【Q&A】彼氏のいない私を不完全に感じてしまう

先日、「自分が主役で生きる人生〜アカウンタビリティマインドを育てる〜」というテーマで心理学講座を行いました。その講座内でご質問を頂き、講座内でお答えできなかった分をブログでお答えしていこうと思います。

今回がQ&Aシリーズ最後の投稿です。

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

目次

女性にとってのパートナーシップとは?

男性とお付き合いすることが生活の中心になったりしないために、自身の生活を充実させることが重要だと聞きます。私自身も男性中心の生活は嫌なので、趣味や仕事や友人との付き合いはかなり充実させるタイプです。

でも「彼氏」というピースが欠ける(彼氏がいない、彼氏との関係がうまくいっていない)だけで、不完全な感じがしてしまいます。その欠けた部分から風が吹き込んで、完成したパズルまで崩れそうな気持ちにすらなります。

彼氏というピースがなくても自分のパズルが完璧であるくらいにするには、どういった気持ちや自分のマインドをコントロールすると良いのでしょうか?

最近、近所の川岸にはたくさんのトンボが飛んでいるのですよ。
トンボをはじめとして、セミや蝶々を見ると子供時代を思い出し、懐かしい気持ちでいっぱいになります。

あの頃はよく虫取り、行っていたなぁ。
前の日に砂糖水を木に塗りつけて、翌朝朝5時起きでクワガタ取りなどよく行っていました。

というわけで、今回のご相談者さんはトンボさんに決定です。
トンボさん、ご相談をどうもありがとうございます。

私たち女性はついつい、恋に落ちると四六時中彼のことをぼんやりと考えちゃったりしませんかね?

電車の乗って窓の外の景色を見ながら、ついつい「今頃どうしているかなー」なんて考えちゃったり。

帰宅してから寝るまで、「LINE来ないかなぁ」なんてついついLINEを開けてしまたり。

もう脳内、彼氏一色!!になちゃって。
そんな自分にうんざりしちゃったりね。

彼は仕事に忙しく、友達との付き合いにも忙しそうだし。
なんだか私ばっかりが盛り上がっているようで、ヤキモキする感情も彼は特に感じていないようだし。

私ばっかり、なんだか感情が上がったり下がったり、、。

だからそうならないように、他のこと、仕事や友達関係の付き合いを充実させようとかんばる。

だ、け、ど、、

トンボさんがおっしゃるような気持ち、

でも「彼氏」というピースが欠ける(彼氏がいない、彼氏との関係がうまくいっていない)だけで、不完全な感じがしてしまいます。

こんな気持ちを抱いちゃう女性って結構多いのではないでしょうか?

それは、私たち女性にとって「誰かを好きになる。そして関係を構築する」ことが、もーーーうとっても人生のテーマになっているからなんですよ。

私が小学校高学年くらいから読み始めた「なかよし」や「りぼん」「マーガレット」といった少女漫画雑誌の話は、ほとんどが「恋愛ネタ」じゃなかったですか?

だから、どんなに仕事で成功していても、どんなに友達が多くても、「彼氏という存在」ってめっちゃキングレベルなんですよ、私たち女性の人生重要案件ランキングでは!!

彼氏がいないと、どこか人生、やっぱり満たされないんじゃないかな、女子たちって。



何が不完全なのか、を見ていく

でも、ここで履き違えてはいけないのは、彼氏がいない状況のトンボさん自身が不完全なのではなく、トンボさんの人生のパズルが不完全なのだということ、です。

トンボさんに彼氏がいようがいまいが、トンボさんの価値は何一つ変わりません。

でも長い人生設計において、トンボさんは恐らく「パートナーシップ」は必要だとお考えのようですよね?そしてパートナーシップは一生をかけて取り組むテーマだと私は感じています。

彼氏が仮にいても、LINEの返事が遅いだとかこないだとか。
私の気持ちをわかってくれない、だとか。

仕事ばかり優先される、だとか。
なかなか会えない、だとか。

色々と不満が出てくることは、やっぱりあると思うのです。

何が言いたいかというと、

彼氏というピースがなくても自分のパズルが完璧であるくらいにするには、どういった気持ちや自分のマインドをコントロールすると良いのでしょうか?

彼氏というピースがあっても、人生のパズルは完璧にはならない、ということです。
そりゃあ付き合いたてのロマンス期の3ヶ月間は、「完璧!」に感じられるかも、ですけれど。

でも、その3ヶ月だけですよ。それも実は誤解、幻想ですけれど。(あ、夢を壊しちゃったかな?)

未婚の方は、どうしても結婚が目的、ゴールに感じやすいですが、決してゴールなんかじゃありません。

結婚した後も、どうやってより良い関係を維持していくのか、私たちが生きていく中で死ぬまでついてまわるのですよ。

夫婦喧嘩をするかもしれないし、家庭内別居が起こるかもしれないし、浮気や不倫問題が起こるかもしれないし、離婚や死別、再婚や相手の介護などが起こるかもしれません。

そういう意味では、人生のパズルは死ぬまで完全になることはないのではないでしょうか。

亡くなって三途の川を渡る時に、「あ〜、精一杯生き抜いたなぁ。やりきったなぁ。」と思えた瞬間に完璧なパズルが出来上がるのではないかと私は思っています。

大切なのは、自分を大事に生きていくこと

トンボさんのおっしゃる「自分のパズルが完璧だ」と感じるには、トンボさんがトンボさん自身を大切にしてあげる生き方をすることだと私は思います

私は何がしたいのか
何をすると幸せを感じられるのか

我慢を強いていないか
犠牲をしていないか

自分をちゃんと好きでいるのか
自分に感謝してあげているか

「私、よくやっているよ!今日も本当にありがとうね。」と自分を労ってあげているか

トンボさんの頑張りは、トンボさんが一番よくわかっているだろうし。
トンボさんの悲しみは、トンボさんが一番わかっているはず。

「そうだよね、悲しかったよね。うんうん、わかるよ。」
そうやって、自分の感情をちゃんと感じてあげること。それは本当に大事なことです。

文面からトンボさんの、「一生懸命生きている姿勢」が伝わってきます。
そんなトンボさん、私は素晴らしいと思いますよ。

頑張り屋さんこそ、自分を労わることを蔑ろにしがちです。
自分をもっともっと愛してあげてくださいね。

これからも応援しています!ご相談をどうもありがとうございました。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

目次