「好き」を言ってくれない彼

あなたの彼が、なかなか「大好きだよ」とか「愛してる」と、言葉で好きを表現しないとしたら。

あなたは「そこまで私のこと、好きじゃないの?」と悲しい気持ちになってしまうかもしれませんね。

でも、本当は彼はあなたのことはちゃんと好きなんじゃないかな。

もしかしたら、ただ「好きの感情を感じる」のが恥ずかしいのかも。

今回は、6月に結婚を控えている長男の話を元にお伝えしたいと思います。

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

目次

感情を感じるのが苦手な男子くん

長男はお付き合いしている彼女の写真を、母である私には頑なに見せてはくれませんでした。

「今お付き合いしている彼女ってどんな子なの?写真見せてよ♡」と言っても、

「ママに見せる必要ってなくない?」

と冷たく突き放されていました。(心で泣いたよー)

なので、この前2月末に「ママ、今度彼女を3月に家に連れてくるから会ってくれない?この6月に結婚しようと思っているんだ」

と言われた時には、あまりに急な話にびっくりしたのと、以前写真を見せてくれなかったことで、

「あなたの人生にママは関与してしちゃいけないってことねっ!!(怒!)」

と根に持っていたので(あー、心が狭い母親じゃー)

「彼女に会う必要ってなくない?」と言ってしまいました。(あー、未熟な私だー、みえぽん器がチイせぇ)

焦った長男は、なぜそんなことを私がいうのか、私に聞いてきました。

「彼女の写真見せて、と言ったときに、本当にめんどくさそうに「ママに見せる必要ってなくない?」って言ったよね?僕の人生に入ってくるな的にママ、感じて悲しかったんだから!」

と伝えると、一言、

「だって恥ずかしかったんだもん」

と、とぎまぎしながら答えてくれました。

そして時は流れ、彼女さんが家に来てくれた日。

彼女さんが緊張するのはわかるのですが、彼女さんより緊張していたのは我が長男。

「こ、こ、こちらが、えーと僕の彼女の、えー、◯◯さんです」

彼はもう顔を真っ赤にして、変な汗を額にかいていました。

「なんか今日、すごく暑くない?」

と手のひらで自分を仰ぐ長男。

「全然。むしろ今日は3月だけど涼しい方だよ」と私。

長男は自分の彼女を親に紹介するのが、恥ずかしくて恥ずかしくてたまらない様子でした。

長男は自分の心に「好き」という感情を感じ、その感情を感じている自分を見られるのがたまらなく恥ずかしくてしょうがなかったみたいです。

とっても素敵な時間でした♡

男性の心は実は繊細

私も心理学を学ようになってから知った事実なのですが、男性より女性の方が心は強いです。

夫婦でも、妻に先立たれたおじいちゃんはさらに老け込む方が多い中、夫に先立たれたおばあちゃんは結構デイケアに行っておばあちゃん同士で笑ってお話しして、余生を楽しく過ごしている人が多いように思います。

妻の浮気をなかなか受け入れることができない夫は多いですが、夫の浮気が発覚しても、再構築しようと頑張れるのは女性の方が圧倒的に多いもの。

私たちは小学校高学年くらいから、少女漫画で「恋愛」をたくさん経験してきますし、恋心はそんな物語から身近に感じているのですよね。

一方男性は恋をする、人を好きになる感情をどう扱えば良いのか、学ぶ機会が全くありません。

私たち女性は、「◯◯くんのことが、ちょっと好きかも!」と恋バナを友達同士でしてくることもありましたが、(もちろん女性全員がというわけではないです)男性は中高生のころに「◯◯ちゃんのことがなんか気になっちゃって、、」なんて話、男同士ではまずまずしないらしいです。(二人の息子談)

だから、もしもあなたの彼や夫が、

「好き」

「会いたい」

「愛している」

という言葉を言ってくれなくても、それがイコール

そこまで私を好きじゃないんだ

本当は愛してなんかいないんだ

ではないですよ!!ということ。

ただ単に恥ずかしくて言えないだけのことも、ありますからね。

うちの長男は「好き」という言葉は言わないようですが、夜中1時で既に寝ている最中でも、彼女からのSOSがあれば駆けつけたことがあったので、行動で愛情を示すようです。

ちなみに同じ母親を持つ次男は、こっちがお願いしなくても家族グループLINEに彼女と二人で写っている写真を流してきたり、彼女に「好き好き」を連発しまくっているようで、育った環境が同じでも、随分とキャラが違うんですねー。

あなたの彼はどんなタイプでしょうか?

愛情を言葉で示すのか。

行動で示すのか。

スキンシップで示すのか。

プレゼントで示すのか。

彼の愛をちゃんと受け取れると、パートナーシップは長い時間が経っても、ずっとお互いを大切にできる関係性が保てますよ!

こちらも是非!わかりにくい、男の愛のお話!!

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

目次