先日「セックスのお話」の恋愛心理学講座を開催しましたが、勇気を持ってご参加くださった方々、本当にありがとうございました。
前半はレクチャー、後半にご質問タイムを40分ご用意しましたが、予想以上のご質問の数で時間が足りず、全部にお答えすることができませんでした。
でもどれもとてもいいご質問ばかりでしたので、時間内にお答えできなかった分をこのブログでお答えしていこうと思います。
いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
両方手に入る、という考え方
私にとってのセックスは、自分が駄目だと思っている所をお互い受け入れられているご褒美と信頼感を確かめる行動です。
今の仕事を70歳過ぎてもしたいと思っているのですが、好きな人に疾患があり相手が免疫力が下がった時にセックスをして、もし感染すると、今の仕事ができなくなってしまう恐怖心があり、なかなか私から親密になりたいと思えません。
何か理由をつけて親密感から私が逃げているだけなのでしょうか?
ご質問ありがとうございます!
A、Bと前回まできましたので、今日はCさんとしましょう。
自分が駄目だと思っている所をお互い受け入れられているご褒美と信頼感を確かめる行動です。
Cさんのセックス感は非常にいいですねー!
セックスは嫌悪している場所をお互いに愛して受け入れていく行為です。
これは身体的部位の意味だけでなく、性格だったり自分自身そのものだったり、いずれにしても「自己嫌悪」しちゃっている部分を受け入れてもらうことで、自分自身でも受け入れていくことができる、本当の意味で「癒し」の行為でもあるのですね。
このセックスというものは、実は私たちの普段の心理パターンが現れる場所でもあります。
「感じているふり」をするとしたら、普段から人に合わせることをしがちだったり。
支配的な行為を受け入れているとしたら、普段から我慢や犠牲が多い、とかですね。
これを踏まえてCさんのお気持ちを見ていくと、、
70歳をすぎても続けたいほど大好きなお仕事と、パートナーシップを天秤にかけてはいませんか?
仕事を取ったら、パートナーシップは諦めなきゃいけない。
パートナーシップを取ったら、仕事は諦めなきゃいけない。
今までの生き方、何かを得たら何かを諦めてきた、という経験が多かったのではないでしょうか?
結婚したらキャリアは諦めなきゃ、、。
キャリアを積むなら結婚は諦めなきゃ、、。
子供を産むなら仕事はやめなきゃ、、。
仕事を続けるなら子供は無理かな、、。
大好きなことを仕事にするなら、収入は諦めなきゃ。などなど、、。
でもこんな発想もあり、ですよね。
でも両方欲しいなー。全部欲しいなー。
両方、または全部手に入れるにはどうしたらいい?
親密感への恐れ
何か理由をつけて親密感から私が逃げているだけなのでしょうか?
この文章を書き込んでいるとしたら、Cさんにも心当たりがあるのでしょうか?
「私、親密になるの怖ーい!」という気持ちがあるかもなー?って。
これは過去、大好きだった人に拒絶された経験がある人が抱きやすい感情です。
大好きだった人、とはすなわちパパやママ、といった両親であるケースが少なくありません。
もしも心にそのような拒絶されてできた傷があるとしたら。
傷ついた時期はいつかなー?ということを見てみることも大切かと思います。
そして傷ついたその自分にどんな言葉をかけてあげたいでしょうか?
大好きな人に受け止めてもらえなかった経験は、本当にショックですし、悲しかったはずです。
その時の自分を大切にやさーしく扱ってあげましょう。
そのように癒しを進めていくことも必要かな、と見ていくこともできます。
Cさんのパートナーシップ、応援していますね!
今回のご質問、本当にどうもありがとうございました。
まだまだご質問がございますので、またこれからもブログ内でお答えしていきますね。