先日、「お金とパートナーシップ」の恋愛心理学講座をお届けさせて頂きました。
そこで頂いたご相談、ご質問にお答えしていこうと思います。
いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です
旦那さんを褒めると確かに動いてくれることが多いな、とは感じますが、心の中でイヤイヤ褒めているところがあるなと思います。
できたら心から褒めたりしたいのですが、何か良い取っ掛かりはあるでしょうか?
今チーズをかじりながらブログを書いています。というわけで、今日のご相談者さんは「チーズさん」に決定です。
チーズさん、ご相談をどうもありがとうございます。
あらー、チーズさん。嫌々褒めているのですね?
どうして褒めたくないのでしょうか?
褒めたくない理由、その1”怒り”
褒めたくない理由として考えられることとして、「怒り」があげられます。
子育てが一番大変な時に、助けてくれなかった。
私の気持ちを解ろうとしてくれなかった。
過去に浮気された。
いつも上から目線だった。
チーズさんの心の中に、ご主人に対する怒りはありませんか?
もしも怒りの気持ちがあったとしたら。
怒りの下には、悲しみが必ずあります。
チーズさんはどんなことで、ご主人に対してガッカリすることがあったのでしょうか?
どんなことで、傷ついてきたのでしょうか?
その悲しみに寄り添うことは、これから優しい気持ちを持ちながらの夫婦関係を続けていく上で、とても大切なプロセスだと思います。
褒めたくない理由 その2”競走意識”
褒めたくない、もう一つの理由としては、「相手に負けたくない、勝ちたい」という競走意識を持っている点です。
これは広い範囲での競争意識が関係してきます。
例えば、
「相手が私より楽しい時間を過ごしている。むかつく!」
も幸せ度合いの競争意識になりますし。
「相手よりも、私ばっかりが我慢している」
という、大変さの競争のことも大きな意味での競争意識といえます。
この手の競争意識を持つとき、たいてい「あなたは今、幸せを感じられていない」という点が挙げられます。
うまくいっている時、満足している時、幸せを感じている時には、パートナーと競争しよう、とは思わないものなのです。
チーズさんは今、現状に満足していますか?
何かもの足らない気持ち、うまく行っていない気持ち、(これはパートナーシップだけではなく、仕事や交友関係などあなたにまつわるすべてのことにおいて、です)はありませんか?
何にあなたは焦っているのか、どこに不満を感じているのか、そこを見ていく必要があります。
潜在意識を知るには、感情に注目することが大事
怒りがあるかも、とか、競争意識があるかも、、という点は、普段あまり意識していないことかもしれません。
でも、「いやいや褒めている」という現実があるとするならば、褒めようとする時、どんな感情が湧き上がってきるか?に注目することで、私たちの潜在意識に抱えている思い込みを知ることができます。
褒めようとすると、なんだかイライラする。
なんでだろう?あ、私が頑張って褒めているのに、相手は私の頑張りを褒めてくれないから、自分ばっかり損している!!と思っているんだな。
なんで、私、褒めて欲しいんだろう?
子供の時から、ずっと褒めて欲しいと思ってきたのに、褒めてもらえなかったことに傷ついているんだな。
そっかー、私、お母さんにもっと褒めて欲しかったんだ、、。
こんなケースの時はカウンセリングでは、「褒めて欲しかったのに、褒めてもらえなかった悲しみ」に大事にゆっくりと寄り添っていきます。
小さな小さな女の子が、悲しくて泣いているのを、ヨシヨシして上げるように。
その子の気持ちを大切に大切に、優しく扱ってあげるのです。
ずっと長い間、その気持ちを見て見ぬふりをしてきちゃったね。
ごめんね。小さいあなたは、ずっと一人で頑張ってこの気持ちを抱えながら生きてきたんだね。
褒めてほしい気持ちを抱えている方は、子供の頃から頑張り屋さんが多いものです。
子供の頃、その時にできることを一生懸命やってきている方が多いもの。
あなたが感じる感情はどんなものでしょうか?
感情に注目することで、あなたの潜在意識に抱えているものを知ることができ、それを一つひとつ手放すなり、書き換えることであなたの人生をもっと幸せにすることができますからね。
チーズさん、今回のご相談をどうもありがとうございました。
この記事がチーズさんをはじめとする、多くの方のヒントになりますように。