誰かを褒めることは、なんだか損している気がする。
私だって褒めて欲しいのに。
なんで私ばっかり誰かを褒めなきゃならないのよ!!
そんなお気持ちになる人もいるかもしれません。
でも褒めることは、実はあなたの為にもなるのですよ。なぜならあなたの人生がより豊かになるからです。
いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
褒めるってどうしたらいいのか良くわからない
最近飲みに行った先で知り合った、男性。
私も30半ばに差し掛かったし、そろそろ子供のことを考えると、結婚してもいいかな?と思い始めた。
でも、なかなか友達関係から今一歩進めない。
もーーーう!!早く手を打ちたいのにぃ~~~!!
どうしたら、彼に「私と付き合いたい!」と思わせる事が出来るかしら?
*:–☆–:*:–☆–:
私は自信がない子供時代だった。
人の顔色ばかりが気になるし、友だちにどう思われているのか不安で、心から安心して友達付き合いしたことがない。
だから自分の子供には、色々な友達から慕われるような子になって欲しいし。
自分の夢を実現できるような、自己肯定感の高い子に育って欲しい。
でも「褒める育児」は大切だというけれど、実際どうやって褒めたら良いのかよくわからない。
だって、私が親から褒められた記憶がほとんどないから。
人生幸せに生きている人は、ほとんどが褒め上手!
私の面談カウンセリングでは「カップルカウンセリング」と言うものがあります。
パートナーと一緒に受けるカウンセリングなのですが(料金は1人の時と同じ金額です)、その場で私が彼(または夫)を褒める様子をリアルで妻(または彼女)の方は見る事になります。
そして後日クライアントさんに私は、こんなことを言われるのです。
「そんな言葉で褒めるんですね~。私は今までやってないやり方です!」
「さりげなく、でもいつでも合いの手のようにホメ言葉をはさむのですね~」
と。
私も心理学を知る前には、褒めることってなかなか出来なかったのです。
でも、13年前に心理学を知ってからは、もう息を吸うようにホメられるようになりました。
そこからパートナーシップがうなぎ上り的に改善していきました!
今では本当に夫に優しくされていて、毎日が安心感で満たされています。
で、びっくりしたのは、当時小学3年生だった息子たちのママ友にこういわれたこと。
「沼田君ってすごい褒め上手だよね。うちの子の事、いつも褒めてくれるの。っというか、他の友達もよく褒めてるよ。あの年ですごいよね」って。
なんだか母親として、我が子を褒めてもらえてすっごくうれしかったです。
そして実感しました。あー、ほめる力って子供に伝わっていくんだなーって。
だから高校生の頃になると、息子たちはよく友達の相談にものっていたようです。
息子たちに彼らの友達は頼ってくれていたんですね。母親としては、本当にうれしかったです。
彼らはいつも友達に恵まれて、本当に楽しそうな毎日を過ごしていましたし、現に今もそれは継続中。
当時私たちと一緒に北海道旅行した次男は、しこたまお土産を友達のために函館空港で買っていましたっけ。
それだけ「ほめる力」は、人間関係に多大なる良い影響を与えるのですね~。
また良い人間関係を持つことができると、自己肯定感も上がるものです。
だからなのか、先週シンガポールにいる息子から第一志望のシンガポールにある企業からインターンの合格を勝ち取った、と連絡をもらいました。
息子の人生ももちろんですが、そんな息子を育てることができて、私の人生も豊かに感じます。ありがたいです。
具体的にどう褒めたらいいのか?
「褒める」って、実際、どうやったら効果的なのでしょうか?
ざっくりいうと女性は無価値感が強く、男性は罪悪感が強い、という傾向が存在しています。
だから
「家事が苦手でもあなたは十分がんばっているんだから、そのままでいいんだよ。」
と、できないところをそのまま丸ごと受け止めて「その人自身」を褒めるやり方は女性にはよい場合が割と多いですが、男性にはあまり向きません。
男性か感じたい感情の1つに
「僕は一番なんだ、という気持ちを感じたい」
というものがあります。
こんな素敵なところに連れてきてくれたのは、あなたが初めて!
こんなに運転が上手な人はあなたが初めて!
こんなに知識を持っている人って、なかなかいないよね。
このような言葉が、男性には響きますよ!
また「あなたの友達にXX君がこんなふうにあなたの事を褒めていたよ」
「あなたの先輩がこんな風にあなたを評価していたよ」
と、第3者の声を伝えることも非常に効果的です。
子供を褒めるときは「比較」をしない
特に兄弟間で気にかけて欲しい分野ですが、
「お兄ちゃんに比べて、あなたはできるね」
「妹と比べて、あなたはすごいね」
と比較をすることは、百害あって一利なし、です。
兄弟は親が一緒なので、DNAで重なっている部分が必ずあります。
片方をけなすような発言は、褒めたつもりのその子自身を、実は少なからずけなす結果になります。
誰かと比較するのではなく、その子自身の素晴らしいと思えるところを褒めることが、本当に大切です。
また先ほどもお伝えしましたが、第3者の声での褒め言葉を伝えることもとても効果的です。
「先生があなたのこと、よく頑張っているね、っと褒めていたよ」
「XXくんのお母さんが、あなたのことこんな風に褒めていたよ!」
のように。
特に子供の場合は、些細なことほど褒めてあげてくださいね。
お母さんはよく自分自身を見てくれている!!と彼らの自信に繋がりますから。