【Q&A】お金を払わないと助けてもらえない気持ちが拭えない

先日、「お金とパートナーシップ」の恋愛心理学講座をお届けさせて頂きました。

そこで頂いたご相談、ご質問にお答えしていこうと思います。
いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

目次

私には価値がない、という思い

いつもわかりやすい講座をありがとうございます。

お金を払わないと助けてもらえないという観念がずっとあり、なかなか抜けません。親の考え方の影響を受けているとは思いますが、人にお世話になる時はお金がいるのかな、とか、立場的なこととかを過度に気にしてしまいます。

タダで助けてもらえる価値がない、と言うところなのかなと思いますが、人間関係を築いていくのにしんどさを感じています。何か改善策などヒントを頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします。

今回のご相談者さんは、ハッピーさんに決定!今目の前にハッピーターンのお菓子があるのですよー。(これ大好き!)

さてさて。

ハッピーさんが感じているお気持ちは、「無価値感」かな、と思います。

自分には愛される価値がない
自分には一緒にいる価値がない

自分には人を楽しませる価値がない
自分には人から選ばれる価値がない

もう色々と心に浮かんでくるのではないか、、と思うのです。

この気持ちに向き合うこと、本当にしんどいですよね。

もしかしたら「自分なんて生きてて良いのかな?」なんて思っちゃったり、しちゃってはいませんか?
本当に悲しい気持ちになっちゃうよね、この無価値な自分をいつも感じてしまうと。

ハッピーさんのお気持ちが少しでも元気になると良いな、、そんな気持ちを込めてブログを書かせていただきますね。

無価値感を抱く発端

親の考え方の影響を受けているとは思いますが、人にお世話になる時はお金がいるのかな、とか、立場的なこととかを過度に気にしてしまいます。

ハッピーさんが書かれている通り、親の影響が原因になっている可能性はかなり高いと思います。

もしかしたらハッピーさんのご両親も、無価値感を抱いていらっしゃったかもしれませんね。

ご両親も、人に頼れない、甘えられない、何か頼み事をするときには、お金という対価を渡すか、何かお土産を渡すか、、なんてことをされてきたのではないでしょうか?

子供は親の無意識を拾います。
親の思い込みを、子供って拾ってしまうのですよ。

または、親から否定的な言葉を投げかけられて育つと、どうしても自分に自信が持てず、「私には価値がない」という間違った思い込みを心の中に持ち続けてしまうことがあります。

無価値感と自信は切っても切れない関係にあり、自信が持てないと、どうしても人の顔色を気にしてしまう傾向にあります。

「私は周りからどう思われているのか」
「嫌われてはいないだろうか」

そんな気持ちに支配されてしまいがち。

無価値感を癒すには

無価値感は、残念ながら一人で癒しを進めてくのはなかなか簡単なことではありません。

「自分には価値がない」と思い込んでいるので、自分だけの力で「私には価値がある」と感じることはなかなかできないからです。

「あなたはこんなにも素晴らしい存在ですよ」
「あなたは私にとって大切な人ですよ」

そんなメッセージをもらって、初めて人は「自分にも価値があるのではないか?」と思い始められるものです。

でもね、もしもハッピーさんにちょっとでも勇気を持って行動して頂けるのであれば。
方法はありますよ。

ちょっと勇気がいることですけれど、ね?

まずは周りの人の良いところを見つけて、それを伝えてあげてみましょう。

ここで「いやいや、私ごときが褒めたって、相手は嬉しくなんかないのでは?」というエゴの声が聞こえてきますが、それはあくまでもエゴの声、真実の声ではありません。

ハッピーさんの褒め言葉は、必ず人を良い気持ちにさせること、知ってくださいね。

「髪の毛、切りました?とってもお似合いですよ!」
「いつも笑顔が素敵ですね!」

人は褒めてもらうと、笑顔を返したり、「ありがとうございます」とお礼を言ってくれることがとても多いもの。

「ありがとう」は言われるとハッピーさんも感じることだと思いますが、「あなたのお陰で」という存在そのものを肯定された気持ちになります。

このありがとうを沢山言われれば言われるほど、「あなたの存在の価値」を受け取っていけるようになります。

その点では、困っている人を助けてあげたり、手伝ってあげることも、「ありがとう」という言葉を受け取るチャンスにつながっていきますよね。

先ほども書きましたが、「私ごときが、、」という思いが必ずと言って良いほど、出てくるもの。
これが無価値感のワナ、なのです。

このワナに引っかかる場合に、無価値感を癒すことが一人ではなかなか簡単ではなくなっちゃうのです。
そのような時は、どうかカウンセラーを頼って欲しいかな。

確かに「お金を払わないと助けてもらえない」に拍車がかかるのでは?と怖くなるかもですが、カウンセリングは足がかりの一つなんですよ。

勇気を持って一歩踏み出すこと、ゼロからイチを作る時が一番難しく、その一歩が踏み出せたらカウンセリングではなく、実生活の中で癒しをすすめることは十分可能です。

先ほどお伝えした、「自分から褒めてみる」「自分から手伝ってみる」ということに取り組んでいく力がついてくるということもその一つです。

ハッピーさんのこれからを生きるヒントになれば幸いです。

今回のご相談、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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