ワンオペ育児で夫に怒りが湧いてしまう

夫は仕事がとても忙しいみたいで、帰宅が結構遅くなる。

だから必然的に妻である私が、一人家事も育児も頑張るしかないのも頭ではわかるんです。

でも、夫に怒りを感じてしまう。

なんで私ばっかり、、って思っちゃう。

こんな経験をしている人、いませんか?

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

目次

妻が抱える悲しみ

結婚することになった時、私たち女性はとっても大きな喜びや幸せを感じます。

でも、夫に転勤の辞令が出たとしたら?

多くの妻は「キャリアを選択するか、キャリアを捨てて夫の元についていくか」の選択で揺れ動くのではないでしょうか?

女性だって、仕事にやりがいを感じている人は少なくありません。

自分でお金を稼げる喜びだって感じます。

でも、夫に単身赴任をお願いしたら、、。なんのために結婚したんだろう?

そんな葛藤を感じて、泣く泣くキャリアを諦めたとしたら。

夫に「合わせてあげた感」を感じること、あるんじゃないかな。

そして妊娠をしたら、、。

つわりで苦しい思いをするのは私だけ。

大好きなお酒も飲めないし。

そんな「なんで私ばっかり辛い目に?」という状況を潜り抜けた先にあった、

ワンオペ育児。

友達と飲みにも行けない。

ご飯だって泣き喚く赤ちゃんをあやしながら食べるから、何を食べているかさえよくわからず食事が終了する。

コーヒーだってあったかいまま飲めたためしが無いし。

子供の機嫌をとりながら、なんとか夕飯を作りあげる。

家の中は散らかり放題だし。でも、もう片付ける気力さえ残っていない。

「お願い、少し助けて欲しい。」

そう夫に言いたいのに、

「俺だって仕事が忙しいんだ」

「お母さんってそんなもんなんじゃないの?」

そんな言葉で、何も言い返せなくなる。

夫が仕事に忙しいのはわかってるよ。

夫のおかげで生活できているのも、頭ではわかってる。

でも、仕事だけに専念出来ていいじゃん。

私だって仕事続けたかったよ。

でも、私が辞めてあげたのに。あなたのために。

そんな思いが頭の中でグルグルする。

そんなこと言うと、また喧嘩になるだろうから、その言葉をグッと飲み込んで、ただ毎日を耐えるだけの日々。

一番わかって欲しい人にわかってもらえないから悲しいんだよね

これ、私が体験してきたことなんですけれど、本当にあの時は辛かったー。

出産も子育ても海外駐在中だったので、仕事をしたくてもなかなかできず。

でも、とにかく現地語をマスターしないと行けない状況で、つわりで吐きながら語学学校の宿題を片付けていたものでした。

小児科に連れて行って、言葉が話せないとそれこそ子供の生き死にに関わる問題ですから、もう必死でしたよ。

でも、その現地語をマスターしなきゃならない大変さも夫はわかってくれず。

一人で赤ちゃんと4歳の息子をお風呂に入れる大変さも、夫には理解してもらえていませんでした。

そんな息子たちももう成人して、あの怒涛の日々は遠い過去になりましたが、あの時の自分は悲しい気持ち満載だったと生々しく心に刻まれています。

当時はホント、子供たちが成人したら離婚してやる!!くらいの怒りと大きな絶望感でいっぱいでした。

今、そんな気持ちを抱えて頑張っているお母さんたちって多いんじゃないかな。

共働き状態のお母さんなら、職場の人間関係にも育児が影響しちゃうから(定時で帰らせてもらう罪悪感とかね)さらに辛さが倍増しちゃうかもしれませんね。

子育て中の男女の理解には限界がある

子供が小さい時、多くのケースは私たち親世代が30代から40代のころに当たるんじゃないかと思います。

この時期、男性は特に昇進をかけたレースの真っ最中。

だから仕事が忙しい時期と重なるんですよね。

私が後々、夫にあの当時は私の大変さを理解していたのかどうかを聞いたことがありました。

答えは、「なんとなくわかっていたけれど、自分も仕事で限界だった。だから無意識にわかろうとしなかったのかもしれない。」

というものでした。

夫なりに、きっとできることはやってくれていたはずなんです。

週末、お風呂に子供達を入れてくれていた。そうなんです!確かに週末やってはくれていた。

でも、それは「おーい!終わったよー!」とお風呂場から私を呼んで、バスタオルを広げた私に子供を渡していたよね?

私は、それ、毎日一人で全部やっていたんだよ?その一人で全部やる大変さ、わかる!?

と文句を言いたくなっていたんです。いや、今振り返っても沸々と怒りが込み上げてくるな。(重症だな?私、、)

でも、確かに今振り返っても、平日早く仕事を切り上げることが出来ていたのか?というと、やっぱり夫は無理だったんじゃないかと思うのです。

もうこれは夫婦問題を通り越して、社会構造的な問題かな、、。

複雑な気持ちをわかって欲しい

じゃあ解決策がないじゃん!!と絶望的な気持ちになってしまったあなた。

ごめんなさいね、絶望させるつもりはないのですよ。

ただ、当時を振り返って思うのは、誰にも私の頑張りもわかってもらっていないように思っていたし。

私の悲しみも誰にもわかってもらっていなかった気がします。

週末夫が「僕が子供たちを見ているからたまにはみえぽん、カフェでゆっくりお茶してきなよ」と言ってくれたことが何度かありました。

でも、そんな時ってなぜか夫に申し訳ないような、罪悪感を感じちゃったり。

子供たちが泣いていないか、心配になって早々に家に帰っちゃったり。

全然ゆっくり出来なかったんですよ。

そんな複雑な気持ちも、なんだかわかってもらえずに、

「ゆっくりしてきたらいいのにぃ〜」と夫に言われちゃうのが、またなんだか悲しくてねぇ。

当時、誰かにこのモヤモヤとした、言葉になかなか出来ない複雑な気持ちを誰かに

「そう思っちゃうことありますよね。わかりますわかります。」

と受け止めてもらっていたら。

「子育てよく頑張っているじゃないですか!!」

と褒めてもらえていたら。

体力的なしんどさは同じですが、気持ち的にはもっと楽になれていたんじゃないか?と思います。

当時の私が、一番欲しかった言葉だから。

だから是非、あなたの気持ちを誰かに受け止めてもらってみて欲しいのです。

ちょっとでも心のしんどさを受け止めてもらうことで、心って楽になるものなんですよ!!

以前の私のように夫に絶望感を感じて、「離婚」を意識する前に、是非受け止めてもらってくださいね。

あなたの頑張りは無駄になんかなりませんよ

あの怒涛の日々から20年近く経ちましたが、大変な時期は今思い返すと5年間くらいだった気がします。
(5年も〜〜!!っと悲しまないで!これは海外にいた、あくまでも私の場合ですから)

下の子が小学生に上がると、だいぶ楽になったように思います。

そして中学生にもなると、今度は旅行の時には荷物を持ってくれたり、パソコンなどの知識もついてくるようになるので、色々と教えてくれるようになったり。

こちら側が助けてもらえる側になることも出てくるんですよ。

大変な最中には、全く想像もつかない未来に思えるかもしれませんが、いつの日か子供は成長するんですよね。今はなかなか信じられないかもしれませんが。

6歳と2歳で大変な時期でしたー。
2人とも成人して私が家族で一番背が低い!

あんなにモーレツ社員だった夫は今月57歳になるのですが、もう定年が視野に入ってきたので、仕事量がガクンと減りました。(かなしーっ!)

なので家の家事を手伝ってくれるようになったんですよ。

もう子供達には全く手がかからないので、「今更感」はありますけれどね、、。

お母さん業って、本当に大変なことも多いですよね。
本当に色々なことが起こります。

でも、必ずあなたの今の行動は未来に貯金として何某かの形で戻ってきますから。

今をなんとか、どうにか乗り越えていけるように応援していますね。

この時期の怒りが原因で、「レス」になることも!?

直近面談カウンセリングのスケジュール(当面弊社の面談は感染拡大状況のため、2/15までは対面ではなくZOOMにて行っております)

すでに予約が埋まってる枠もありますが予約可能枠については、予約センター06-6190-5131までお問い合わせください。予約センターは12時〜20時半までOPENしています。


2月 11日(土)、12日(日)、18日(土)、19日(日)
それぞれ、10時〜 13時〜 16時〜 19時〜
2時間コース、1時間コースからお選びいただけます。


初回の方は無料電話カウンセリングを受けられます。電話カウンセリングは、

月曜日 21時
火曜日 18時 19時 20時 21時
水曜日 14時 15時 16時 17時

にご用意しています。

沼田みえぽんのオンライン恋愛心理学講座
「過去の恋愛の清算はすんでいますか?」


日時:2023/2/22(水) 19:00~20:50
会場:ZOOM
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申し込み締切:2023/2/21(火)15:00


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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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