【Q&A】過剰に寂しさを感じます。どうしたら良いですか?

先日にお届けした心理学講座「自分らしく生きるということ」にご参加してくださった皆様、どうもありがとうございました。

その講座内でご質問を大募集しましたので、順次ブログでお答えしていきますね。

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

目次

お母さんにわかってもらいたかった気持ち

飲み会など人と関わって楽しんだ後、人と別れると過剰に寂しさを感じる。過剰に人に話を聞いて欲しいと感じる。過剰に自分に注目したいと感じることに悩んでいます。

子供の頃傷ついて満たされない感情が大人になっても出てきているとは、思うのですが、具体的な解決方法を知りたいです。

先ほどおやつにエクレアを食べました。
甘いものはなるべく控えようと思ってはいるのですが、やっぱりたまーに食べたくなっちゃいます。

というわけで、今日のご質問者さんはエクレアさんに決定です。
エクレアさん、ご質問を本当にありがとうございます。

ご質問の文章、「過剰に自分に注目したい」は「過剰に自分に注目されたい」という意味かな?と思ったのですが、あっていますでしょうか?

周りから注目されたい、という欲求という解釈で、話を進めさせて頂きますね。

今日は講座内で使ったスライドで解説をします。

これはマズローの5段階欲求説のピラミッド図です。

人と別れると過剰に寂しさを感じる。過剰に人に話を聞いて欲しいと感じる。過剰に自分に注目して欲しいと感じることに悩んでいます。

この欲求は、まさに社会的欲求の部分が満たされていない状態なので、うまくいっていない、自分らしく生きていけていないパターン(左側)の孤独感を感じているわけですね。

エクレアさんは、

子供の頃傷ついて満たされない感情が大人になっても出てきているとは、思うのですが、

と書いて下さっています。何に傷ついたのか詳細がわからないので、ここからは少し推測が入ってきます。ご承知おきくださいませ。

家族、特に親子関係で親に傷つけられた、という思いがある場合。例えば、

いつも否定されてきた
褒められた経験がない

いつも「お前が悪い」と言われてきた
話をゆっくり聞いてもらえなかった
気持ちをわかってくれなかった

などがあった場合。

親子関係は心の形成に一番影響を与えるので、この傷が孤独感を強めている可能性は高いと言えます。

もし仮に、学校でのいじめで子供の頃、傷ついた場合。

親子関係が問題ないと、家族でこの問題に取り組んでもらえた、どんな時でも自分には味方がいる。

という思いがあるので、たとえ友達からいじめを受けたとしても、大人になって過剰に孤独感を抱えることはそんなに多くはないと思われます。

また、子供は親の関心を自分に向けて欲しいと思うもの。

中高生が非行にはしる原因は、親に関心を持ってもらえなかった悲しさ、寂しさからだと言われています。
悪いことをすることで、なんとか親の関心を自分に向けようと無意識にですがしている訳です。

それくらい、私たちの子供時代には親の存在はとっても大きいのですね。

なのでエクレアさんの過剰な孤独感や注目されたい気持ちの原因は、親子関係に何かあるのでは?と思いますがどうでしょうか?

子供の頃感じていた寂しさに寄り添う

感情というのは、感じきると手放すことができます。

エクレアさんは何歳くらいの時に、寂しさを感じていたなぁ、、と直感的に感じますか?

その時の自分が目の前にいるとしたら、どんな言葉をかけてあげたいでしょうか?
その小さな子の気持ちが安心感で満たされるまで、そっと膝に乗せて背中をさすってあげてください。

何度も何度も、その小さな子が落ち着くまで。
ただ背中をさすりながら、優しい目で見守ってあげてみてください。

心が落ち着くオルゴール曲などを聴きながら、取り組まれると良いと思いますよ。
YouTubeでも沢山見つかりますから。

何度かやってみても心が落ち着かない場合、是非女性カウンセラーにエクレアさんの気持ちを聞いてもらってみてください。

お母さんをイメージさせる方が良いかと思います。
お母さんは愛情のシンボル。

優しくエクレアさんの心を包んでもらってみてください。
優しい目で、ただ見られる体験をしてみて欲しいです。

子供の頃に感じていた寂しさに向き合うと、この感情は手放せていけますから。

そうするとですね、現実世界にエクレアさんの心に寄り添ってくれ、寂しさを受け止めてくれる人が現れたりしますから。
また、周りの人の愛に気がつくことができる目を持つことができるようになってきます。

そうすると心は親密感で満たされ、いつもエクレアさんの心の中の安心した小さな子が住んでいる感覚になると思いますよ。

こちらの記事も参考になるかと思います。

エクレアさんの心が、1日も早く繋がり感を感じられるようになりますように。

ご質問を書いて頂き、本当にありがとうございました。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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