仲良くなりたいのに、そっけない態度をとる自分にうんざり【アメブロ「大人の恋愛術」より】

気になる人がいるのに、なぜか
「あなたの事は全然気になりませんからぁ~」のような態度を
とっちゃうことはありませんか?

その後に
「あ~、なんでこんな態度しちゃったんだろ?」と後悔しちゃったり・・。

今回はそんな方への記事です。
隔週金曜日のアメブロに連載中の「大人の恋愛術」。
本日の記事です。

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紅梅  紅梅

好きな気持ちがバレないよう、わざとそっけない態度を
とってしまう。

本当は先輩のことがとても好きなのに、
他の男性社員とわざと楽しそうに話したり、
これ見よがしに笑い声も先輩に聞こえるように出してしまう。

そんなことするたびに、実は内心ひどく落ち込む。
あ~、私、何やっているんだろう?って。

このような心理パターンを持っている方、
結構いらっしゃるのではないでしょうか?

人間関係の中でも、男女の恋愛関係と親子関係は
一番自分自身の欲求をこころに抱かせる関係です。

もっと私を受け入れて!
もっと私を大切にして!
もっと私を愛してよ!

そんな欲求をもち、この欲求を満たしてほしい!
と思います。

ところが受け入れてもらえないと、
大きく傷つきます。

期待が大きい分、傷も大きくなるのですね。

この「〇〇してほしい」という気持ちは、
依存的な感情のときに現れます。

自立的な位置でしたら
「自分ですべてやっちゃう」わけですから、
〇〇してもらう、というのは依存の位置にいると言えます。

子供時代がまさに依存の時期なわけですが、
この時代に大きく心が傷つく経験を私達は何度もしちゃうのですね。

私がこの記事を書いている時に、
真っ先に思い出したのが、弟がまだ幼稚園に通っていたころの
ある一コマです。

私の6歳年下の弟は3人兄弟の末っ子なのですが、
とてもかわいがられて育ちました。

ある日、幼稚園で「ママの似顔絵」を書いてきました。
それを母親と帰宅した弟は

「みてみて!」
と意気揚々と台所の母のところに持っていきました。

ところが夏の暑い日だったので、
買い物帰りの母は、とにかく肉や牛乳、冷凍食品などを
冷蔵庫に急いで入れたかったようでした。

「ちょっと待って。お母さん今忙しいから」

と母は、振り返りもせず、一生懸命買ってきたものを冷蔵庫に
入れていました。

すると突然、弟は泣き出し、
「もういいっ!」
と自分の描いた絵をびりびりと破き、
ぐちゃぐちゃに丸めて、床に投げつけました。

弟は絶対に母親が
「あら~、よくかけているわねぇ。すごいなぁ!」
と言って絵を嬉しそうに眺めてくれると思っていたようです。

でも予想に反した反応に、弟は大きく傷つき、
大泣きし、怒りをあらわに、せっかくの絵をびりびりに破いて
さらにぐちゃぐちゃに丸め、いわば絵を再起不能にしました。

彼の悲しさが、その絵のぐちゃぐちゃ度でわかります。

本当に母には悪気はこれっぽっちもなかったのですが、
子供は悲しい感情を感じるのですね。

こういったことが、何度も何度も色々なシーンで
子供時代の私たちは経験をし、
心に傷を作ってしまうのですね。

親子関係(特に母親と子供の関係)は親密感を感じる
最初の関係です。

べったりと心から甘えられる、依存と自立の関係。

この依存的な時代に心に沢山傷をうけると、
「親密な関係」になることに怖れが出てきます。

もう、あんな悲しい気持ちは感じたくない。
もう、傷つきたくはない!

そんな感情です。

紅梅  紅梅

先ほどの絵の出来事は、大人になってから弟に話しても
「え?そんなことあったっけ?」
と、全く覚えていなかったのです。

そうなんです。

子供のころの記憶は、毎日の記憶として残ることはなく、
とても断片的。

印象深い出来事は覚えていますが、
多くの事は、覚えていないことが多いのです。

あまりに毎日いろいろな出来事が起こり、
記憶バンクに入りきらない、からなんですね。

けれどもセラピーなどをすると、突然よみがえってくることは
ありますので、記憶のどこかには存在するのでしょう。

そういった「記憶としてははっきりと残ってはいないけれど、
悲しみを感じた感情」は心の深い部分に残り、
それが無意識的な行動に影響を与えます。

「彼の事を好きになったら、もっともっと依存的な自分が出てきてしまうのでは?」
「もっと親密な距離になったら、自分が傷つくのでは?」

と心の中の警告が作動し、
「これ以上近く(親密に)ならないような」行動に出ちゃうんです。

本人の自覚なく。
無意識の行動として。

わざと関係性をこわすような行動、例えば

うまくいきそうになったら、急に嫌なところが目につきだす
好きなのに、あえて冷たい態度をとる
食事に誘われても、うまくいったらどうしよう!?と怖くなるので、
断ってしまう

なんて行動をとってしまう。

でも、表面の意識では
「付き合いたいのに!
好きなのに、なんでこんなバカな行動にでる?」
と思っているので、自己嫌悪に陥ってしまいます。

紅梅  紅梅

このような時に大切なのは
依存時代の心の傷を癒してあげること。

子供時代の依存の傷もそうですが、
過去の恋愛においての心の傷も含まれます。

「そうだよね、悲しかったよね。
そうおもうわさぁ~。当たり前の心の動きだよ。」

と感情を肯定して解放していき、

例えば先の弟の絵のお話の例でいえば、

「どうしてお母さん、絵をすぐに見てくれなかったんだろうね?
何かわけがあったとしたら、なんだと思う?」

といった理解を深めていく、というプロセスを通して、
感謝、そして許し、と進めて、心の傷を癒していくと、
親密な関係になる怖れをちょっとづつ、手放していけます。

人は心の底では「親密な関係」を欲しています。

それは、

「寂しさ」

という感情を心に感じるようにできているから。

人と繋がるときの安心感
人のやさしさにほっとすること
仲間の応援に勇気をもらうときの心強さ
受け入れてもらった時に感じる嬉しさ

この親密感を求めているのは、もう一つ理由があります。

それは、

誰かを愛したいから。
大切にしたいから。

とも言えます。

先ほどの弟の絵の話(何度も話が戻って恐縮です)でいうと、

「母に自分の絵(愛情)を受け取ってほしい。
その愛情で笑顔になってほしい。
喜んでほしい。」

と、愛を受け取ってほしかったのですよね。

なので、過去の傷を癒すことと同時に
私たちの中の愛を与える練習をする。

と言うことも大切。

好きな人に練習するなんて、最初はハードルが高い!
と感じるとしたら

友達に優しくする
お花を大切に育ててあげる
同僚に「ありがとう!と笑顔を向ける

このようなところから始めて、自分の心の中の愛情を
育てて、与える喜びを感じる経験を積んでいく、ということ
がおススメです。

愛してほしい。
愛を受け取ってほしい。

その気持ちが傷ついてしまった。

だからもう、愛はいらない!と心は親密な関係を拒んでしまう。

でも、人は本来、親密な関係を欲している。

だから行動と思いがバラバラになって、
混乱しちゃうんですよね。
悩むのですよね。

心の傷が癒えて、どうか親密な関係に怖れを感じなくて済みますように。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

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