【Q&A】人との距離感の取り方がよくわからない

先日にお届けした心理学講座「自分らしく生きるということ」にご参加してくださった皆様、どうもありがとうございました。

その講座内でご質問を大募集しましたので、順次ブログでお答えしていきますね。

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

わかりやすい講座ありがとうございます。

母親と癒着していた期間が長く、人との境界線が曖昧になっている自覚があります。境界線をちゃんと引こうとすると、今度は必要以上に人を遠ざけてしまいます。

どうしたら適切な距離感で、人の感情につられてしまうことなく接することができるのかご教授頂けますと幸いです。

今日は昨日よりちょっと寒い感じがしているので、ドラえもんの膝掛けを足にかけています。
というわけで、今日のご質問者さんは膝掛けさんに決定!

膝掛けさん、ご質問をどうもありがとうございます。

母子癒着をしていた方には、以下のような方が多いとカウンセリングをしていると感じます。

友達や彼など、自分と近しい関係の人に、昼夜問わず悩み相談をしてしまったり、「私の辛い気持ちをわかってほしい」という気持ちが暴走して、長い時間電話などで話を聞いてもらうことをしてしまい、相手から距離を取られる。

境界線を踏み越えてしまって友達関係を壊した経験をすると、今度は「また嫌われるのでは?」と人の顔色が気になってしまう。

膝掛けさんはどうでしょうか?


目次

境界線を越えてしまう理由

境界線超えてしまう理由には、お母さんに「私の気持ちをわかってもらえなかった」体験から来ていることがとても多いのです

母子癒着が起こる原因は、お母さんとお父さんの関係がうまく行っていないから。
お父さんに愛されていない、と思ったお母さんは子供に依存してきます。

一方、子供はお母さんが大好きですから、依存するお母さんを受け入れて助けようとします。
でも本来、子供がお母さんに依存するもの。お母さんが子供に依存するのは生物学的に不自然なのです。

本当はお母さんに甘えたり、話を聞いてもらったり、気持ちを丸ごと受け入れてもらいたい、と子供は思うもの。

これが子供時代に叶わなかったので、この欲求を大人になって自分を受け入れてくれる人を友達や彼に求めていきます。

そして、対等な大人同士の関係ではなく、「こどもの私」と友達(または彼氏)という関係になってしまうので、「ねぇ話を聞いて!」「私の気持ちをわかって!」がドバーッと溢れ出て暴走してしまうのですね。

まるで駄々をこねる子供のように。

まずは自分の未完了の思いを完了させる

どうしたら適切な距離感で、人の感情につられてしまうことなく接することができるのかご教授頂けますと幸いです。

膝掛けさんが子供の頃、お母さんにわかって欲しかったお気持ちは何だったのでしょうか?
お母さんにどうしてもらいたかったのでしょうか?

まずはその気持ちに誰かに寄り添ってもらうことが大切です。



本当はお母様が良いのですが、お母様にはお母様の心の痛みがあって、「その痛みを誰かわかってよ!」というお気持ちがあるケースが多いので、もしかしたら難しいかもしれないのですが、もしも膝掛けさんのお母様が、昔はできなかったけれど今ならできるよ、という状態でしたら、お母様に膝掛けさんの子供の時わかって欲しかったことを伝えられると良いですね。

もしもお母さんは無理だし、寄り添ってもらえる人が思い浮かばない、、という場合には、カウンセラーを頼ってもらえるとサポートできると思います。

子供の頃の未完了の思いに寄り添ってもらったら、次のステップは自分の自信を取り戻すことです。

境界線を乗り越えてしまって、過去人間関係を壊してしまった(大抵相手から距離を置かれる、または完全にブロックされてしまう)経験をしていると、「私は嫌われる存在」と思い込んでしまうことがあります。

膝掛けさんはどうでしょうか?

これは境界線が引けなかったあなたが悪いわけではなく、子供の頃、お母さんにわかってほしい気持ちをわかってもらえなかった経験があるからこそ、境界線が曖昧になってしまったのですよね。

「私が悪いわけではない」という気持ちを大事にしてほしいのです。

そしてあなたが今日頑張ったこと、ちょっと振り返ってみてほしいのです。
これは昨日ブログでも扱いましたが、「できているところをみれる目」を育てていくことが大事です。

そうして自分への自信を取り戻していくことに取り組んでいくこと大事かな、と思います。

その上で次のステップは、境界線を引く練習をしていくと良いかな、と思います。

大事なのは、「相手の都合を尊重する」こと。

いつだったら話を聞く都合がつけられるのか。
どれくらいの時間だったら、大丈夫なのか。(10分なのか、30分なのか、2時間くらいは大丈夫なのか)

そこをまず聞けるようになると良いですね。

最後のステップは自分で自分の気持ちを受け取る

ちょっと残酷な話かもしれませんが、誰かにあなたの気持ちを100%わかってもらうことは不可能なのです。

なぜならあなたの気持ちはあなたのものだからです。

あなたがお友達の花子ちゃん(すみません、めっちゃ昭和感満載ですね)の気持ちが100%わからないように、花子ちゃんもあなたの気持ちは100%わからないのです。

でも、あなたの気持ちはあなたは100%わかるのですよ。
時には「あれ?私って本当はどうしたい?」と気持ちがわからなくなることもありますけれどね。

でも、こんなに悲しい、とか。
こんなに落ち込んでる、とか。

感情はわかると思うのです。
そして人は、この感情を誰かにわかってほしいと思うのですよね。

先ほどの「子供時代の未消化の思い」を抱えたまんまだと、自分で自分の気持ちを受け止めることは、ちょっとハードルが高いと感じやすいです。

なので、子供時代の未消化の思いをクリアできてから取り組んでほしい内容です。

「そっか、私、悲しいんだね」
「だよね、落ち込んじゃうよね」

と自分で自分を受け止めることは、最初は難しいかもしれません。
でも、「そうなれるように自分自身と向き合おう」という意欲が無くならなければ、いつの日か自分で受け止めることができるようになれますから。

膝掛けさんも、大丈夫です。
もしもうまくできないぞー!!と感じましたら、是非お手伝いさせてくださいね。

今回も勇気を持ってご質問書いてくださり、どうもありがとうございました。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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