寂しがりやなのに、人とつい距離をとってしまう

人と一緒にいると、どこか気を遣ってしまう。
本当につまらない自分がバレたら、嫌われちゃいそうだし。

一生懸命話題を考える。
この人と何を話したら、とりあえず場が持つかな、とか。

何故だか人が離れていくことも多く、私、無意識に人を傷つけちゃっているのかな。
私って自覚ないけれど実は変な人なのかな。

だから誰とも付き合わないでいると、正直楽。
以前コロナ禍でずっと家にいた時は、正直ほっとしていたもん。

私だけひとりぼっちで誘われていなくて寂しい人というわけじゃなくて、社会が一人でいなさいという指示だったから一人ぼっちの自分が社会不適合者じゃないんだって、自分を正当化できたし。

でもそんな時代も終わっちゃった。
今はなんだか人間関係、つらっ!

そんなお話、カウンセリングでは多いのです。
あなたがおかしいわけじゃないですよ。

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

目次

傷ついた過去の体験が制限をかける

先日デパートに行った時のこと。

売り場案内図で、「Gパン専門店が確かあったはずだよなー」と思いながら、目を凝らして一生懸命売り場案内図を見ていた時。

いきなり、太腿の辺りをぽんぽんと優しく叩かれたのです。
見ると、2歳くらいの男の子が私を見上げていました。

ところが、私と目があった途端、びっくりして逃げ出して行きました。(そんなに私の顔、怖い?)

「ほらー、ママはこっちだよ〜」とお父さんらしき人がちょっと離れたところにいました。

そう、お母さんと間違えたみたいでした。
そのお母さんも私と同じような色のGパンを履いていましたから、勘違いしちゃったんですよね。

子供にとって、お母さんは安心できる人。
小さな子は、お母さんに遠慮なんかしません。
自分を全面的に受け入れてくれると、信じ切っていますから。

その2歳児の時代に「お母さんと距離を取りたい」と思う子供はいません。
母子関係は、人間関係の基礎中の基礎。

私たちも昔々は、人と距離など取らずにとってもオープンな時代があったのですよね。
でも、あるきっかけから距離をとるようになっていきます。

そのきっかけであなたは「心に悲しみ」を感じたはず。
その悲しみを回避するために、あなたは自分の心が「もうあんな目にあっちゃダメだよー」と無意識に距離を取らせる行動を促すわけです。
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それは例えば、お母さんに「私は大切な存在じゃないんだ」と思わされてしまった悲しい体験とか。

私よりもお兄ちゃんが大事なんだね、と思わされた体験とか。(長男大事という文化が地域によっては残っています)
妹が優遇された体験とか。(お姉ちゃんなんだから、と下の子供が優先された体験をすることもあります)

お母さんは愛情のシンボルですから、お母さんから拒絶された体験はかなり、「私は愛されない」という思い込みを作りやすいです。

私のカウンセリングの経験上、お母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃんの順番で愛されなかった悲しみ度合いが大きくなります。

つまりお母さんお父さんが共働きで忙しすぎて、おばあちゃんに育ててもらったとしましょう。
確かにおばあちゃんは優しかったし、おばあちゃんっことして育ったことでしょう。

でもね、やっぱりお母さんやお父さんの愛情には敵わないのです。

私もね、おばあちゃんっこという言葉が日本ではあるくらい、両親よりもおばあちゃんが優しく育ててくれたら良いのでは?と思っていました。

もちろんおばあちゃんの愛情も大事。でもやっぱりお母さんが一番なんです。

あなたの心の声はなんと言っていますか?

でも、人は繋がりを求めちゃうんですよね。
人間はやっぱり社会性の生き物ですから。生物学上、助け合って生きていく必要があるからでしょう。

昔の実験で、抱っこしないで育てた子供と、話しかけて抱っこもいっぱいして育てた子供の発育の違いを研究した話、聞いたことありませんか?

愛情をかけないで育てた子供はみんな亡くなってしまったと何かで読んだことがありますが、そんな衝撃的な実験が本当にあったのかどうかは真意は定かではありませんが、愛情の大切さは私たちは心のどこかでわかっているはず。

もしも「なんだか寂しい!」という声が心の中から聞こえてきたとしたら。
その声を是非大事にしてあげて欲しいのです。

「実は寂しいって思っていました。恥かしくて誰にも言えませんけれど、、」
「いつもモヤモヤしていたけれど、もしかしたら私、寂しいのかも!!」
「大人になってまで、こんな気持ち抱えているなんておかしい!?」

体は大人でも、心は子供のまま。感情は歳を取らないのです。
それ、おかしいことでもなんでもありませんよ。それよりもあなたの素直な声を大切にする生き方が大事ですから。

あなたがまずはあなたを大事に扱ってあげる

心理学では、「あなたがあなた自身を扱うように、周りの人はあなたを扱う」という格言があります。

あなたが自分を責めてばかりいたら、周りから責められているように感じてしまいます。

あなたがあなたにいつも感謝の気持ちを持っていたら、周りから感謝されているように感じられます。

輪に入れない方からのご相談にお答えした記事です。

「先に輪ができていると急に入り方がわからなくなったり、その集団が怖く感じて避けて通ったり、遠くに立ってみたりします。これはどうしたら克服できますか?」

詳細は下記ブログをご覧くださいね。

できていることをちゃんと褒めて自分を承認してあげられる人は、輪に入れない自分でも全然構わないと思えるし、

何より自分を褒めることが上手な人は、息を吸うようにいとも簡単に人を褒めることができますから、知らない人が輪にいたとしても、

「わー、そのお洋服の色、とっても素敵ですねー。どこでゲットされたんですか?本当にお似合いだわ〜」

っと言ってサラッと輪に入れちゃうし、そんな風に褒めることができる人は、どこでも大歓迎されますよ^^

なので、まずは「自分自身をもっと褒めてあげる、認めてあげる」ことからまずは取り組んでくださいね。

自己否定は、ナシナシ、ですよ!!

まずはあなたを大切に扱ってあげましょう。

それには、まずあなたの心の声をちゃんと拾って寄り添ってあげること。

あなたの心の声は、あなた自身そのものですからね。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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