W不倫、苦しくてたまらない

私には子供が2人いる。
もう2人とも中学生と高校生で、夜ちょっと遅くなっても問題はない年齢。

私はフルタイムで仕事をしているから、
「ちょっと会社の送別会があって、、」と言えば、夜遅くの帰宅も怪しまれない。

彼も既婚者、仕事のスキルを伸ばすために出たセミナーでたまたま話した。

その時に、星座が同じなんだと盛り上がった!
子供の年齢構成もおんなじ。
私たちが中学の時に入っていたがバスケ部というのも一緒!

もしかして、ソウルメイト?
運命のつながりだったのでは!?
そんな思いから、特別な関係になるのに時間はかからなかった。

でも、お互いに家族がいる。
だからラインするのにも時間を気にするし、
週末には絶対にラインしないし。

一緒に旅行もできないし、
誰に会うかわからないから、いつも会うのはラブホ。
本当に日陰で会うような、そんな関係。

でも家族には罪悪感を感じるし、
そうは言っても、大好きな気持ちも苦しいくらいに感じる。

そんな感じで付き合ってきたけれど、、。

去年の年末近くから、なんだか距離をとられている気がする。
不安な気持ちになるんだけれど、この気持ちを誰にも相談できない。

ママ友に話したら、きっと軽蔑されるだろうし。
同僚にも話せないし。

連絡がなかなか取れなくて、悲しくなってご飯作りながら泣いていたら
「ママ、大丈夫?」っと子供が心配してくれた。

私、何やってるんだろ、、。
自分で自分が嫌になる。

2018-02-06_152223

XXX

W不倫に進んでしまうきっかけは
同窓会だったり、PTAだったり、仕事の関係者だったり。

統計的には、新しく出会った人、よりは
身近に顔を合わせていた人が、何かのきっかけで「相手に男(女)を感じてしまう」
瞬間に恋に落ちちゃうようです。

なぜならばW不倫はお互いに既にパートナーがいる。
でも、このパートナーは日常の「一コマ」に過ぎない感覚になり、

生身の男や女というよりは、
お父さんやお母さん
同居人
一緒にいて当たり前の、家族

という存在になってしまい、
生身の男、女、という感覚が抜けちゃっているんですよね。

(でも、自分の子供のお父さん、だと思っていた人が、
実は生身の男だった!!と再発見するにも、皮肉にも夫の浮気ということも多いのも事実です。)

W不倫をしている人のカウンセリングをすると、
とてもしっかり者で、本当に良き妻、母をしている方も多いと実感します。

実生活で「ちゃんとした自分」をしているからこそ、
「ダークな自分」をさらけ出す世界が必要になっている場合があります。

ちゃんとした自分を保つために、あえてダークな自分を必要としている、といいますか。

だからダークな自分を切り離すと、実生活で苦しくなるから
無意識にバランスをとるために
W不倫を続けている方もいらっしゃいます。

XXX

逢瀬が終わると家に帰る。
その瞬間に感じるチクッと心に感じる罪悪感。

デートしても隠れるように会う、罪悪感を伴う時間。

相手の配偶者に感じる嫉妬心。

W不倫で感じる罪悪感や嫉妬に苦しむ方も本当に多いです。

罪悪感は「こんな私はきっと罰せられる。
いつか不幸になる。
幸せになんかなっちゃだめだ」
という感情。

だから苦しく感じる現実を引き寄せてしまうことが多いように思います。

W不倫の隠れた心理には

自分の魅力はまだまだ存在すると感じたい
彼の妻(彼女の夫)よりも自分が選ばれているという優越感に浸りたい
愛されていると感じたい

というものがあるんじゃないかと思います。

これが「隠さなきゃならない秘密を共有する同士」
というスパイスが加わるから、もう2人の関係性そのものが
スリリングで非日常になり、
さらにさらにやめられなくなる、、という側面もあります。

W不倫は実は「今こそパートナーとの問題と向き合うことが必要なのでは?」
というサインだったり、
「本当はあなたはどう生きたいのか?を考える時期が来たのでは?」

というメッセージだったりします。

もしも「ただの苦しい現実」から
自分の生き方を大切に考える機会にできたら。

やさぐれちゃった気分のあなたが
魅力的な女性に変われるきっかけにできたら。

そんな見方をしてみると、辛い恋愛から抜けられるかもしれません。

本来は罪悪感がない、幸せいっぱいの日常を手に入れたいはずですから。

もしも良かったら、お話お聞かせくださいね。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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