれませんが、
2歳児は
「歯を磨こうか」
「イヤ」
「にんじんさん、食べようねぇ。」
「イヤ」
と親に対して「イヤ」を表現する時期で、ママ達はただでさえストレスのたまる育児に
さらに拍車をかけるこの反応にうんざりする時期なんです。

けれども、人の感情はこの「イヤ!」とい拒絶の気持ちを経て、
その後の「優しさ」「譲歩」「助け合い」「慰める」「頑張る」など様々な気持ちを育てていくことが
できます
。
この「イヤ!」という感情を存分に発揮する必要があるのですね。

この小さな時期の「イヤ!」は自分とママとは一体ではない・・という最初の自我の芽生えの
時期となるのですが、思春期は特に
「親と自分との間に信頼関係があるかどうか」
がとても大きなキーワードになります
。

親に対して反抗的な態度をとると言うことは
「自分は親に見すてられない安心感がある」
ということ。

つまり
「親に対して良い子を演じなければならない」
   
さもないと自分は嫌われる、見捨てられる。
   
親だけでなく、周りの人皆の顔色を伺ってしまう。
   
「イヤ!」だけではなく、自分の意見を表現しなくなる。
   
将来にわたって、人間関係全てにおいて「顔色をうかがってしまう」
という対応をしてしまう。
    
自分の感情を抑える癖がつく。
   
パートナーなど少しでも気が許せる・・と思った対象に感情を爆発させる。
または人間関係構築が難しくなりがち。

といった事に繋がることもあります。
(カウンセリングをしていると、このパターンの方が結構いらっしゃいます)

このことからも、「思春期の反抗的態度」はまっとうな心理的成長と言えます。
(ただし、万引きなど非行に走る。暴力をふるう。麻薬等犯罪に走る、など
の場合は全く別の見解になります。)

      

先日、毎週土曜日に通っている日本語補習校の宿題の事で。
アメリカの現地校ではすでに中学生の次男とよく言い合いになります。
(日本語補習校とは、海外で日本人学校以外の学校で学んでいる日本人
の子供のための、国語や算数などを日本の教科書を使用して習う学校
のことです)
「ほら、漢字の勉強やっちゃいなさいよ。」
「あ~、ウイル(北欧出身のクラスメイトです)は自国の勉強はネットでやってるらしいよ。
なんで日本のはいっつもわざわざ学校なんて行かなきゃならない制度なんだよ~」
「友達と顔を合わせるからこそ出来ることもあるでしょう運動会とか生徒会とかね。」
「だいたい日本語は漢字もあって、面倒なんだよ
もうアメリカに住んでるんだから勉強しなくていいじゃん。英語出来てるんだから」
「あなたは日本人。漢字も将来必要なのよ。」
「ママは英語出来ないくせに、偉そうなんだよ」
「はぁあなただってママがいなきゃ、何処にも行けないでしょ
車がなきゃどこにも行けないんだから」
「マシューはいいよな、アメリカ人で。英語だけでいいんだから。
僕は最悪」
「こんなこと言われて、ママだって最悪よ~」
と、お互いヒートアップしていきました。

私も大人げなく、つい息子と同じ土俵で戦ってしまうこともあります・・。(反省)

後日、息子の機嫌の良い時に訊いてみたことがあります。
「最近、ママに反抗的な言葉、多くないかな」
「うーん、なんだかイライラする気持ちが起こってくるんだ。
なんでだかよくわからないけれど。」
「それはあなたが大人に近づいた証拠だね。
ママも子供の頃そうだったかも。
うん、必要なことなんだね、きっと。
でもママもつい、喧嘩っぽくなっちゃうかもしれないけれど、気をつけるね。」
「そうだよ、ママなんだから。」
「はぁあのねぇ・・」
とつい、また子供と同じ土俵に上がりそうになること時々・・。

親も人間ですもの。日々修行ですね。

今日もブログにお立ち寄りありがとうございます。
良い週末をお過ごしくださいね。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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