共感の女性、罪悪感の男性。男と女は本当に違う。【アメブロ「大人の恋愛術」より】

男性と女性は本当に考え方も、感じ方も全く違います。

お互いにその理解が深まれば、衝突もずいぶん避けられるのでは?
といつもいつも実感。

隔週金曜日にアメブロで執筆しております、「大人の恋愛術」。
本日UPした記事です。

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例えばのお話です。
昔、夫は一度だけ浮気をしたことがあった。
でも、それは私にも落ち度があったんだよね。
あの時は私も余裕がなかったから、
だから夫をテキトーに扱ってた。
「亭主元気で留守がいい」って本気で思っていた。
今は再び夫婦再構築出来たのだけど・・。
今でも許せない感情に襲われることがある。
「許せない」という感情に襲われると、
「許せない」というキーワードにまつわる過去の出来事をあれこれ
思い出し、夫にぶつけることが多い。
「あなたは私が大変な時に、浮気していたよね?
大変な時って言えば、出産の時も、立ち会うって言っていたのに、
結局来てくれなかった。」
「だってあれは仕事で間に合わなかったからじゃない?
今関係ない話でしょ?」
「関係ない?
私、一人で陣痛に耐えていたんだよ?たった一人で!
仕事で来れなかったと言えば、結婚前のクリスマスイブも、私、
レストランで待ちぼうけだったよね?
仕事だっていえば、何でも許されると思っているの?」
「今度は結婚前の話かよ~~。
そんな20年以上も前の話、まだ不満に思っているのかよ~。
勘弁してよー><」
このように「許せない!むっきー!!」
という気持ちに支配された時、イモづる式に、
「許せない位、悔しかった、悲しかった状況」をどんどん思い出し、
それをことごとく彼にぶつけてしまう。
そのようなこと、女性ってやってしまいがち、なんですよね。


記憶に感情をくっつけて、脳内の記憶バンクに蓄えられている
のが、
女性特有の現象に感じます。
なので最初は浮気の話だったのが、「許せない」というキーワードから
出産のときの話を持ちだし、さらには
結婚前のお話まで飛び出し、夫はゲンナリ、ウンザリ。
なぜ男性はウンザリ、ゲンナリ、なんでしょうか?
男性の特性として、
「罪悪感を感じやすい、つまり「自分が悪いんだね」と感じやすい。」
ことと、
「物事を解決するにはどうしたらいい?」
とすぐに解決策を考える特性があるから、なんです。
でも過去の事は、もう今、どうすることもできない。
浮気したことは悪かった。
出産に立ち会えなかったことも、すまないと思っている。
クリスマスイブのデートも大遅刻した。
あー、そうさ、俺が悪かったよ。
でも、過去の事を今どうすることもできないよ。
もう過ぎたことなんだから。
解決策は、もうないんだよーー!
俺にどうしろというんだよ~~(怒)ヽ(#`Д´)ノ
男性側、お手上げですよね。
  
では、女性は相手を打ち負かして、気持ちすっきりしたいので
しょうか?
それもちょっぴりあるかもですが、ほとんどの女性は、
「共感」してほしいだけなんですよね。
いや、「だけ」なんて言うレベルじゃなく、
「絶対共感して!」位の勢いではないでしょうか?
そうだよね、あの時、君はいっぱいいっぱいだったんだよね。
出産、一人で心細かったんだよね。
クリスマスイブ、楽しみにしていたのに、
ずっとレストランで待たされるの、不安だったよね。
ごめんね。
(謝ってよ!という気持ちもあることが多いですね、女性側には)
「そうなのよ~~。わかってくれた~?」
で、女性の気持ちはスッキリ・・・


女性は感情と記憶をセットにし、
感情(または気持ちの部分)に共感してもらえると嬉しさを感じる。
悲しかった。
悔しかった。
心細かった。
いっぱいいっぱいだった。
などなどの「感情」の部分に。


でも男性はこの「感情」って本当によくわからん!部分でしょうし、
苦手な方、多いです。
   
わが夫とも、よくこの手の会話をしていました。
いや、今でも私がアルコールを飲んだ時に、過去の話を持ち出して、
夫に責め口調になることがあります。
なので普段冷静な時に、事前に伝えてあります。
女性は過去の話を持ち出しやすい傾向が強いこと。


でも、私が「○○で悲しかったんだから~」
と言ったら、「悲しかったんだね」。
「○○で大変だったんだから~」
と言ったら、「大変だったんだね」
と、気持ちの部分をオウム返しにしてほしいの。


それで、気持ちが落ち着くから。


男性が過去を責められるの、嫌いなのも知っているよ。
だから言わないように気をつけるのは、もちろんするけれど、
もし言っちゃったら、お願ね☆


ホント、男女の脳の作りのせいかしらね~。
人体の不思議だよね。


こんな感じに、なるべく第三者的な見方で、伝えるようにしてい
ます。
感情が苦手な分、理論で伝えると、伝わりやすいからです。
男性と女性の心の特性を知っていると、衝突もその分少なくなる
ように思いますよ。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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