誰かに認めて欲しい、気にかけて欲しい気持ちが溢れてくる

先日の心理学講座「魅力の受け取り方、自己嫌悪の扱い方」に沢山のご参加をありがとうございました。

そこでご質問をいくつか頂いて講座内でお答えできなかった分を、ブログでお答えしていきますね。

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

みえぽん先生の切れ味の良い講座が大好きです。

先ほどの、あなたはどんな時に嫉妬をしてしまいますか?という質問に対して、私は「自分以外の人がサポートされたり、褒めてもらったりしていた時」といい答えが出てきました。

神戸メンタルサービスの教えでは、欲しいものは先に自分から与えよう、と言いますよね。なので頑張って実践しようとするのですが、「私も欲しいのに〜!」と思いながら与えるのは結構苦しいです。(笑)何かコツはありますか?

毎日暑いですね。私はいつも炭酸水が大好きで飲んでいます。というわけで、今日のご質問者さんは「たんさん」に決定です。

たんさん、ご質問をそして私の講座を好きでいてくださり、どうもありがとうございます^^

目次

気にかけて欲しかった人は誰?

「自分以外の人がサポートされたり、褒めてもらったりしていた時」

たんさんは、「私を気にかけて欲しいし、褒めて欲しい」と思っているようですが、私たち人間は多かれ少なかれ、みんなこの欲求を持っています。

この欲求がとても強いとしたら、

本当に気にかけて欲しかった人に気にかけてもらえなかった。褒めてもらえなかった。認めてもらえなかった。

という思いが残っている可能性が高いのです。

たんさんにとって、本当に気にかけて欲しかった人は誰だったのでしょうか?

大体心理学ではお決まりなお話なのですが、気にかけて欲しかった人は「親、パートナー、自分自身」であることがほとんどです。

たんさんの親子関係はどんな感じでしたでしょうか?
十分気にかけてもらえた感はお持ちでしょうか?いっぱい褒めてもらえていましたか?

もしもたんさんが親の期待に応えようと頑張ってきたとしたら。
優等生を頑張ってやってきて、周りにとても気を遣ってきたとしたら。

親の前ではめいいっぱい良い子を頑張ってやってきたとしたら。

たんさんは子供時代に、ちゃんと子供をしてこなかった可能性が高いです。

子供って親に自分を気にかけて欲しい、と思っているものなのです。

でも気にかけて欲しい、褒めて欲しい、という気持ちを抑えて自分を犠牲して頑張ってきたり、我慢をしてきたとしたら。

「褒めて欲しいのに。気にかけて欲しいのに。」という思いは満たされないまま、大人になってしまいます。

だからこそたんさんは、その思いが未完了になっているので、誰かがサポートを受けたり褒めてもらっているのを目の当たりにすると、

「いいなー!私にもそうしてほしい!」

という感情が溢れてきてしまうわけですね。

傷ついたうちなる子供を癒す

「私も欲しいのに〜!」と思いながら与えるのは結構苦しいです。

シャンパンタワーの法則はご存知ですか?

一番上のシャンパングラスにシャンパンを注ぐと、やがてグラスからシャンパンが溢れ、下に置かれたグラスにシャンパンが注がれていきますよね?

誰かに与えるとしたら、まずは自分自身が満たされて余裕ができていないと、ただの犠牲になってしまうから苦しくなってしまいます。

たんさんは子供時代、寂しいをしてきたのではないですか?
我慢をいっぱいしてきてはいませんか?

心の中の小さな子供をそっと寄り添うように、優しく抱きしめてあげましょう。それをするだけでも、心の中に温かいものを感じるものです。

お父さんやお母さんに気にして貰えていない、もっというなら愛されていないような気がしていたとしたら。

なぜお父さんやお母さんは、たんさんが望むような愛情を向けることができなかったのでしょうか?

そこにどんな理由が思い浮かびますか?

お父さんやお母さんなりに愛してくれていたとしたら、どんなふうにたんさんを愛してくれていたのでしょうか?

自分で自分を認めてあげることも大切

実は自分で自分を認めてあげていないと、たとえ誰かが

「たんさんはよく頑張っていますね。すごいですよ!」

と承認してくれたとしても、

「心で本当にそう思ってる?」
「お世辞で言ってるんじゃないの?」

と相手の証人の言葉を否定したくなります。

なので、たんさん自身が

「私、結構頑張ってるじゃん!」「私、偉いぞ!!」

と自分自身のことを思えることがとっても大事になってきます。

一番大事ですが、実は一番難しいことでもあるのですよね。

私はよくカウンセリングの最後にこんな宿題を出すことがあります。

「今日一日、頑張ったなー、と思うこと毎日5個書き出してみましょう」

朝頑張って今日も起きて、会社に遅刻せずに行けた。

プレゼン資料、完璧に作れた。

お昼のお弁当をちゃんと手作りできた。

お年寄りに席を譲ってあげた。

1週間分のシャツにアイロンがけをした。

こんな感じで些細なことでもOKです。

これを1ヶ月続けて、ノートを見返してみると、

「意外に私、結構頑張ってたじゃん!」と思えるようになります。そして

「偉いぞ、私!!」

と自分自身を承認してあげます。

何よりもたんさん、あなたは「欲しいものはまず自分から与える」を実践しようと頑張ってくれていますよね。さすがたんさんです^^

嫉妬はあなたの才能や魅力を教えてくれます。

たんさんはきっと応援上手で、褒め上手なんじゃないかな、と私は思いますよ。その証拠に、

みえぽん先生の切れ味の良い講座が大好きです。

と冒頭に書いてくれていますよね。さすがですよ、たんさん!!
これからも応援していますね!!そしてたんさんの為にも、これからも講座作り頑張っていきますね!

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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