自分自身が既婚者である場合、
「付き合っている彼(女)とうまく行かなくてさぁ。ちょっと気持ちが辛いんだ。」
なんてお話、友達や家族に相談なんてできませんよね?
いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
罪悪感を感じやすい関係
結婚しているのに?
それって社会的にどうよ?
そんなことで悩むなんて!家族を大事にしなさいよっ!
そんなことを言われちゃうかもって、怖れを感じちゃいませんか?
そんな意味では私たちカウンセラーが唯一の相談相手なのかもしれませんね。
W不倫のご相談って結構多いのです。
W不倫中の方がご自身のお話をうちけてくださるとき、
「こんなことを言うと怒られるかもしれませんが」
「こんなことって許されないことなのでしょうが」
という言葉を最初につけて話し始める方が本当に多いです。
つまり、ご自身をずっと責め続けているんです。
こんなW不倫をする私は悪い子だ。
絶対に神様に怒られる!
って。
なので、世間的に言う「ふつうの恋愛」よりも、最初から「罪悪感」を感じているため、不倫相手と関係がこじれてしまうと、ダメージも半端なく大きなものになりがち。
クライアント様の状況によって、カウンセリングでお話するアドバイスはそれぞれ異なってくるのですが、
「自分自身のハートを槍でブスブス刺すような行為は、つまり自分で自分を責め続けることはもうやめましょうね。」
とお話をし、
W不倫をしてどんな感情を得ているのか。
なぜその感情を得たいと思ったのか。
もしもその感情を他で感じられるとしたら、それはどこで、どんな方法があるのか?
そんなところを切り口にして、心を軽くしていく方法を探って行ったりします。
女性と男性はそれぞれ不倫に求めるものが違う
W不倫と普通の不倫とは、とっかかりから違っています。
W不倫は双方が既婚者であるため、「今のパートナーと別れて私と(僕と)結婚して!」という流れにはならず、今を楽しめればそれで良い、ということが前提にあります。
要は、関係性に責任が伴わないから気楽に恋愛を楽しめる、というのが最初はあるのです。
最初は!と赤で強調したのは、それがだんだんと変容していくから厄介で、関係性に問題が生じてくるのです。
多くの女性はW不倫であっても普通の恋愛でも、男性パートナーに心のつながりを強く求めがち。
私を安心させて欲しい。
私の気持ちをわかって欲しい、受け止めてほしい。
そんな気持ちを抱きます。
ところが男性は、家庭内で埋められない自分の気持ちを穴埋めして欲しいと思っています。
それは性欲だったり、「あなたはすごいね」と言った承認欲求だったり、人によって様々。
なので女性側が「私を安心させて!」「私の気持ちを受け止めて!」というような要求をすると、男性が「重いな」「めんどくさいな」と思いやすいのです。
なぜなら、相手が独身女性なら重くなる要求も想定内ですが、W不倫は
「重くならない恋愛、つまり今この瞬間を楽しめばいい恋愛」
という捉え方をしているからです。
男性全員がそうとは言い切れませんが、多くの男性はW不倫をそう捉えているケースがほとんどです。
だからW不倫の場合、女性がどうしても不満や不安を感じやすくなってしまうのですね。
結論から言うと、まず相手の欲求を満たしてあげてから、こちらの欲求を受け止めてもらうのがW不倫の関係性を上手に継続させていくカギとなります。
もしも一人でグルグル考えて煮詰まってしまっていらっしゃるとしたら、是非お話伺わせてくださいね。