自分に自信がないと、本当に色々な所に問題が出てきます。
パートナーシップではいつも不安感を抱えてしまったり、職場などの人間関係がうまく築けなかったり。
ではどうしてそんなにあなたは自信が持てないかと言えば、こんな気持ちが理由であるケースもあります。
それは、
「親を助けることができなかった」
と言う、なんといいますか、子供時代のあなたの健気さといいますか、あなたに愛があったからこそ感じる失敗感から自信を失う、と言う状況を生んでしまうことがあります。
あなたの素晴らしいはずの愛が、あなたの人生を狂わせているとしたら、悲しいことですよね。
いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
心の中に安心感を作る大切さ
カウンセラーという仕事をさせて頂き、本当にありがたいなーっと日々思うことは多いです。
おかげさまで、人間の本当の声を聞ける機会にたくさん立ち会えますし。
そして、毎度ですが心底気付かされます。
自分の親子関係が、今世の我々の生き方に本当に大きく影響を与えるって!
私たちカウンセラーはカウンセリングのどこかの時点で、クライアント様の親子関係の話を伺いますが、
子供時代に親に安心感を感じられなかった
家庭の中に安心感を感じられなかった
と思う環境にいらっしゃった方は少なくありません。(8割の方がそうなんじゃないかと思うくらい、多いです)
安心感を感じることは、生きていく上でとても大事なんです。
それは、マズローの欲求5段階説の図を見ていただくとわかりやすいのですが、
人が人生を前に進める時、このピラミッドの下から順に心を満たしていくと、最後のてっぺんにある「自己実現欲求」が満たされる、つまり自己実現が叶う、というわけなのです。
安心欲求は「生命を維持するために必要な生存欲求」の次の段階で満たすべきもの、なので、私たちの生きる土台とも言えるのですね。
この安心感を親から貰えないと、親に与えようとする子供たち
例えば両親同士の喧嘩が絶えないお家で育つ子供たちは、なんとかお父さんとお母さんが喧嘩をしないように、と心を砕きます。
わざと面白いことを言ってピエロ役になり、場を和ませようとしたり。
勉強を頑張っていい子になって、意識をこちらに向けて喧嘩をさせないようにしたり。
お母さんの愚痴聞き役を一生懸命頑張ろうとしたり。
なんとか自分のできることで、少しでも喧嘩を減らせたら、、とがんばります。
ですが子供ができることは限られていますし、何より両親が喧嘩をするのは、お父さんやお母さんの問題であって、子供であるあなたにはどうすることもできないものなのです。
ですが当の子供は、大勘違いをしてしまいます。
「お父さんとお母さんを仲良くさせてあげることが、できなかった、、」
「私(僕)の力不足のせいで、、」
と罪悪感を感じ、無力感を感じ、失敗感を感じ、自信を失っていきます。
子供であるあなたは、本当は何も悪くないのに。
それぞれの人生の責任者は自分
その子供の時に感じてしまった失敗感のせいで、あなたがその後、今までの間に自信が持てない人生を歩んできたとしたら。
両親の仲が不仲で、たとえ離婚してしまったとしても。
あなたに責任はないと言うことを感情ベースに落とし込むことは、本当に大切です。
大人になった今のあなたは、「あれは両親の問題で自分のせいではない」と頭ではおそらくわかっていることでしょう。
ただ、なぜか今でも自分に自信が持てなかったり。
または、なぜか「幸せを追いかけちゃいけない気がする」といった気持ちが心の中にあるとしたら。
心の中に「両親が喧嘩をしないように頑張ったのに、結果が伴わなかった」と言うような失敗感を感じていないか、今一度自分の心を確認してみて欲しいです。
子供って両親が喧嘩をしている時、「自分が悪い子だから喧嘩をしている」と反射的に思うようです。
あなたも子供時代、そんなふうに思ったことはありませんでしたか?
そんな時には、こう呟いてみてください。
「私はお父さんの人生を尊重します。私はお母さんの人生を尊重します。そして、私は私の人生を尊重し、私は私を幸せにします」
これを3回続けて呟いてみましょう。どんな気持ちが湧いてきますか?
これを何度か続けていくと、自分で自分を幸せにしよう!と思う力が湧いてくる感覚が味わえるようになってきますよ。
そんな時、あなたは自信を取り戻しつつある時かも知れません。
あなたにはあなたを幸せにする力が必ずありますからね。自信もってください!