【セックスに関するご質問に答えます①】〜セックスが怖くて夫とレス気味。どうしたらいい?〜

先日「セックスのお話」の恋愛心理学講座を開催しましたが、勇気を持ってご参加くださった方々、本当にありがとうございました。

前半はレクチャー、後半にご質問タイムを40分ご用意しましたが、予想以上のご質問の数で時間が足りず、全部にお答えすることができませんでした。

でもどれもとてもいいご質問ばかりでしたので、時間内にお答えできなかった分をこのブログでお答えしていこうと思います。

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

目次

セックスが怖い気持ちを大切に見ていきましょう

前半のお話、ものすごく勉強になりました。
私と夫は多分お互いに罪悪感が強く問題を抱えています。
私は若い頃からセックスが怖くてレスになり易く、夫は新婚時代から別の相手をアプリなどで常に探している感じです。
この場合は相手の問題は置いておいて、私の問題として向き合うこと、、、夫とのセックスと誠心誠意向き合うことで関係は改善するのでしょうか?

ご質問者さんをAさんとしますね。
Aさん、勇気を持ってご参加そしてご質問を頂き、本当にありがとうございました。

Aさんは新婚時代からご主人がセックスの相手をアプリで探している、ということをご存知のようですが、それって本当にお辛いことだと思うのです。

本当になんとかしたいですよね、、。

Aさんが「セックスが怖い」と感じる原因がきっと過去にあると思うのです。
この傷が癒えていないので、恐怖に感じてしまうのでしょう。

何かセクシャル的な被害にあわれた。
両親のセックスの現場を見てしまった。
親から「セックスはしてはいけないこと」だと言われてきた。
お父さんか元彼など、近しい男性から暴力を受けてきた。

これらが原因になりそうな出来事ですが、Aさんに当てはまるものはあるでしょうか?

まず、その「怖い」思いを大事にして欲しいのです。

きっと怖い目に会ってきたのではないでしょうか?
怖かったよね。嫌だったよね。

そのAさんの感情を大事にしてあげてくださいね。
その「怖い」というお気持ちを誰かに打ち明けたことはありますか?

ネガティブな感情は、自分一人で抱えると、辛くなって抱えきれなくなったり、さらに「怖さ」が大きくなったり、こんな気持ちを感じる自分が変なのでは?と自己嫌悪に陥ったりします。

だから、どうか勇気を持って話せる人に打ち明けて、誰かにネガティブな感情を一緒に持ってもらう感覚を体験することが、癒しにつながると思いますよ。

もしもよかったら、カウンセリングも使ってみてくださいね。

感情を抑圧して良い人を演じていませんか?

「お互いに罪悪感が強く、問題を抱えている」とありますが、どんな問題を抱えているのでしょうか?

罪悪感は「私は悪い子だ」という気持ちがある分、「私は悪くない」を証明したくなります。

他の悪い人を作り出したり、自分が良い子を演じる必要が出てくるのでAさんは子供の頃から、自分の感情を抑圧してきたかもしれませんね。

だから他に悪い登場人物が必要なので、ご主人に「アプリで他にセックスの相手を探す」行動を取らせてしまっているのかもしれませんし。

または小さい頃から、Aさんが「表現したい気持ち」「これが好き!これやりたい!」を抑圧してきた可能性があります。

セックスが怖い原因に、もしも過去セクシャル的な被害に遭う経験をしてきたとしたら。(仮に、その経験がなかったらすみません。あくまで私の想像でお答えしています)

それはAさんが感情を抑圧してきたことが、一つの原因として考えられます。

実は痴漢をする男性の特徴の一つは、やはり自分を抑圧してストレスを抱えている男性であると言えます。
そしてこのように感情を抑圧してストレスをため込んでいる男性の性欲は、禁止命令がもとになってます。

なのでストレスが大きくなればなった分だけ、してはいけないこと、つまり痴漢行為に過剰に興奮してしまいます。

どのような女性がターゲットになるかといえば、やはり同じように感情を抑圧してストレスを無意識に抱えている女性に多く見られます。

なので解決策としては、まずはAさんの様々な抑圧している感情を開放してあげることが大事だと思います。

そして同時にご主人もご自身の罪悪感と向き合うと、より解決は早くなると思いますよ。
幸せな結婚生活が一日も早く取り戻せますように。

講座でのご質問、本当にありがとうございました。

まだまだご質問が沢山ありますので、また順次お答えしていきますね。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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